本書を読むのは2度目。
前回は、難解な内容だったという印象であったが、今回は作者の見事な伏線や登場人物の個性がうかがえた。
読めば読むほど、無駄がなく洗練された内容だった。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
黒いトランク (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 3-3) 文庫 – 2002/1/25
鮎川 哲也
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥836","priceAmount":836.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"836","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ElKNbiw%2B1eopWqAER0bNYLHFojiKTk2oLO1VLNy5BjnRWQM0HVLWjI5Gb7wYUOFDHFEoeC0t9YOUmj2VliX2NqVRETGWyvyX9TJegyWz75lkAtKee9AXxTI4IW4mAb1R","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
汐留駅でトランク詰めの男の腐乱死体が発見され、荷物の送り主が溺死体となって見つかり、事件は呆気なく解決したかに思われた。だが、かつて思いを寄せた人からの依頼で九州へ駆けつけた鬼貫の前に青ずくめの男が出没し、アリバイの鉄の壁が立ち塞がる……。作者の事実上のデビューであり、戦後本格の出発点ともなった里程標的名作!
- 本の長さ382ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2002/1/25
- ISBN-104488403034
- ISBN-13978-4488403034
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 黒いトランク (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 3-3)
¥836¥836
最短で6月13日 木曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
¥968¥968
最短で6月13日 木曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2002/1/25)
- 発売日 : 2002/1/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 382ページ
- ISBN-10 : 4488403034
- ISBN-13 : 978-4488403034
- Amazon 売れ筋ランキング: - 152,482位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 554位創元推理文庫
- - 934位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 3,807位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
124グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トリックが隙なく作られていて一気に読みました。しかし、主要な関係者が皆大学の同期っていうのもどうなんでしょうか?また、緻密なトリックに反して殺害の動機が弱いので、実際のところこんなに手の込んだ仕掛けを練ってまで殺害するかね、と感じた。
2010年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前評判が高いので読んでみました。
古い時刻表の1ページが原本のまま乗っていて、昔は九州と東京を24時間以上かけて走る列車があったんだなどとレトロな感動があります。
話はよく練られているとは思いますが、一見複雑なトランクと人物の動きをトランクの重さの変化も含めて図に書いてみると案外単純で、途中で謎が解けてしまい、本格推理小説の醍醐味である最後の謎解きのワクワク感が得られなかったので私的には☆3つの評価としました。
古い時刻表の1ページが原本のまま乗っていて、昔は九州と東京を24時間以上かけて走る列車があったんだなどとレトロな感動があります。
話はよく練られているとは思いますが、一見複雑なトランクと人物の動きをトランクの重さの変化も含めて図に書いてみると案外単純で、途中で謎が解けてしまい、本格推理小説の醍醐味である最後の謎解きのワクワク感が得られなかったので私的には☆3つの評価としました。
2014年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鮎川哲也のファンであり、出版された作品は殆ど所持しているが、この「黒いトランク」の文庫版が無いことに気づいて購入した。
解説鼎談として、有栖川有栖さんと、北村薫さん、戸川安宣さんの対談が収載されているので得をした気持ちです。
解説鼎談として、有栖川有栖さんと、北村薫さん、戸川安宣さんの対談が収載されているので得をした気持ちです。
2020年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ものすごく読みごたえのある作品ですが、内容が複雑なため、何日もかけて読むとよくわからなくなるかも…。なので時間のあるときに一気読みをおすすめします。そして内容をしっかり理解して読み進めて下さい。そうでないとトリックが明かされたときの感動が薄れてしまいもったいないので。流し読みなんてもってのほか。ちなみに私は逐一メモをとり、頭の中で整理しながら読み進めましたが、そのおかげでメイントリックをわりとたやすく解く事ができ感激しました。
2016年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ときどき思い立ったように推理小説、ミステリーを読み漁るのですが、名作といわれるものは大体読んでしまって、読むものがないなーと思ったときにこの本に出会いました。
ぞくぞくするような設定がてんこ盛りで、今のミステリーにつながる、お手本のような作品だと思います。
古い作品ですが、文章表現にもそんなに違和感を覚えませんでした。若い人にもおすすめ。
鮎川哲也さんに外れなし。
ぞくぞくするような設定がてんこ盛りで、今のミステリーにつながる、お手本のような作品だと思います。
古い作品ですが、文章表現にもそんなに違和感を覚えませんでした。若い人にもおすすめ。
鮎川哲也さんに外れなし。
2016年7月10日に日本でレビュー済み
日本経済新聞に批評家たちが激賞する記事が載っていたので早速読んでみましたが、はなはだどうも・・・
-1- 動機:いくら犯人にああいう事情があったとしても、だからと言ってここまでの犯行をおかす必然性がない、というか説得力に欠ける。
-2- トリック:大変込み合った、考え抜かれた犯行とは思うが、その過程で一つでも不具合が発生したらすべてが台無しになってしまう極めてもろいもの。当時の列車の運行がダイヤ通りだったか、対馬往復の船便の運行が予定通りにいくか、などなど。一つでも狂ったらおしまいの、言わば非現実的な「ガラスのトリック」。
-3- 衒学的会話とこなれていない文章:駆け出し作家に多い文章の硬さと、持っている知識は残らず出し切ってしまいたがる傾向。刑事同士や市井の人々があんな知識を振り回すペダンチックな会話を交わすはずがない。
-4- 警察機構:主役の鬼貫は東京警視庁の刑事だと思われるが、何課なのか(一課だと思うが)、何班か、課長班長同僚はいないのか。丹那という「部下」が一人だけいるようだが、組織としての姿が見えない。またこの手の事件で最寄りの署に捜査本部が立ち上がったはずなのにそんな気配も見えない。また一介の警視庁刑事が、全国に張り巡らされた一大警察機構の管轄管掌を全く無視して、部内の許可関係も曖昧なまま勝手に飛び回っているが、こんなことは決して許されず認められるものではない。警視庁に仮の籍だけおいた自由人、明智小五郎か金田一耕助といった現実味の無い存在。
更に付け加えれば、二人も人を殺した犯人をみすみす取り逃がし(見逃し)た警視庁の現役刑事が、その犯人の葬儀委員長に就くなどと言うことが許されようはずもないではないか。
-5- 総じて:トリックそのものを楽しむだけなら良いかもしれないが、後の松本清張ら社会派の市井の人々に潜む実の竦むような現実味からはるかに遠い作品と言えましょう。
-1- 動機:いくら犯人にああいう事情があったとしても、だからと言ってここまでの犯行をおかす必然性がない、というか説得力に欠ける。
-2- トリック:大変込み合った、考え抜かれた犯行とは思うが、その過程で一つでも不具合が発生したらすべてが台無しになってしまう極めてもろいもの。当時の列車の運行がダイヤ通りだったか、対馬往復の船便の運行が予定通りにいくか、などなど。一つでも狂ったらおしまいの、言わば非現実的な「ガラスのトリック」。
-3- 衒学的会話とこなれていない文章:駆け出し作家に多い文章の硬さと、持っている知識は残らず出し切ってしまいたがる傾向。刑事同士や市井の人々があんな知識を振り回すペダンチックな会話を交わすはずがない。
-4- 警察機構:主役の鬼貫は東京警視庁の刑事だと思われるが、何課なのか(一課だと思うが)、何班か、課長班長同僚はいないのか。丹那という「部下」が一人だけいるようだが、組織としての姿が見えない。またこの手の事件で最寄りの署に捜査本部が立ち上がったはずなのにそんな気配も見えない。また一介の警視庁刑事が、全国に張り巡らされた一大警察機構の管轄管掌を全く無視して、部内の許可関係も曖昧なまま勝手に飛び回っているが、こんなことは決して許されず認められるものではない。警視庁に仮の籍だけおいた自由人、明智小五郎か金田一耕助といった現実味の無い存在。
更に付け加えれば、二人も人を殺した犯人をみすみす取り逃がし(見逃し)た警視庁の現役刑事が、その犯人の葬儀委員長に就くなどと言うことが許されようはずもないではないか。
-5- 総じて:トリックそのものを楽しむだけなら良いかもしれないが、後の松本清張ら社会派の市井の人々に潜む実の竦むような現実味からはるかに遠い作品と言えましょう。