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心のなかの冷たい何か (創元推理文庫) 文庫 – 2005/12/17
若竹 七海
(著)
知り合って数か月、自殺を図り植物状態になっていた友人が手記を書いていた。慄然としながらも果敢に真相を追うヒロインの孤独な闘い。若竹七海、ふんだりけったりの探偵行。
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2005/12/17
- ISBN-104488417027
- ISBN-13978-4488417024
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2005/12/17)
- 発売日 : 2005/12/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 4488417027
- ISBN-13 : 978-4488417024
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,830位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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若竹 七海(わかたけ・ななみ)
1963年、東京生まれ。立教大学文学部卒。1991年、「ぼくのミステリな日常」で作家デビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞。2015年、葉村晶シリーズ「さよならの手口」でミステリファンクラブ・SRの会による“SRアワード2015”国内部門を受賞、「このミステリーがすごい!」4位。2016年、同シリーズ「静かな炎天」が「このミステリーがすごい!」2位、“SRアワード2017”国内部門、ファルコン賞を受賞。2018年、同シリーズ「錆びた滑車」が「このミステリーがすごい!」3位。著書に「悪いうさぎ」(日本推理作家協会賞“長編及び連作短編集部門”候補)などがある
(本データは「不穏な眠り」が刊行された当時に掲載されていたものです。)「BOOK著者紹介情報」より
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月4日に日本でレビュー済み
文庫の表紙がスタイリッシュな女性の絵で、小洒落た都会的なミステリーかと思い、読み始めたところ、第一部の「ねえさん…」で始まる手記が始まったところで中断。若竹さんのもっとわかりやすいコージーミステリーの方へ行ってしまった。
何冊か読んだ後、また当作品に戻る。「おれ」の手記が延々と続くのかと思いきや、知人の死の真相を探るためオフィスに潜り込むことになり、漸くミステリーぽくなってきたと思っていたのだが…
一部から二部に移る際、「???」と迷子になった。
行きつ戻りつ、漸く作者の仕掛けと状況を理解できたが、どこまでが真実でどこまでが虚構か、私には判断が付かない。
事件そのものよりも人の心の方がミステリー。
驚くことにこれは作者のデビュー2作目。若竹さん、こんなシリアスな作品書くのだな。この作品が書かれたのは今から30年前1990年とのこと。ここに書かれていることと本質的に同じような事件が起きるようになったのは、この作品より後のことだ。
優れた作家は期せずして社会の預言者となる。若竹七海、とてつもなく恐ろしい作家だ。
何冊か読んだ後、また当作品に戻る。「おれ」の手記が延々と続くのかと思いきや、知人の死の真相を探るためオフィスに潜り込むことになり、漸くミステリーぽくなってきたと思っていたのだが…
一部から二部に移る際、「???」と迷子になった。
行きつ戻りつ、漸く作者の仕掛けと状況を理解できたが、どこまでが真実でどこまでが虚構か、私には判断が付かない。
事件そのものよりも人の心の方がミステリー。
驚くことにこれは作者のデビュー2作目。若竹さん、こんなシリアスな作品書くのだな。この作品が書かれたのは今から30年前1990年とのこと。ここに書かれていることと本質的に同じような事件が起きるようになったのは、この作品より後のことだ。
優れた作家は期せずして社会の預言者となる。若竹七海、とてつもなく恐ろしい作家だ。
2005年12月18日に日本でレビュー済み
自殺?事故?それとも、やっぱり毒殺???
「ぼくのミステリな日常」後の若竹七海が、複数の人間の身に起こる不幸な出来事を、ある時は冷静に、ある時は熱く追いかける。たった1度だけ会い、そしてたった1度だけ電話で会話を交わした"友人"のために。
バブル期真っ最中の15年前の作品だそうだが、全体的にどこか暗い色調と言っても良い。しかし、その人なりの精一杯の誠意や愛情、そして善意すらも感じる。
ちなみに、七海の友人であるリキくんのキャラはなかなかステキ(笑)
「ぼくのミステリな日常」後の若竹七海が、複数の人間の身に起こる不幸な出来事を、ある時は冷静に、ある時は熱く追いかける。たった1度だけ会い、そしてたった1度だけ電話で会話を交わした"友人"のために。
バブル期真っ最中の15年前の作品だそうだが、全体的にどこか暗い色調と言っても良い。しかし、その人なりの精一杯の誠意や愛情、そして善意すらも感じる。
ちなみに、七海の友人であるリキくんのキャラはなかなかステキ(笑)
2004年6月27日に日本でレビュー済み
二部構成。第一部は一気に読みました。
読みながら、「あれ?まだまだページがたくさん残ってるのに」と思ってたら、そんな仕掛けがあったのね。。。
第二部は少し失速したカンジ。第一部に登場する人物の毒気が強すぎて、少し物足りなさを感じました。
読みながら、「あれ?まだまだページがたくさん残ってるのに」と思ってたら、そんな仕掛けがあったのね。。。
第二部は少し失速したカンジ。第一部に登場する人物の毒気が強すぎて、少し物足りなさを感じました。