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完全・犯罪 (創元推理文庫) 文庫 – 2012/7/28
- 本の長さ277ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2012/7/28
- ISBN-104488420125
- ISBN-13978-4488420123
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2012/7/28)
- 発売日 : 2012/7/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 277ページ
- ISBN-10 : 4488420125
- ISBN-13 : 978-4488420123
- Amazon 売れ筋ランキング: - 474,812位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,722位創元推理文庫
- - 2,748位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
昭和37年 京都にて誕生。
平成7年 「玩具修理者」にて第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞
平成10年 「海を見る人」にて第10回 S-F マガジン読者賞国内部門受賞
平成14年 「玩具修理者」映画化 (製作総指揮: 奥山和由、監督: はくぶん、主演: 田中麗奈)
平成18年 日本 SF 新人賞最終選考委員(~平成20年)
平成24年 『天獄と地国』にて第43回星雲賞日本長編部門受賞
平成26年 『アリス殺し』にて2014年啓文堂書店文芸書大賞受賞
平成29年 『ウルトラマンF』にて第48回星雲賞日本長編部門受賞
現在に至る。
社団法人 日本推理作家協会会員
宇宙作家クラブ会員
好きな言葉: 一石二鳥、棚から牡丹餅
嫌いな言葉: 努力、やる気
ホームページ: 小林泰三の不確定領域
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kbys_ysm/
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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コントでもありそうで面白いです
「完全・犯罪」
タイムトラベルSF
過去は不変だが、未来は変化する
過去に戻る度に、新たなパラレルワールドが発生する
よって、タイムパラドックスは発生しない
この短編が好きな人には山本弘著「去年はいい年になるだろう」がオススメだと思います
「ロイス殺し」
カーの「火刑法廷」を下敷きとしたミステリ
「火刑法廷」を読んで無いので、感想は控えます
「双生児」
名前とアイデンティティの関係を追及した作品
「隠れ鬼」
子供の頃に、途中で抜けた「隠れ鬼」が続いていたとしたら・・・
というワンアイデアが光るホラー
「ドッキリチューブ」
ドッキリなら、いたずらをしても許される!?
こちらも、ワンアイデアが光るホラー
年々SFが面白くなっていく一方、普通の短編の奇抜さが無くなっている気がします。
私個人としては、初期短編集のようにオチにちょっと科学的、物理的な含みがある終わり方や、
密室・殺人のように、ミステリー調に仕上げた作品にがスキだったのですが、
今回はちょっとパンチが不足していると感じてしまいます。
もちろん面白いことには間違えがなく、目が肥えてしまっているだけかも知れませんが、
何となく物足りない雰囲気がします・・。
(世にも奇妙な物語に採用されそうな感じですね)
SF作品とその他の作品で作風を変えてしまっている感じを受けますが、
今まで通りの作品を期待したいところです。
文句ばかりですが、色々考えさせられるところもある楽しめる作品です。
特に初めて読む方には物理的要素がないので逆にとっつきやすいかも知れません。
そのような方はぜひ読んでみて下さい!
小林先生の作品は中毒性がありますので、この期に読一緒にファンになっては如何でしょうか。笑
「完全・犯罪」「ロイス殺し」「双生児」「隠れ鬼」「ドッキリチューブ」の5本を収める短編集。
「完全・犯罪」はSFコメディ。タイムマシンのパラドックスを扱ったもの。展開にもっとひねりがほしい。
「ロイス殺し」は、カー『火刑法廷』のなかの語られざる事件を扱ったもの。ミステリとホラーの融合。ひどい出来。
「双生児」、「隠れ鬼」、「ドッキリチューブ」はホラー。それなりに怖いが、どれも何だかスッキリしない。アイデアや展開にキレながないように感じた。
ちなみに、いずれも単発の短編であり、『大きな森の小さな密室』との関連性もない。
全編に漂っているのは,グロテスク,ナンセンスなど,不快で負の感情が湧き起こるものばかり.
特に,一篇目はコントをも思わせるコミカルなタッチで,ほかの篇でもこの調子かと思っていたら,
次では狂気すら感じる内容にガラッと様変わりし,これ以降はどんどんと『重さ』が増していきます.
その眉をひそめるほどの苦々しい描写は,途中で読むのを止めたくなってしまうほどなのですが,
無邪気な残酷さや不条理なやり取り,皮肉に,どこか同調,理解できてしまう部分があったりもし,
そんな自分に驚き,嫌悪しながらも,ネットリとまとわりくイヤな空気が抜け出すことができません.
また,ブラックとしての怖さのほかに,ホラーとしての怖さもあり,二重の恐怖がより印象を強めます.
とはいえ,おすすめはしませんし,二度と読みたいとも思えません.でも面白い.不思議な一冊です.