シャーロック・ホームズものを除けば、最も読んだ回数の多い「ミステリ」。
「仕掛け」は一度読めばわかっているのだが、再読に耐えるとはどういうことだ?
Xの悲劇、Yの悲劇、Zの悲劇から続く、「レーン」ものを、巨匠エラリィ・クイーン(のコンビ)が敢えて別名義で執筆したのは、この一作のためであったと充分に納得できる。
生まれ育った背景や、年齢を超越して楽しめる作品だし、読後の余韻が長く続く。
陳腐ではあっても「不朽」と表現すべき作品だと思う。
ミステリ好きなら読んでおくべきであろうし、読む順は(X-Y-Z-本作)間違えてはいけないだろう。
邦題も「最後の悲劇」でなく原題(Drury Lane's Last Case)=「ドルリー・レーン最後の事件」がやはり適切であると思う。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
レーン最後の事件 (創元推理文庫 104-4) 文庫 – 1959/11/8
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,210","priceAmount":1210.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,210","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"LoL68sZwcek0cRIPjcL0lZEkzE04By1v7VmakOQEkE20MjZ5iqsWN5ptfkIfB8aFQ4Lt5tUAmta6LZQt3xd9HoQGe3OjazPnv0baGCpW9dSEYRo%2FLHSDmV1EqBa056d6","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
サム警部のもとに現われた七色のひげの男が預けていった手紙の謎は? シェークスピアの古文書をめぐる学者たちの争いは、やがて発展して、美人のペーシェンスを窮地におとしいれ、聾者の名探偵レーンを巻きこむ。謎また謎の不思議な事件つづき。失踪した警官の運命は? ロス名義の名作4編の最後を飾る、ドルリー・レーン最後の名推理。
- 本の長さ404ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1959/11/8
- ISBN-104488104045
- ISBN-13978-4488104047
よく一緒に購入されている商品
対象商品: レーン最後の事件 (創元推理文庫 104-4)
¥1,210¥1,210
最短で5月29日 水曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1959/11/8)
- 発売日 : 1959/11/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 404ページ
- ISBN-10 : 4488104045
- ISBN-13 : 978-4488104047
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,540位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 237位創元推理文庫
- - 337位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 520位英米文学
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年4月8日に日本でレビュー済み
すべてはドルリー・レーンという人物を語るためにあったのです。「X」ではその登場。「Y」では彼に「狂気」に立ち向かわせ、「Z」では彼に対してもう一人の、かつ真の探偵役となるペーシェンスが登場。そして本作において、ドルリー・レーンは読者に思いもよらぬ姿を現わし、これを最後に舞台から永久に去るのです。
今回の彼の役は「探偵」ではありません。「最後のあいさつを送る演劇界の長老」が彼の役なのです。
事件や謎についてくだくだと語るのは野暮でしょう。これは老俳優の最後の舞台。鑑賞する我々は彼らが演じる物語に耽溺し、巧みな演技と演出に誘い込まれ、そして驚くべき結末に喝采をもって彼の最後を送るべきです。
ドルリー・レーン。「探偵」を演じた狂気のごとき俳優。
『彼は潔く去り、彼の負目を償えりと聞く、
されば、神よ、彼とともにいませ!』
また会う日まで――― ドルリー・レーン
今回の彼の役は「探偵」ではありません。「最後のあいさつを送る演劇界の長老」が彼の役なのです。
事件や謎についてくだくだと語るのは野暮でしょう。これは老俳優の最後の舞台。鑑賞する我々は彼らが演じる物語に耽溺し、巧みな演技と演出に誘い込まれ、そして驚くべき結末に喝采をもって彼の最後を送るべきです。
ドルリー・レーン。「探偵」を演じた狂気のごとき俳優。
『彼は潔く去り、彼の負目を償えりと聞く、
されば、神よ、彼とともにいませ!』
また会う日まで――― ドルリー・レーン
2018年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何だか盛り上がらない展開で読むのに苦労するほど退屈。が、終盤は俄然ヒートアップし、ラストは驚天動地の結末に、序盤から読み直して伏線が張られていたのか確認する事になった。それにしてもこの結末は「X」「Y」「Z」の先行3作品を伏線に使うウルトラC級の大技であり、その構想力だけでミステリ史に残る衝撃。
だが退屈な序盤など欠点も多く、満点評価は出来ない。衝撃的なラストから読み直しても、どうしても納得出来なかったのは犯行動機であるが、俗人には理解出来ない。それに凶器を持って荒らし回り、人まで殺す粗暴さと真犯人像はとても結び付かない。だからこそ衝撃的なのだけど、アンフェアではないのだろうか。
だが退屈な序盤など欠点も多く、満点評価は出来ない。衝撃的なラストから読み直しても、どうしても納得出来なかったのは犯行動機であるが、俗人には理解出来ない。それに凶器を持って荒らし回り、人まで殺す粗暴さと真犯人像はとても結び付かない。だからこそ衝撃的なのだけど、アンフェアではないのだろうか。
2014年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クイーンの名作である「Xの悲劇」、「Yの悲劇」、「Zの悲劇」及び「レーン最後の事件」を一気に読むことに決めて購入した。以前に読んだ経験が有り、主要なトリックや印象的な犯人は覚えていたものの、細部については忘れており、新たに読んだのと代わりがないくらい楽しめた。
初読の際に、エラーリー・クインの他の作品は余り好きではないがこのシリーズは面白かったと感じたことを思い出した。
クイーンの良さを発見したので、今後は他の作品も読もうかと考えているところです。
初読の際に、エラーリー・クインの他の作品は余り好きではないがこのシリーズは面白かったと感じたことを思い出した。
クイーンの良さを発見したので、今後は他の作品も読もうかと考えているところです。
2007年11月27日に日本でレビュー済み
X,Y,Zと続いてきて、そして、最後の最後に大どんでん返し。他の文庫では、「最後の悲劇」とも呼ばれているドルリー・レーンもの悲劇4部作の最終章。「Yの悲劇」が、エラリー・クイーンの最高傑作とも言われているが、私は、X、Y、Zすべてこの最終章を導くための伏線であったと考える。最後の1〜2ページにドルリー・レーンの思いがすべてこもっている、ペイシェンス・サムの思いがすべてこもっている、そして読者を引きつけてやまないミステリー作家エラリー・クイーンに対する絶賛の拍手を送るのだ。
2012年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
訳が下手すぎて常にイライラさせられる。
中学生が訳したかのような直訳だった。
中学生が訳したかのような直訳だった。
2002年11月12日に日本でレビュー済み
レビューですが、内容云々は語るべきではないでしょう。
面白い作品であることは間違いありません。伝えたいことは一つ、
本作の前にXの悲劇、Yの悲劇、Zの悲劇を必ず読みましょう。
私にとっては面白いというより、絶対に忘れることの出来ない
最高の作品です。部屋で一人きりの夜中、暗めの照明でじっくり
読むことをお薦めします。
面白い作品であることは間違いありません。伝えたいことは一つ、
本作の前にXの悲劇、Yの悲劇、Zの悲劇を必ず読みましょう。
私にとっては面白いというより、絶対に忘れることの出来ない
最高の作品です。部屋で一人きりの夜中、暗めの照明でじっくり
読むことをお薦めします。
2003年8月6日に日本でレビュー済み
xyzの後、最後に読むべき本なのですが、
最後の最後に、いろんな思いの入り混じった
なんとも言えない気持ちにさせられ、
叫び出しそうになりました。
私にとって、叫びそうになる本は
未だこの本しか、ありません。
最後の最後に、いろんな思いの入り混じった
なんとも言えない気持ちにさせられ、
叫び出しそうになりました。
私にとって、叫びそうになる本は
未だこの本しか、ありません。