作者自身、この作品を嫌ったようですが、実際、背すじがぞわぞわします。犯人になりきらないと、このようなものは書けないと思います。現実的には、あり得ないだろうと思われる場面は多々ありますが、それを凌駕するほどの執念、欲望、迫力で、人間の業の深さを思わずにおれません。乱歩という人の凄さを再認識します。
また、視覚に頼らない芸術の在り方についても注意を喚起するあたり、盲人を障碍者とみるよりも、一つの才能とみなしているのは、現代においてもなお、先見的だと思います。
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盲獣 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 文庫 – 1996/2/17
江戸川 乱歩
(著)
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狙い定めた女をさらっては弄び、挙句の果てに情け容赦なく冥土へ送るという、悪行の限りを尽くす男を描いたクライム・ストーリー。レビューガール、カフェのマダム、有閑未亡人……魅入られたかのように盲獣の魔手に搦めとられていく美女たちの運命は?「地獄風景」併載。巻頭に原画から起こした口絵を付す。挿絵・竹中英太郎、横山隆一
- 本の長さ364ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1996/2/17
- ISBN-104488401147
- ISBN-13978-4488401146
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1996/2/17)
- 発売日 : 1996/2/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 364ページ
- ISBN-10 : 4488401147
- ISBN-13 : 978-4488401146
- Amazon 売れ筋ランキング: - 78,107位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 317位創元推理文庫
- - 468位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 2,061位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
触覚の芸術を堪能する・・・というよりも、オドロオドロしい乱歩ワールドを存分に楽しんで
読まれるのがいいと思います。
読まれるのがいいと思います。
2018年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったのですが、難しい漢字や表現が多くて一気に読めなかったです。
自分自身の勉強が足りないなと痛感しました。
昔ならではの言い回しなどに慣れている方はすらすら読めて面白いと思います。
自分自身の勉強が足りないなと痛感しました。
昔ならではの言い回しなどに慣れている方はすらすら読めて面白いと思います。
2016年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乱歩没後50年の記念出版的な意味あいかもしれないが、この三作品で1000円は安い。乱歩コレクシヨンとしても必須。
2017年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「盲獣」、「地獄風景」の二編。
「盲獣」:連続美女バラバラ殺人事件の犯人の行く末。
まあ、乱歩エログロの1作だよね、自註自解で乱歩本人も全集に入れたくないと言っているし、
全集では自分でも気持ちの悪い部分を削除したと言っているが、本書は復活しているよ。。
「地獄風景」:懸賞犯人探し連載小説。
どことなく破綻しているような気がしたら、連載も破綻していたらしく、
自註自解で犯人当てにはまことに不適当と言っている。
「盲獣」:連続美女バラバラ殺人事件の犯人の行く末。
まあ、乱歩エログロの1作だよね、自註自解で乱歩本人も全集に入れたくないと言っているし、
全集では自分でも気持ちの悪い部分を削除したと言っているが、本書は復活しているよ。。
「地獄風景」:懸賞犯人探し連載小説。
どことなく破綻しているような気がしたら、連載も破綻していたらしく、
自註自解で犯人当てにはまことに不適当と言っている。
2019年11月1日に日本でレビュー済み
なかなか奥の深い作品でした。かなりメッセージ性の強いものでしたし、とても面白かったです。そして長すぎないというか、結構短編なのでそれもよかったです。
2010年7月14日に日本でレビュー済み
少年時代に読んだ角川文庫版では、最低最悪な「鎌倉ハム大安売」の章はカットされていました。
同時期に「闇に蠢く」を読んで1週間ほど肉が食べられなくなりました。
もし当時本書(創元推理文庫版)が存在し、それを読んでいたらと思うとゾッとします。
本書で完全版を読み、改めて「最低な変態小説」との感を再認識しました。
でもこの作品を嫌いになれません。水木蘭子、真珠夫人、麗子未亡人、みんな何と魅力的なのでしょう。
特に印象的なのは、器量良しの海女(新妻)が恥じらいながらもやって来る場面で、疑いを知らぬ女性が恐るべき性的殺人鬼の餌食になる様に、得たいの知れないエロティシズムを感じます。(蟹はいったい何を見たのでしょうか?)
「触覚芸術」などという強引な落ちをつける乱歩先生。子供だましもいいとこで、全編リアリティのかけらもない作品です。
あまりのばかばかしさに、こんなのついていけないと思っても、いつの間にか憑いている不思議な物語です。
同時期に「闇に蠢く」を読んで1週間ほど肉が食べられなくなりました。
もし当時本書(創元推理文庫版)が存在し、それを読んでいたらと思うとゾッとします。
本書で完全版を読み、改めて「最低な変態小説」との感を再認識しました。
でもこの作品を嫌いになれません。水木蘭子、真珠夫人、麗子未亡人、みんな何と魅力的なのでしょう。
特に印象的なのは、器量良しの海女(新妻)が恥じらいながらもやって来る場面で、疑いを知らぬ女性が恐るべき性的殺人鬼の餌食になる様に、得たいの知れないエロティシズムを感じます。(蟹はいったい何を見たのでしょうか?)
「触覚芸術」などという強引な落ちをつける乱歩先生。子供だましもいいとこで、全編リアリティのかけらもない作品です。
あまりのばかばかしさに、こんなのついていけないと思っても、いつの間にか憑いている不思議な物語です。
2021年8月2日に日本でレビュー済み
江戸川乱歩のなかではエログロと呼ばれるジャンルだと思います。エログロは私の好みではありませんが、最後までエログロで徹していればそれなりに評価できます。でもこの作品は後半からエログロの熱量が減ってきて最後は全くエログロらしからぬ結末で終わってしまいます。盲獣がいつの間にか盲人芸術家となってしまいました。一体この盲獣は何を目指していたのでしょう、わけが分かりません。おそらく乱歩先生も自覚していたと思います、これは失敗作です。