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エアーズ家の没落下 (創元推理文庫) 文庫 – 2010/9/18

4.0 5つ星のうち4.0 18個の評価

医師と令嬢の恋が不器用に進行していく一方で、館と一家に起きる悲劇は止まらない。滅びゆく上流階級の姿を美しく哀切に描ききる、たくらみに満ちたブッカー賞最終候補作。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2010/9/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/9/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 448825408X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488254087
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 18個の評価

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サラ・ウォーターズ
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原題のリトルストレンジャーのままのほうが、余程内容に合ってると思いますけど、なぜこんな邦題つけたんだろう。原題はこの作家の婉曲的な示唆が表れていると思います。
たしかに荊の城や半身に比べて、ドキドキ感は少ないかもしれませんが、読者の想像力で拾うに任せて抑制された伏線を引くあたりが、流石サラウォーターズ、と思わされました。
決して特別刺激的なストーリーではありませんが(なので肩透かしと思われる方もいるかと)、丁寧な描写で登場人物の細かな心の動きに引き込まれて、自分が領主館の冷え冷えした天井の高い、かつては華やかだった場所の片隅に立って、覗き見るような気持になります。
BBCのちょっと時代設定が古いドラマなどが好きな方には楽しめるのではないかと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
次々と屋敷での怪奇現象が起き、不気味な落書きが見つかったあたりからは怖くて夜読めないくらいゾクゾクさせられた。
ここからさらにジェットコースターのように盛り上げてくれるのかと思いきや、
物語は先生と令嬢の愛憎劇にシフトしたのち、悲しい結末を迎える。
(スーザンの死に何か恐ろしい裏があるのでは?)(スーザンが実は今も屋敷の一角で幽閉されてんじゃないか?)とか
いろいろ想像しながら読み進めましたがその辺は思ったよりアッサリしていて、
ロデリックは結局病院に入れられて以降ほとんど出番なしだったのでもうひとひねりあって欲しかった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あとがきにも書かれていますが、一度通読してから原題を意識して読み直すと、ずいぶんと印象が変わる作品です。

二度楽しめる、という意味では上手い邦題なのかな?

同じ作者の「半身」や「茨の城」のような展開を期待すると、やや肩すかしな感じを受けるかもしれません。けれど、広大な領主館という舞台を、時には暖かく、時に美しく、時に不気味にと自由自在に変容させ、登場人物たちと読者を翻弄する作者の手腕には、まさに脱帽です。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年2月13日に日本でレビュー済み
かつてのイギリス上流階級の没落を描いたミステリとオカルトの
中間のような作品です。この作家の持ち味はこのどんよりとした
空気や独特の暗さだと思っていますが、それが存分に味わえます。

ただ謎解きはきちんとはされていませんので、はっきりとした
結末を知りたい人には向かないと思います。

個人的には、この作者の同性愛ものはもういいやと思っていましたが、
この作品のように基本的にノーマルな人しか出てこないと、それはそれで
少し物足りない感じがしました。不思議なものです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年11月24日に日本でレビュー済み
これで終わり?、それほど怖くないけれど、、と思って他のレビューを見てみて、原題タイトルが示唆していることが結論と理解するのがやはり落ち着くところなのかと思いました。ナレーター役の独身医師の、出自と異なる階級へ移ることに伴う苦い経験の蓄積が読後に残りました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年11月17日に日本でレビュー済み
まさかの展開でした。エアーズ家に何があったのか。
確かにあとがきを読んでストンとするところがあります。

原題を意識していなかったところに まさかの落とし穴…。

領主館という閉ざされた中で 次々と不可解なことがおこる。

ファラデー医師が欲したのは過去の輝かしい領主館だったのか?
それとも…

誰もが幻に襲われている…そんな感じがしました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年2月17日に日本でレビュー済み
’10年、「このミステリーがすごい!」海外編、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門で共に第7位となった、英国の女流作家サラ・ウォーターズの長編第5作。2作目の『半身』(’99年)、3作目の『荊の城』(’02年)は、邦訳された’03年と’04年に「このミス!」の第1位を連覇している。
また、講談社の文庫情報誌『IN★POCKET』の’10年11月号「2010年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で「総合」第20位、「読者が選んだ」部門第17位、「翻訳家&評論家が選んだ」部門同点第17位にランクインしている。
さらに、『荊の城』、第4作の『夜愁』、本書と、3作続けて受賞には至らなかったが、英国および英連邦文学の最高峰「ブッカー賞」にノミネートされた。

時は第二次大戦が終わって間もない頃、イングランド中部のウォリックシャー地方で200年余の伝統を守ってきた、エアーズ家が所有するハンドレッズ領主館。10才の子どもの頃にその隆盛に憧れを抱いていた‘私’こと男やもめの医師ファラデーは、自宅兼診療所のあるリドコート村から8キロの距離にあるその館に30年ぶりに主治医の代役でメイドの往診に訪れる。館は、見る影もなく落ちぶれて、先代の未亡人とその娘キャロラインと息子ロデリックの3人だけが、通いの家政婦とたったひとりの住み込みのメイドと暮らし、いまや凋落の一途をたどっていた。

ストーリーは、ひんぱんに出入りするようになった‘私’の視点から、一年間の館で次々と起こる、住人を恐怖と狂気に陥れる怪事件と怪現象の数々が、‘私’のキャロラインへの熱烈な恋心と併せて描かれる。そしてついに二重・三重の悲劇が・・・。

私は、はじめはダフネ・デュ・モーリアの『レベッカ』を連想したが、すぐにホラー映画『悪魔の棲む家』を思い浮かべた。本書をゴシック・ロマンと評するむきもあるが、私はホラーを軸とした「時代の進歩に取り残された誇り高き自滅」の物語であり、「過去に固執した名家の滅びの美学」の結晶のように思われた。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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