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カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫) 文庫 – 2018/9/28

4.2 5つ星のうち4.2 921個の評価

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【本屋大賞翻訳小説部門第1位獲得! ついに5冠達成! !ミステリを愛するすべての人々に捧げる驚異の傑作】
2019年本屋大賞翻訳部門第1位
『このミステリーがすごい! 2019年版』第1位
『週刊文春ミステリーベスト10 2018』第1位
『ミステリが読みたい! 2019年版』第1位
『2019本格ミステリ・ベスト10』第1位

◎朝日新聞書評欄「売れてる本」に掲載されました (2019年1月12日付、評者・杉江松恋氏)


ミステリ界のトップランナーが贈る、すべてのミステリファンへの最高のプレゼント!
1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。病を抱えた名探偵アティカス・ピュントの推理は――。現代ミステリのトップ・ランナーによる、巨匠アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ作品!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2018/9/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/9/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 345ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488265073
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488265076
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 1.5 x 14.9 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 921個の評価

著者について

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アンソニー・ホロヴィッツ
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イギリスを代表する作家。ヤングアダルト作品〈女王陛下の少年スパイ! アレックス〉シリーズがベストセラーに。また、人気テレビドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認のシャーロック・ホームズ・シリーズの新作長編『シャーロック・ホームズ 絹の家』などを手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』では『このミステリーがすごい!』『本屋大賞〈翻訳小説部門〉』の1位に選ばれるなど、史上初の7冠に輝く。さらにホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ『メインテーマは殺人』『その裁きは死』でもすべてのランキングで1位に選ばれ、3年連続で年末ミステリランキングの完全制覇を達成した。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
921グローバルレーティング

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上巻は古典ミステリ、下巻は駄作(後半にネタバレあり
1 星
上巻は古典ミステリ、下巻は駄作(後半にネタバレあり
古典ミステリをリスペクトとしたという当作、良いオマージュでもあるのかなと思ったら命名規則のメタな話くらいで、クリスティの7人のインディアンも本編には関係なかった。以下ネタバレ含むため注意ーーーーーーーーーーーーーーー上巻が古典ミステリ、下巻がそのメタな作品ないミステリと現実がリンクするのだが、そのくらいが発想として新鮮なくらいで、iPhoneや iPadが出てくる時代にそんな簡単に警察欺けるわけないだろっというのと、筆者(編集者)がこんな熟練の探偵のように思考が行くのか?というところで、あまりにも荒唐無稽すぎた。上巻の犯人を列挙したり、それぞれの登場人物の視点での描き方も冗長的で、古典ミステリでもここまでではない。その割に情景描写は稚拙で古典ミステリオマージュなのにそこは適当なの?と疑問に思った(古典ミステリは内装やそれこそ殺害された現場の描写がもっと丁寧)このミスに選定されたのはメタ的発想でだとは思うが、上下巻文庫のこの無駄な長さなのにベストセラーになったのは理解し難い。そしてアティカスピュントのモジリも本当にしょうもない。ミステリ書くのが嫌いだったとしてもそこまでする?というのと、題名くらい無断で変えて仕舞えば良いのでは?ととにかく下巻の動機や端末が酷かった。久々に時間の無駄をしてしまった。2度とこの作者の作品は買わない。
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月26日に日本でレビュー済み
作者はドラマのFoyles War 刑事フォイルでなじみがあったので私にとっては最高の作品でした。入れ子というんですか物語のなかに物語が二重になっているのはスティーブンキングのTheBodyやサリンジャーの笑い男でも読んだことがありますが何といっても索引無しで登場人物を追えて読めるところが脚本家的で面白いと感じましたね。アメリカ人の女流ミステリー作家ローラリップマンも好きなのですがこちらはカバーの内側に登場人物索引が印刷されていてまたそれ無しでは登場人物が多すぎてとても読めません。映像化、舞台化することが自然に染みついているのでしょうね、製作費も勘定しながら書いているような気さえします。しかし他の人のレビューを見ると☆1もあったりして人間の作品に対するとらえ方の多様性も感じさせられました。
2023年12月29日に日本でレビュー済み
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文庫本を取り寄せるようになって久しい…
小説の中にもう一つ小説が!?
やられた‼️
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月29日に日本でレビュー済み
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推理小説の犯人当て、トリックよりも、二重の作品内作品という作品の構成は、驚きでした。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世評が高かったので期待して手に採ったのだが残念な出来。上巻はアランという作家が書いたクリスティ風(ミス・マープル風の小村を舞台にポワロ風の名探偵)の作中作(伏線の張り過ぎの感あり)。ところがこの作中作は唐突に終わっている(様に見える)。下巻はこの原稿を読んだアラン担当の女性編集者スーザンの憤慨に始まるが、アランは既に自殺していた。そして、下巻は真相を突き止めるためのスーザンの言動の一人称で進む。

アランが身の回りの事(トリックに関する他人のアイデアまで)を何でもお手軽に自作に組み入れるので、人間関係や屋敷などが作中作とスーザンの一人称とでほぼ相似形になっている努力は買える。巻末の"解説"では、これを<Double Who Done It?>と称賛していた。しかし、どうも下巻は女性版ハードボイルドの趣きでジェット・コースタの様に進行し、推理の部分が少ない。本作はクリスティへのオマージュの由なので、下巻はもっとジックリと描いて欲しかった所。

私は"作中作"と聞いて、もっと大掛かりな仕掛けを期待していたのだが、さほどでもなかった。作者が好きだと言う英語のアナグラムを日本語のアナグラムに変換した訳者の労を多としたいが、アランが考えていたアナグラムの酷さが私(日本人)には伝わらず、この点でも隔靴掻痒の感を免れなかった。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年1月23日に日本でレビュー済み
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ホロヴィッツの長編ミステリである。2019年の年末ミステリランキングを総なめしたというベストセラー。上下巻で大部なのを言い訳に1年あまり積読になってたのをこのたびようやく読了。

冒頭から書かれているのでネタバレではないはずだが、本作品は作中にミステリ作家が登場し、その作家が最近ものした長編ミステリ小説がまず語られる、という、いわゆるメタ構造になっているのだ。それ自体をトリックのようにつかう前例があるような気がするが、冒頭で間違えようがない形で断っているので、そのこと自体はトリックではないのだ。だがしかし・・・というところがポイントということだ。

上巻を読み終えたところでまずは茫然自失、そして下巻をひらくと読者は目を剥くという仕掛け。そして物語は全然違う方向へと向かうように見える。(再び)だがしかし・・・というわけである。

作中、クリスティ作品へのオマージュっぽい記述がちらほら出てくるのも、それなりに歳をくった一読者として楽しいのもあり、大部だけれど案外サクサクと読み進められるのもポイント。翻訳が良いのかもしれない。

メタ構造であることがある意味で必然であるという点こそがこの作品の肝になっている、というのがその辺の変わり種ミステリとは一線を画すということなんでしょう。きれいに騙されたとか度肝を抜かれたというよりは、なんというか圧倒されたというのが読了直後の感想であります。
続編もあるらしいですが、いや、いったいどうやってつなげるんだろう。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年11月21日に日本でレビュー済み
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名探偵ポワロ「黄色いアイリス」「死人の鏡」「白昼の悪魔」「エッジウェア卿の死」「ゴルフ場殺人事件」「ヒッコリーロードの殺人」の脚本をてがけたアンソニーホロヴィッツさん、上記作品はいずれも見ごたえがあります。今回推理小説の2重構造をみごとにまとめ上げたのはさすがという感じです。もったいなくて下巻の第7章解決編はまだ読んでいません。もう一度上巻を読み直して自分なりに推理してみようかな。この作品をけなす人はどんな作品であれば★5つつけられるのでしょうか。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年3月11日に日本でレビュー済み
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地球の裏側で、ミステリーを 楽しませて 頂いてイマス。。。展開が、頭脳的⁈
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作ではある。しかし構成が複雑。
レビュー者は読み捨てられるべきもとのして推理小説を捉えている。
数学書ではなく単純な構成でじょうずに騙されたいのである。
再読すれば満点評価になるかも知れないが・・・
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート