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ホームズの秘密ファイル (創元推理文庫 272-1) 文庫 – 1991/5/1
今なお読者を魅了してやまない名探偵シャーロック・ホームズ。本書は気鋭の英国女流がこの不出世の天才を甦らせたファン必読の傑作集である。傘をとりに戻ったきり一切の消息を絶った給仕長の秘密から、厳重な監視下ドイツに国家機密を流さんとする天才科学者の奇策まで、胸躍る七つの冒険譚を収めた贋作ホームズの決定版!
- 本の長さ346ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1991/5/1
- ISBN-104488272010
- ISBN-13978-4488272012
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1991/5/1)
- 発売日 : 1991/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 346ページ
- ISBN-10 : 4488272010
- ISBN-13 : 978-4488272012
- Amazon 売れ筋ランキング: - 303,615位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まるで、コナン・ドイルが書いた聖典を読んでいるような錯覚に陥りました。それほど面白かったです。これからもシリーズを買い続けます。
2012年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
緻密に作り込まれた贋作。
贋作として、正典にも引けをとらない一級品。正典とまではいかないものの、上手に正典の空気を醸し出している。
既存のキャラクター達がまるで正典の生き写しのようで、ホームズとワトスンの二人が関わる事件に関しても文句なしの出来上がりとなっている。
他の贋作と並べてみてもトムスンのパスティーシュは凄まじくレベルが高いように思う。
とりあえず、正典を読破して、正典の「続きが読みたい」というシャーロキアンの方々に是非、オススメしたい極上のパスティーシュである。
贋作として、正典にも引けをとらない一級品。正典とまではいかないものの、上手に正典の空気を醸し出している。
既存のキャラクター達がまるで正典の生き写しのようで、ホームズとワトスンの二人が関わる事件に関しても文句なしの出来上がりとなっている。
他の贋作と並べてみてもトムスンのパスティーシュは凄まじくレベルが高いように思う。
とりあえず、正典を読破して、正典の「続きが読みたい」というシャーロキアンの方々に是非、オススメしたい極上のパスティーシュである。
2021年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どの事件もわくわくドキドキ感ありで、読んで決して後悔しません。私はアタマの中でグラナダTVのホームズに演じてもらいました。
2014年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホームズの語られなかった事件簿としては1級品だと思う。ことには本家より推理小説として上ではないかと思われる作品もある。
2002年7月10日に日本でレビュー済み
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コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズを何度も何度も読み返し、コナン・ドイルの死により、もうこの続編がでることはないのだと、がっかりされている方々も多いと思う。むろんこのレビューを書いている私もそのうちの一人であるのだが、ではそのシャーロック・ホームズシリーズの魅力とは何なのだろうか?
犯人の巧妙かつ機知にとんだ犯罪テクニック、それを解決するホームズの精密な観察と推理力、またワトスンとの一般的友情とは異なる独特のコミュニケーションなどがその魅力として挙げられるだろう。もちろん、これらがあの本に魅了される大きな要因であることは間違いないが、もっと大きな要因、夜も徹してコナン・ドイルの世界に没頭した理由があると私は思う。
それはコナンドイルの描写のすばらしさである。ベーカー街の情景がありありと目に浮かび、ホームズの部屋の様子、表情、しぐさ、まるで実際に会ったことがあるかのような錯覚に陥らせてくれるほど表情豊かな表現である。本を閉じた後も、私の頭の中にはホームズが机の前の肘掛け椅子に座り、パイプをくゆらせながらその自慢の灰色の脳細胞を使っている姿がいつも残っている。
ジューン・トムスンのシャーロック・ホームズの秘密ファイルを読んで、まず最初の感想は「やった!見つけた」である。ホームズの贋作を読んではいつも何か違うと感じていたが、この本に関してはここまで書いたコナン・ドイルのホームズの感想がそのままあてはまる本である。異なる点があるとすれば、書かれた時代が新しいせいだろう、より読み易い文章になっている。このシリーズも四作目まで発行されているそうで、また夜を徹してホームズの世界に没頭する日々が続きそうである。
犯人の巧妙かつ機知にとんだ犯罪テクニック、それを解決するホームズの精密な観察と推理力、またワトスンとの一般的友情とは異なる独特のコミュニケーションなどがその魅力として挙げられるだろう。もちろん、これらがあの本に魅了される大きな要因であることは間違いないが、もっと大きな要因、夜も徹してコナン・ドイルの世界に没頭した理由があると私は思う。
それはコナンドイルの描写のすばらしさである。ベーカー街の情景がありありと目に浮かび、ホームズの部屋の様子、表情、しぐさ、まるで実際に会ったことがあるかのような錯覚に陥らせてくれるほど表情豊かな表現である。本を閉じた後も、私の頭の中にはホームズが机の前の肘掛け椅子に座り、パイプをくゆらせながらその自慢の灰色の脳細胞を使っている姿がいつも残っている。
ジューン・トムスンのシャーロック・ホームズの秘密ファイルを読んで、まず最初の感想は「やった!見つけた」である。ホームズの贋作を読んではいつも何か違うと感じていたが、この本に関してはここまで書いたコナン・ドイルのホームズの感想がそのままあてはまる本である。異なる点があるとすれば、書かれた時代が新しいせいだろう、より読み易い文章になっている。このシリーズも四作目まで発行されているそうで、また夜を徹してホームズの世界に没頭する日々が続きそうである。
2016年6月25日に日本でレビュー済み
本格シャーロッキアンのお眼鏡に叶うかどうかは措いて、素人には素直に面白い短編集だ。
ホームズの喋る言葉、起居動作、ワトソンの記録の書きぶりなど、なかなか良く研究し身についた文章になっている。
さすが、本場イギリスで出版されるだけあって、ドイルの原シリーズとの結びつき、その時代の事件・風俗・地理など
大英帝国時代が、著者のジェーン・トムスンによって良く書き込まれていると感じる。
コナン・ドイルの原作で、ちらっと触れられるが詳細が書かれていない事件などが、ブリキ製文書箱の中から蘇えり
(原本は戦時中に焼失するが、それを筆記したものが残って)次々に語られる面白さ。
同時に、押田由紀さんの日本語訳が、ホームズ・シリーズを深く読み、我がものにされている様子が感じられ、今まで
読んだシャーロック・ホームズの諸編と違和感なく結びついて、なななかのものに思う。
古本屋の棚にシリーズ3冊が並んで置かれていて、パラパラとめくって面白そうに感じたけれど、まだ買ったままで
読んでない本が何冊もあるので、どうしようかと迷ったけれど、買って正解。
こちらの3冊の方を早く読んでしまいそう。
ホームズの喋る言葉、起居動作、ワトソンの記録の書きぶりなど、なかなか良く研究し身についた文章になっている。
さすが、本場イギリスで出版されるだけあって、ドイルの原シリーズとの結びつき、その時代の事件・風俗・地理など
大英帝国時代が、著者のジェーン・トムスンによって良く書き込まれていると感じる。
コナン・ドイルの原作で、ちらっと触れられるが詳細が書かれていない事件などが、ブリキ製文書箱の中から蘇えり
(原本は戦時中に焼失するが、それを筆記したものが残って)次々に語られる面白さ。
同時に、押田由紀さんの日本語訳が、ホームズ・シリーズを深く読み、我がものにされている様子が感じられ、今まで
読んだシャーロック・ホームズの諸編と違和感なく結びついて、なななかのものに思う。
古本屋の棚にシリーズ3冊が並んで置かれていて、パラパラとめくって面白そうに感じたけれど、まだ買ったままで
読んでない本が何冊もあるので、どうしようかと迷ったけれど、買って正解。
こちらの3冊の方を早く読んでしまいそう。
2013年4月13日に日本でレビュー済み
ジューン・トムスンさんが描く「シャーロック・ホームズ」シリーズのパスティーシュ短編集第1作です。
ホームズのパスティーシュといえば
とにかくモリアーティ!とにかくアイリーン・アドラー!とにかく同じ時代の有名人!
となりがちなのですが
トムスンさんはそのあたりに頼らず、ホームズシリーズの「語られざる事件」を
ドイル作の本物(シャーロッキアンっぽく言うと「聖典」)とそん色ないレベルの見事な短編集に仕上げてます。
まず出だしの「消えた給仕長」から構成、キャラクター作りのバツグンのウマさで引き込みます。
読み終わる頃にはボクはすっかりフィリモアさんに感情移入してしまいました。
その後の6篇も名作ぞろい。
「アマチュア乞食」は「唇のねじれた男」系の話かと思いきや「そう仕上げたかぁ〜」と感心しました。
全体的にすごく細かい時代考証がされていて、ホームズが活躍したヴィクトリア朝のイギリスの美しさを見事に再現しているのですが
「名うてのカナリア訓練士」「打ち捨てられた灯台」あたりは逆に
現代を生きる人ならではの視点で、ドイルあたりが書けなかった、というより疑問さえ持たなかったような
当時のイギリスの暗い部分も巧みに書いています。
全体にホームズをはじめ、ワトスンやレストレードなど、登場人物1人1人に対して作者が強く愛情を注いでいるのが伝わる描き方で、
これらの登場人物が、時にはドイルが描いた以上にイキイキと魅力的に動いています。
ホームズシリーズの「続編」と言ってもイイ出来ばえの作品集だと思います。
ホームズのパスティーシュといえば
とにかくモリアーティ!とにかくアイリーン・アドラー!とにかく同じ時代の有名人!
となりがちなのですが
トムスンさんはそのあたりに頼らず、ホームズシリーズの「語られざる事件」を
ドイル作の本物(シャーロッキアンっぽく言うと「聖典」)とそん色ないレベルの見事な短編集に仕上げてます。
まず出だしの「消えた給仕長」から構成、キャラクター作りのバツグンのウマさで引き込みます。
読み終わる頃にはボクはすっかりフィリモアさんに感情移入してしまいました。
その後の6篇も名作ぞろい。
「アマチュア乞食」は「唇のねじれた男」系の話かと思いきや「そう仕上げたかぁ〜」と感心しました。
全体的にすごく細かい時代考証がされていて、ホームズが活躍したヴィクトリア朝のイギリスの美しさを見事に再現しているのですが
「名うてのカナリア訓練士」「打ち捨てられた灯台」あたりは逆に
現代を生きる人ならではの視点で、ドイルあたりが書けなかった、というより疑問さえ持たなかったような
当時のイギリスの暗い部分も巧みに書いています。
全体にホームズをはじめ、ワトスンやレストレードなど、登場人物1人1人に対して作者が強く愛情を注いでいるのが伝わる描き方で、
これらの登場人物が、時にはドイルが描いた以上にイキイキと魅力的に動いています。
ホームズシリーズの「続編」と言ってもイイ出来ばえの作品集だと思います。