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ウィンブルドン (創元推理文庫) 文庫 – 2014/10/31
ラッセル・ブラッドン
(著),
池 央耿
(翻訳)
テニスの最高峰・ウィンブルドン決勝。ふたつの若き才能が火花を散らす白熱の名勝負の裏で同時進行する犯罪計画! スポーツ小説とミステリを融合した大傑作、堂々の復活!
- 本の長さ381ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2014/10/31
- ISBN-104488204082
- ISBN-13978-4488204082
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2014/10/31)
- 発売日 : 2014/10/31
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 381ページ
- ISBN-10 : 4488204082
- ISBN-13 : 978-4488204082
- Amazon 売れ筋ランキング: - 358,622位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,344位創元推理文庫
- - 2,097位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったです。 迅速にかつきちんとした状態で届きました。楽しみに待った甲斐がありました。
2014年11月1日に日本でレビュー済み
原題 The Finalists(原著1977年刊行)
久しぶりに再読したが、これは爽快な青春小説として、テニスをダイナミックに描いたスポーツ小説として、緊迫感溢れるタイムリミット物のサスペンスとして、やはり第一級の傑作だ。
何より、生まれ育ちも性格も正反対な二人の少年がテニスを通して厚い友情を育んでいく姿を説得力豊かに描いて、これほど清々しい物語は稀有であり、青春への郷愁に胸が熱くなる。そして克明なテニスの試合描写がプロットに有機的に絡み、不可分な要素としてサスペンスを醸成していく展開が素晴らしい。
東西陣営の冷戦期という時代背景や、テニスのルールにあまり詳しくなくても誰もが面白く読める事、そして格別に清涼な読後感は確実。
久しぶりに再読したが、これは爽快な青春小説として、テニスをダイナミックに描いたスポーツ小説として、緊迫感溢れるタイムリミット物のサスペンスとして、やはり第一級の傑作だ。
何より、生まれ育ちも性格も正反対な二人の少年がテニスを通して厚い友情を育んでいく姿を説得力豊かに描いて、これほど清々しい物語は稀有であり、青春への郷愁に胸が熱くなる。そして克明なテニスの試合描写がプロットに有機的に絡み、不可分な要素としてサスペンスを醸成していく展開が素晴らしい。
東西陣営の冷戦期という時代背景や、テニスのルールにあまり詳しくなくても誰もが面白く読める事、そして格別に清涼な読後感は確実。
2015年8月20日に日本でレビュー済み
ずっと以前書評でとてもほめてあって読みたいと思っていました。錦織圭くんのおかげで日本人にもぐっと身近になったウインブルドンが舞台の 若い二人の一瞬の刻。嫉妬などとは無縁の友情がほんとに美しく でも私は天才ではないキングにこの場は優勝させたいと応援しました。
このあと彼らの生きる道は今までのようではないでしょうが 親友というものは離れていても心のつながりは決して絶たれることはないですから。
キングの家族もいい雰囲気ですし なにより女王さまのかっこいいこと。まわりは少し困っていましたが。
おすすめの1冊です!
このあと彼らの生きる道は今までのようではないでしょうが 親友というものは離れていても心のつながりは決して絶たれることはないですから。
キングの家族もいい雰囲気ですし なにより女王さまのかっこいいこと。まわりは少し困っていましたが。
おすすめの1冊です!
2016年2月9日に日本でレビュー済み
凄く爽やかで面白い小説だった!じわじわ感動した。
もっともっと二人の活躍を追いたいくらい。多分彼はこの先、昨今のジョコビッチのような全盛黄金期を迎えるのでしょう。で、彼はフェデラーみたいに長く活躍するといいな。…ヒューイットかな
バックハンドのくだりやツァラプキンの使用ラケット数少なっ!とか、今と変わってる部分や変わってるようで変わってない部分やらも面白いです。作者の視点が所謂見る専なテニスファンそのものであることから、難しい表現は一切なく分かりやすく描かれているので(反面スポーツとしてのテニスの魅力はこの小説ではあまり描かれなかった!笑)テニスに興味なくてもきっと楽しめると思います。テニスに興味なくてもこの本が楽しめた人は、本当に面白いスポーツなので是非テニスに興味持ってほしいです。
二人の友情と成長がとても清々しく描かれているので読了後には満足感とこれで終わりかと思うと切ない気持ちになりました。
最初はツァラプキンという慣れない名前に違和感を覚えて感情移入しにくい気がしたのですが、最後の方では愛おしい響きに変わってました。
もっともっと二人の活躍を追いたいくらい。多分彼はこの先、昨今のジョコビッチのような全盛黄金期を迎えるのでしょう。で、彼はフェデラーみたいに長く活躍するといいな。…ヒューイットかな
バックハンドのくだりやツァラプキンの使用ラケット数少なっ!とか、今と変わってる部分や変わってるようで変わってない部分やらも面白いです。作者の視点が所謂見る専なテニスファンそのものであることから、難しい表現は一切なく分かりやすく描かれているので(反面スポーツとしてのテニスの魅力はこの小説ではあまり描かれなかった!笑)テニスに興味なくてもきっと楽しめると思います。テニスに興味なくてもこの本が楽しめた人は、本当に面白いスポーツなので是非テニスに興味持ってほしいです。
二人の友情と成長がとても清々しく描かれているので読了後には満足感とこれで終わりかと思うと切ない気持ちになりました。
最初はツァラプキンという慣れない名前に違和感を覚えて感情移入しにくい気がしたのですが、最後の方では愛おしい響きに変わってました。
2003年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オーストラリアのテニス世界ランキング2位、ゲイリー・キングと、ロシアの天才テニスプレイヤー、ヴィサリオン・ツァラプキンの物語。二人は出会い、まるで本当の兄弟のような友情を結ぶ。そして、ツァラプキンのロシアからの亡命。二人はいつしか最大のライバル同士となります。そのクライマックスは、ウィンブルドンの決勝戦。その決勝戦に脅迫状が届けられる。その要求を呑まなければ、観戦中の女王と、試合の勝者を抹殺する。と ・・・ そこから、決勝戦での二人の迫真のプレイ描写、迫真のサスペンスが始まります。テニスなんかがサスペンス小説の素材なんかになるわけがない。・・・ とんでもありません。一級のサスペンス小説、一級のスポーツ小説がここにあります。そして、ヴィサリオン・ツァラプキン、特別、魅力的なそのキャラクター。
2007年3月4日に日本でレビュー済み
ミステリの中にスポーツを取り入れる趣向はクィーンが短篇でしばしば試みているが、本作はテニスの聖地ウィンブルドンを舞台に、スポーツの熱戦をより濃密に描き、しかも脅迫劇によるサスペンス性は充分、おまけに友情小説の趣向を取り入れるという贅沢さ。
主人公はオーストラリアのキングと旧ソ連のツァラプキン(後に亡命する)。二人はライバルなのだが、いつしか友情を感じるようになる。先の亡命話もキングが手を貸そうとするくらいだ。その二人がウィンブルドンの決勝のセンター・コートで合い間見える事になる。ところが一方で脅迫状が届き、要求を飲まなければ観戦中の女王と試合の勝者を殺害するというのだ。二人の真剣勝負と捜査状況がカットバックで描かれ、いやが上にも緊迫感が高まる。巧みなストーリー展開と言える。
テニスの発祥の地イギリスでも聖地とされるウィンブルドンを舞台にして、二人の若者の友情と激しい戦いを脅迫劇を背景として描いた贅沢なサスペンス小説の傑作。
主人公はオーストラリアのキングと旧ソ連のツァラプキン(後に亡命する)。二人はライバルなのだが、いつしか友情を感じるようになる。先の亡命話もキングが手を貸そうとするくらいだ。その二人がウィンブルドンの決勝のセンター・コートで合い間見える事になる。ところが一方で脅迫状が届き、要求を飲まなければ観戦中の女王と試合の勝者を殺害するというのだ。二人の真剣勝負と捜査状況がカットバックで描かれ、いやが上にも緊迫感が高まる。巧みなストーリー展開と言える。
テニスの発祥の地イギリスでも聖地とされるウィンブルドンを舞台にして、二人の若者の友情と激しい戦いを脅迫劇を背景として描いた贅沢なサスペンス小説の傑作。
2015年3月25日に日本でレビュー済み
なんだか久しぶりに面白い小説を読んだような気がする。真っ当で面白い小説は滅多に無い。登場人物のキャラクターが全て立っている。クリアである。時の経つのを忘れて一気読みした。
2005年3月23日に日本でレビュー済み
テニスの世界四大大会の中でも最も格式が高いといわれるイギリス ウィンブルドン大会。その男子シングルス決勝に残ったのは、ロシア出身の若手のホープとオーストラリア出身の世界ランク2位の強豪。親友どうしの二人の白熱した試合の影では、観戦に訪れた女王陛下暗殺の陰謀が進んでいた。
これはおもしろい!!テニスの決勝戦の試合と暗殺事件が交互に書かれていて、どちらも手に汗握る展開、ではあるのですが、読みすすめるうちにテニスの試合のほうがより気になってきて、間に挟まる暗殺事件を読むのがもどかしくさえ感じてしまいます。もちろん、試合と事件の二つを少しずつ書いていくことでサスペンス感が盛り上がっているのですが、たとえ事件がなかったとしても、一級のスポーツ小説として通用するでしょう。
それにしても、決勝戦を戦う二人のなんとイキイキと描かれていることか。流れる汗、肩でつく息、臨場感タップリに迫ってきます。一つのことに本気になって汗を流す人の姿は美しい。ヒマがあると本読みばかりしてないで、タマには外に出て体を動かしてみようかな。
これはおもしろい!!テニスの決勝戦の試合と暗殺事件が交互に書かれていて、どちらも手に汗握る展開、ではあるのですが、読みすすめるうちにテニスの試合のほうがより気になってきて、間に挟まる暗殺事件を読むのがもどかしくさえ感じてしまいます。もちろん、試合と事件の二つを少しずつ書いていくことでサスペンス感が盛り上がっているのですが、たとえ事件がなかったとしても、一級のスポーツ小説として通用するでしょう。
それにしても、決勝戦を戦う二人のなんとイキイキと描かれていることか。流れる汗、肩でつく息、臨場感タップリに迫ってきます。一つのことに本気になって汗を流す人の姿は美しい。ヒマがあると本読みばかりしてないで、タマには外に出て体を動かしてみようかな。