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黒衣婦人の香り (創元推理文庫 108-2) 文庫 – 1976/3/19
『黄色い部屋の謎』事件から二年、ルールタビーユは再び謎に巻き込まれた。南仏海岸の幻想的な古城砦を舞台に、奇怪な、そして意外な出来事が連続する。その影に見えかくれする亡霊にも似たバルメイエの姿におびえる人々。前作でついに明かされることのなかった〈黒衣婦人の香り〉の秘密がそのヴェールを脱ぐファン必読の書。完訳決定版。
- 本の長さ374ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1976/3/19
- ISBN-104488108024
- ISBN-13978-4488108021
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1976/3/19)
- 発売日 : 1976/3/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 374ページ
- ISBN-10 : 4488108024
- ISBN-13 : 978-4488108021
- Amazon 売れ筋ランキング: - 321,454位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 516位フランス文学 (本)
- - 1,136位創元推理文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黄色い部屋の謎で・・・あれ?もしかしたら、の謎がわかった。主人公の生い立ちをめぐることがきちんと書かれていたので。ただ
後は尻すぼみ。いきなりというより黄色い部屋の謎を読んだ後に「楽しんで」読んでほしい
後は尻すぼみ。いきなりというより黄色い部屋の謎を読んだ後に「楽しんで」読んでほしい
2022年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『黄色い部屋』を読んだ以上、続編も読まなくては…と思って読みました。
まず字が小さくて読みにくかったです。
また語り手であるサンクレールの心情が長々と書かれていてめんどくさい。
変装にも無理があるなあ。
まあ昔の小説だから仕方がないかと思っている。
まず字が小さくて読みにくかったです。
また語り手であるサンクレールの心情が長々と書かれていてめんどくさい。
変装にも無理があるなあ。
まあ昔の小説だから仕方がないかと思っている。
2008年1月6日に日本でレビュー済み
オペラ座の怪人は、最初は音楽で、次に映画で、最後に原作を読みました。
映画の印象が強いので、原作をしっかり消化できたように思えなかったので、
ルルーの他の著作を読もうと思って、次に「黄色い部屋の謎」を読みました。
その後、この本を手に取りました。
ミステリーがすごく好きという訳ではありませんが、
オペラ座の怪人よりは、容易に読み進むことができました。
黄色い部屋の謎よりも、低い評価をされる方が多いようですが、
買って損したということはありませんでした。
ps.
オペラ座の怪人は、内容をうまく読み取れなかったので、
3種類の翻訳を読みました。
映画の印象が強いので、原作をしっかり消化できたように思えなかったので、
ルルーの他の著作を読もうと思って、次に「黄色い部屋の謎」を読みました。
その後、この本を手に取りました。
ミステリーがすごく好きという訳ではありませんが、
オペラ座の怪人よりは、容易に読み進むことができました。
黄色い部屋の謎よりも、低い評価をされる方が多いようですが、
買って損したということはありませんでした。
ps.
オペラ座の怪人は、内容をうまく読み取れなかったので、
3種類の翻訳を読みました。
2008年10月11日に日本でレビュー済み
あの名作「黄色い部屋の謎」で名探偵役を務めるルールタビーユだが、奇矯な性格の彼が作中でしばしば口にする「黒衣婦人の香り」と言う謎の言葉は、物語の進行を無意味に引き伸ばす手段のように思われた(新聞連載のため、ある程度の"ほのめかし"と長さが必要だったのだ)。
本作は、その「黒衣婦人の香り」の意味を解き明かすために書かれたものだが、本格ミステリ風のトリックや犯人当てを期待すると、完全に裏切られる。ルルーにとって、ミステリは「黄色い部屋の謎」一作で、「オペラ座の怪人」を含め他の作品はルルーの叙情性を披瀝したものなのだ。書かれた時代を考慮しても、古臭い感傷が鼻に付き、「黄色い部屋の謎」の再現を期待した読者には失望感を与える作品。
本作は、その「黒衣婦人の香り」の意味を解き明かすために書かれたものだが、本格ミステリ風のトリックや犯人当てを期待すると、完全に裏切られる。ルルーにとって、ミステリは「黄色い部屋の謎」一作で、「オペラ座の怪人」を含め他の作品はルルーの叙情性を披瀝したものなのだ。書かれた時代を考慮しても、古臭い感傷が鼻に付き、「黄色い部屋の謎」の再現を期待した読者には失望感を与える作品。
2005年12月12日に日本でレビュー済み
有名な『黄色い部屋の謎』の続編。
事件から2年が経ち、マチルドとダルザック氏との結婚式が行われます。ところが新婚旅行の途中で死んだと思われていたバルメイエが出現したため事態は急変。匂いフェチでありマザコンでもあるルールタビーユが稀代の悪党と再び対決するというお話です。
本作では前作では一応謎となっていた「黒衣婦人の香り」という言葉やルールタビーユの生い立ちが明らかになっています。前作の犯人も登場しますのでこの作品から読み始めるのは絶対に止めた方がいいですね。
アルセーヌ・リュパンの作品ならそういうものとして許されるかもしれませんが、バルメイエの変装技術は最早現実味があるものとは思えず前作がなまじ本格推理小説の体裁を取っていただけに失望もひとしおです。
また、文章についてもやたら感嘆符が登場してこちらをウンザリさせてきます。構成も特に物語に必要の無いと思われる部分が多く、推理小説ではなくスリラーであるという指摘にも頷けるでしょう。
事件から2年が経ち、マチルドとダルザック氏との結婚式が行われます。ところが新婚旅行の途中で死んだと思われていたバルメイエが出現したため事態は急変。匂いフェチでありマザコンでもあるルールタビーユが稀代の悪党と再び対決するというお話です。
本作では前作では一応謎となっていた「黒衣婦人の香り」という言葉やルールタビーユの生い立ちが明らかになっています。前作の犯人も登場しますのでこの作品から読み始めるのは絶対に止めた方がいいですね。
アルセーヌ・リュパンの作品ならそういうものとして許されるかもしれませんが、バルメイエの変装技術は最早現実味があるものとは思えず前作がなまじ本格推理小説の体裁を取っていただけに失望もひとしおです。
また、文章についてもやたら感嘆符が登場してこちらをウンザリさせてきます。構成も特に物語に必要の無いと思われる部分が多く、推理小説ではなくスリラーであるという指摘にも頷けるでしょう。
2004年10月30日に日本でレビュー済み
この本はあの有名な黄色い部屋の秘密の続編です。したがって黄色い部屋と比較するとトリックや犯人当ての醍醐味はありませんが。黄色い部屋に出てきた黒衣婦人の謎が明らかになると思うとこの本は読む価値があると思います。また黄色い部屋ではストーリー状納得のいかない人もこの本を読めばすべて解決される事でしょう。黄色い部屋を読んだ人なら完結させる意味も含めてこの本を読むことをおすすめします。