1977年に出た朝日ソノラマ文庫版の復刊。
スーパー・ポテト・シリーズの第3作。
これまた大胆なトリックに挑んでいる。究極の意外な犯人のひとつであり、それだけでも読む価値があるだろう。小説、キャラクター、プロット等も初期作品らしく良心的で、許せるレベルにあると思う。
また、この頃の作品には独特の「苦み」がある。青春の苦みというか、幸せになれないことへの悔しさというか。その読後感が良い。
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改訂・受験殺人事件 (創元推理文庫) 文庫 – 2004/8/11
辻 真先
(著)
お馴染み、ポテトとスーパーの通う西郊高校きっての秀才が、校舎の三階から飛び降りる。が、その死体が発見されたのはそれから四時間も経ってからだった! 超絶トリック!!
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2004/8/11
- ISBN-104488405150
- ISBN-13978-4488405151
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2004/8/11)
- 発売日 : 2004/8/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4488405150
- ISBN-13 : 978-4488405151
- Amazon 売れ筋ランキング: - 587,176位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月28日に日本でレビュー済み
可能キリコの高校時代をはじめて全うに描いたスーパー&ポテトシリーズ三作目。
前作は夏休みだったので学園生活は描かれなかったのですが、今回は「文化祭」が描かれます。
「ゆとり教育」という誤った教育がさらに格差社会を広げてしまった今よりもずっと前の話。
受験戦争という言葉が世の中のキーワードとなっていた時代のお話です。
高校の校歌に見立てた連続殺人事件(?)
クライマックスで凶器を手にした犯人と対峙するキリコの姿が美しい。
前作は夏休みだったので学園生活は描かれなかったのですが、今回は「文化祭」が描かれます。
「ゆとり教育」という誤った教育がさらに格差社会を広げてしまった今よりもずっと前の話。
受験戦争という言葉が世の中のキーワードとなっていた時代のお話です。
高校の校歌に見立てた連続殺人事件(?)
クライマックスで凶器を手にした犯人と対峙するキリコの姿が美しい。
2009年2月24日に日本でレビュー済み
物語の進め方自体は面白い
オチが弱い・動機が意味不明はもはや青春ミステリの定説なのか
オチが弱い・動機が意味不明はもはや青春ミステリの定説なのか
2005年12月17日に日本でレビュー済み
ポテトとスーパー、二人の通う高校で不思議な事件が起こる。学校きっての秀才といわれる男が、三階から飛び降りたが地面には何もなく、目撃者も何も落ちてこなかったという。が、四時間も経ってから死体がみつかる。大学受験を間近に控えた中で起きる、高校の校歌を見立てた連続殺人事件に二人が挑む。
ポテトとスーパーのシリーズ初期三部作「青春三部作」の第三弾。前二作同様、凝った仕掛けが施されていて、さらには密室殺人あり人間消失ありと、盛り沢山の中身です。
シリーズ三作を読んでみて、それぞれ趣向がこらされており、なるほど、青春三部作の評価が高かったのもうなずけました。が、このシリーズ、二十数作ほどあるようなのですが、その後の作品の評判を聞かないのはどうしたことでしょう?もしかしたら、続きはあんまり出来のよくないものばかりなのかな?のちょっと不安もありますが、二人のキャラクターが気に入り、少しずつ成長していくポテトとスーパーに会えるのが楽しみですので、全作読んでみようと思っています。
ポテトとスーパーのシリーズ初期三部作「青春三部作」の第三弾。前二作同様、凝った仕掛けが施されていて、さらには密室殺人あり人間消失ありと、盛り沢山の中身です。
シリーズ三作を読んでみて、それぞれ趣向がこらされており、なるほど、青春三部作の評価が高かったのもうなずけました。が、このシリーズ、二十数作ほどあるようなのですが、その後の作品の評判を聞かないのはどうしたことでしょう?もしかしたら、続きはあんまり出来のよくないものばかりなのかな?のちょっと不安もありますが、二人のキャラクターが気に入り、少しずつ成長していくポテトとスーパーに会えるのが楽しみですので、全作読んでみようと思っています。