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マシューズ家の毒 (創元推理文庫) 文庫 – 2012/3/22

3.7 5つ星のうち3.7 6個の評価

嫌われ者の家長が突然死を遂げた。高血圧なのに油っこいカモ料理を食べたせいだとその姉は主張するが……。巨匠セイヤーズが認めた実力派が、練りに練った傑作本格ミステリ。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2012/3/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/3/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 371ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488127126
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488127121
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 6個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年8月20日に日本でレビュー済み
いやまぁ、主要登場人物=容疑者たちが饒舌で饒舌で(笑)。
読んでいて、「うるさいよっ、アンタたち!!」という感じでした。
身内同士の執拗にして辛辣な言葉の応酬にげんなり。
渡鬼じゃないんだから。

もう誰が犯人でもいいよっ、べつに!

という気になりかける読者に、やがて訪れるサプライズな瞬間。
うわぁ〜、そうだったんだ〜〜〜
オチの切れ味はなかなかですよ。
あなどれません。
「ロマンス」については、まぁ、ご愛嬌、という程度で・・・・
二件落着で平和に包まれたかのようなマシューズ家ですが、まだまだ予断はゆるさない?
ちなみに、私は「紳士と月夜の晒し台」も読んだはずなのに、どんな内容だったかまったく記憶がありません(苦笑)。
もう一度読むっきゃない?
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月20日に日本でレビュー済み
日数の経過してしまった毒殺事件を警察が立証するとなると、こういう解決方法しかもっていきようがないなと思えるような内容。
序盤・中盤までは容疑者が沢山いてそのやり取りが面白いが、中盤以降話は見えてくる。
推理の部分は殆ど無くなくて、警察が出し抜かれたような形で終わる幕切れの後味もあまり良くない。唐突なロマンスも面食らう。(ロマンス作家だから入れたかったのだろう)
脱力して読むとそこそこ楽しいと思うが、本格物を期待すると何かねと思うような内容でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月2日に日本でレビュー済み
 Georgette Heyerの『Behold, Here's Poison』(1936年)の翻訳。
 『紳士と月夜の晒し台』に続くハナサイド警視ものの第2弾。
 嫌~な感じの一族で起きた毒殺事件を扱っている。登場人物はみんな感じが悪く、それをねちっこく描写していくあたりが、いかにもイギリスっぽい。そして、最後にはいちばんいけすかないと思われた人物が好ましく思えてくるのだから不思議だ。
 そのあたりの人間模様を楽しむべき一冊。
 トリックや真犯人には、あまり期待しない方がいいだろう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年4月15日に日本でレビュー済み
イギリスの往年の著名なロマンス作家ヘイヤー女史が著した素晴らしい出来栄えの本格ミステリー長篇シリーズ第2弾です。昨年日本に初めて紹介された著者の推理小説「紳士と月夜の晒し台」はミステリーを読み慣れた通の方をも唸らせ大満足させる見事な傑作でした。今回のあらすじを読むと、多すぎる動機と容疑者たちという前作と似た構成の物語の様でしたが、流石に老練な著者らしく本作もまた決してワンパターンでない巧緻な企みが仕掛けられた更に面白い極上の逸品だと感じました。
日頃から家族に嫌われていた実業家グレゴリー・マシューズが自宅で突然の死を遂げる。当初は自然死と思われたが親族が求めた検死の結果ニコチンによる毒殺と判明する。早速捜査に乗り出したハナサイド警視は、またもや多すぎる容疑者たちを前にして苦労するのだった。事件は決め手を欠いたままで進み、やがてマシューズ家に第二の死が・・・・。
今回も著者の企みを秘めた技巧は誠に冴えていて、冒頭から執拗に描かれる病的な倹約家ハリエットを中心とする女性上位の容疑者たちのいがみあいの口喧嘩、謎の紳士ハイド氏の浮上と続いての急な死亡広告と、後から考えると真相にもう少しで届きそうな所で変化に惑わされて上手く気を逸らされた事に気づきます。予想もしない意外な真犯人を暴くには相当に論理の飛躍が必要ですが、それでも見事に騙された鮮やかな仕掛けには大満足しました。そして作者は本書でも後半に思いも寄らない男女の不思議な恋愛劇を用意していまして、二人の感情が高まる興奮のプロポーズの場面を描く腕は確かで、読みながら思わず胸がキュンとなるでしょう。最後に今回は前作で活躍した弁護士が完全に乗り気でなく、主役のハナサイド警視が最後にバッチリ決めてくれるだろうと信じて安心して読んでいたのに、またもや結局は奇矯な伊達男に手柄を独り占めされたのがとても残念で悔しかったです。
ああ、それにしてもハナサイド警視は普通の事件では有能なプロの名探偵に違いないのに、飛び切りの厄介な難事件になると気の毒に毎回一番美味しい所を脇役に持って行かれる運命なのでしょうか。きっとこれは著者がわざと逆パターンにして名探偵物のパロディの意味で楽しんで書かれた為なのでしょうが、でも次回こそは三度目の正直でハナサイド警視の立派な晴れ姿の活躍が読めるだろうとの希望を持って3作目を楽しみに待ちたいと思います。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月29日に日本でレビュー済み
1930年代を舞台にした毒殺本格ものである。ヘイヤーは初読。
ロンドン郊外の屋敷で起きた毒殺事件。スコットランドヤードの警視が乗り出しての捜査が始まるが、現場は保存されていない、関係者の証言は信用できないわ、話はあっちこっちに飛ぶわの一大騒ぎに。そしてついに第2の殺人、さらに明らかになる衝撃の事実・・・、という感じの全体像だ。

読後感としては、意外な犯人像も面白いが、全編にまき散らされたレッドへリング情報これでもかー、というところが本作の特徴ではないか。登場人物たちがひとくせもふたくせもある者ばかり。やたらとステレオタイプでもあるのだが、わざわざ会話を混乱させてみたり、軽口なのか本気なのかわからない会話文が大量にあったりして、ちょっと読むのに疲れるところもある(翻訳も大変だったに違いない)。まぁ、このあたりがユーモアとして書き込まれた要素、ということなんでしょう。これを楽しめるかどうかが、本作を楽しく読めるかどうかにかかっているかも。翻訳がよいのか、案外サクサク読めます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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