なんとも気持ちがよく
それでいてミステリアス
そしてえっ!と驚く事も入れてある
絶対読んで損は無いと思う。
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ななつのこ (創元推理文庫) 文庫 – 1999/8/19
加納 朋子
(著)
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【第3回鮎川哲也賞受賞作】
短大生の入江駒子は『ななつのこ』という本に出逢い、ファンレターを書こうと思い立つ。身辺を騒がせた〈スイカジュース事件〉をまじえて長い手紙を綴ったところ、事件の“解決編"ともいうべき返事が舞い込んだ! こうして始まった駒子と作家のやりとりが鮮やかにミステリを描き出す、フレッシュな連作長編。
短大生の入江駒子は『ななつのこ』という本に出逢い、ファンレターを書こうと思い立つ。身辺を騒がせた〈スイカジュース事件〉をまじえて長い手紙を綴ったところ、事件の“解決編"ともいうべき返事が舞い込んだ! こうして始まった駒子と作家のやりとりが鮮やかにミステリを描き出す、フレッシュな連作長編。
- ISBN-104488426018
- ISBN-13978-4488426019
- 出版社東京創元社
- 発売日1999/8/19
- 言語日本語
- 本の長さ310ページ
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1999/8/19)
- 発売日 : 1999/8/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 310ページ
- ISBN-10 : 4488426018
- ISBN-13 : 978-4488426019
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 338位創元推理文庫
- - 537位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 2,251位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年2月21日に日本でレビュー済み
「ななつのこ」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
私は「行きは良い良い、帰りは怖い」からホラーっぽい展開を予想して読み始めましたが(単行本の表紙はそういう雰囲気があります)、予想とは裏腹の、たおやかな物語でした。
短編に擬態した七つの章で構成される、長編小説です(こういうのは連作短編と言うのですか?)。
三章までは、「盗人にも三分の理」的な、心の機微に触れる小話、落語の枕みたいな話が続きますが、四章「バス・ストップで」から「ぐうぅ〜」っと、静かな引力で引き込まれていきました。
そして第六章。「白い〜」で登場する女の子が、僕には「もう一人の主人公」のように思えます。
多くの人には理解されない、ある種のナイーブな子ども__あるいは大人ででもそうかも知れませんが__と接するとき、彼・彼女の傍らに、最初はただ「居る」だけしかできないことがあります。そこから、彼らと同じことをするとか、問わず語りでこちらの話をしてみるとか。そんなことをしながら友達になっていく、ということしかできないことがあります。正面からでは、はじき返されてしまうことが…
本章を読みながら、僕は「そうなんだよね」と、心の中でうなずいていました。自分も昔、難しい子どもだったと思うのですが(妻いわく今でも)、作者にもそんな感性を感じて、親近感を覚えました。
終章。いささか、都合良く話を進めてしまった感はありますが、「腑に落ちる」(この表現も、日本語としてなじんできてしまいましたね)ところに落ち着く、たおやかなカタルシス(うーん、日本語で言い換えると「心洗われる感じ」か?)を、素直に受け入れることにしました。
優れた先達から受け継がれる、日本語の豊かな「言葉あそび」の世界。尊敬しつつ、それらを上手に引き出してきた著者の、たおやかな感性に拍手。
特に、これから教職につきたいと思っているような若い人には、是非とも読んで欲しいと思います。
私は「行きは良い良い、帰りは怖い」からホラーっぽい展開を予想して読み始めましたが(単行本の表紙はそういう雰囲気があります)、予想とは裏腹の、たおやかな物語でした。
短編に擬態した七つの章で構成される、長編小説です(こういうのは連作短編と言うのですか?)。
三章までは、「盗人にも三分の理」的な、心の機微に触れる小話、落語の枕みたいな話が続きますが、四章「バス・ストップで」から「ぐうぅ〜」っと、静かな引力で引き込まれていきました。
そして第六章。「白い〜」で登場する女の子が、僕には「もう一人の主人公」のように思えます。
多くの人には理解されない、ある種のナイーブな子ども__あるいは大人ででもそうかも知れませんが__と接するとき、彼・彼女の傍らに、最初はただ「居る」だけしかできないことがあります。そこから、彼らと同じことをするとか、問わず語りでこちらの話をしてみるとか。そんなことをしながら友達になっていく、ということしかできないことがあります。正面からでは、はじき返されてしまうことが…
本章を読みながら、僕は「そうなんだよね」と、心の中でうなずいていました。自分も昔、難しい子どもだったと思うのですが(妻いわく今でも)、作者にもそんな感性を感じて、親近感を覚えました。
終章。いささか、都合良く話を進めてしまった感はありますが、「腑に落ちる」(この表現も、日本語としてなじんできてしまいましたね)ところに落ち着く、たおやかなカタルシス(うーん、日本語で言い換えると「心洗われる感じ」か?)を、素直に受け入れることにしました。
優れた先達から受け継がれる、日本語の豊かな「言葉あそび」の世界。尊敬しつつ、それらを上手に引き出してきた著者の、たおやかな感性に拍手。
特に、これから教職につきたいと思っているような若い人には、是非とも読んで欲しいと思います。
2013年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう何作も朋子さんの作品は読んでます。←とにかく文体・表現が好き!
駒子シリーズの第一作目。
ちょうどジーン・ウェブスターの”あしながおじさん”を思わせる(僕にとっては)感じ。
途中から”あしながおじさん”の正体も、あっこの人!とか だいたい分かってきます
が、駒子シリーズ全体を通した表現のリズムの様なものがあるので、シリーズ全作品
を読まないと余韻にたどりつけません。
シリーズの原点として、いろんなとこにちりばめられたヒントを忘れずに良く覚えて
おきましょう。
駒子シリーズの第一作目。
ちょうどジーン・ウェブスターの”あしながおじさん”を思わせる(僕にとっては)感じ。
途中から”あしながおじさん”の正体も、あっこの人!とか だいたい分かってきます
が、駒子シリーズ全体を通した表現のリズムの様なものがあるので、シリーズ全作品
を読まないと余韻にたどりつけません。
シリーズの原点として、いろんなとこにちりばめられたヒントを忘れずに良く覚えて
おきましょう。
2009年8月22日に日本でレビュー済み
童話集『ななつのこ』は、〈はやて〉という少年が遭遇した事件の謎を
〈あやめさん〉という女性が解き明かしていく、全七話の連作短編集。
その本に惚れ込んだ短大生の入江駒子は、それぞれの短編から連想された
自分の身辺で起こった不思議な事件をファンレターに書き、著者の佐伯綾乃
に順次送っていく。
すると、その都度綾乃から返信があり、そこには、
事件に対する、“解決編”が添えられていた……。
作中作『ななつのこ』に描かれる事件と作中現実で起こる事件、そして、
「はやて‐あやめ」の関係性と「駒子‐綾乃」の関係性がそれぞれ相似形
をなす、入れ子構造が採られている本作。
はやてと駒子は、日常に隠された謎と出合い、それぞれの探偵役による解明に立ち会うこと
で、人のあたかさや愚かしさ、人生の歓びや哀感に触れ、少しずつ、成長を遂げていきます。
そして、その成長という主題は、『ななつのこ』の著者の正体という謎にも響いています。
本作は、駒子のみならず、『ななつのこ』の著者の成長物語でもあるのです。
〈あやめさん〉という女性が解き明かしていく、全七話の連作短編集。
その本に惚れ込んだ短大生の入江駒子は、それぞれの短編から連想された
自分の身辺で起こった不思議な事件をファンレターに書き、著者の佐伯綾乃
に順次送っていく。
すると、その都度綾乃から返信があり、そこには、
事件に対する、“解決編”が添えられていた……。
作中作『ななつのこ』に描かれる事件と作中現実で起こる事件、そして、
「はやて‐あやめ」の関係性と「駒子‐綾乃」の関係性がそれぞれ相似形
をなす、入れ子構造が採られている本作。
はやてと駒子は、日常に隠された謎と出合い、それぞれの探偵役による解明に立ち会うこと
で、人のあたかさや愚かしさ、人生の歓びや哀感に触れ、少しずつ、成長を遂げていきます。
そして、その成長という主題は、『ななつのこ』の著者の正体という謎にも響いています。
本作は、駒子のみならず、『ななつのこ』の著者の成長物語でもあるのです。
2014年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一気に読んでしまうのがもったいない位、面白い本です。一話毎に次のお話が楽しみで、本を読み終えるのが残念な気がしました。
また最初から読むと思います。
また最初から読むと思います。
2017年12月29日に日本でレビュー済み
何というのか、、少しダークな底意地の悪さを内包していて
各エピソード読後の印象はあまり良くない。
もっと温かくてほのぼのしたものを想像していた。
(以下ネタバレあり)
親子泥棒とか、友人のペットを轢き殺して死体遺棄とか、、。
それで解決としてあっけなくフォローもなく各章が終わる。
後味が悪い。
各エピソード読後の印象はあまり良くない。
もっと温かくてほのぼのしたものを想像していた。
(以下ネタバレあり)
親子泥棒とか、友人のペットを轢き殺して死体遺棄とか、、。
それで解決としてあっけなくフォローもなく各章が終わる。
後味が悪い。
2010年5月4日に日本でレビュー済み
やさしい気持ちになれる謎解きです。
この作品では、殺人事件や、誘拐事件が起こるわけでもない。
日常の中の謎を、作中作品の『ななつのこ』の読者と著者の間のファンレターとその返事の中で解決するという、ちょっと変わったミステリー。
構成でいえば、7編の短編連作の形式になっていて、作中作品の『ななつのこ』の1話ずつと内容がリンクしているのもおもしろかった。
さらに言うと、全編を通じての謎解きが、大きく1つ仕掛けてある。よくよく考えてある構成だなと感心しました。
各話謎解きが一回の往復書簡の間でされ、さらに言えば何が謎なのかも最後まで分からないなど、自分で謎解きを楽しみにしている向きには面白くないかもしれない。
ただ、全編が優しい気持ちで書かれているため、優しい解決が示されるとホッとできる。
こういった優しい謎解きはもっと増えて欲しいなぁと思います。
この作品では、殺人事件や、誘拐事件が起こるわけでもない。
日常の中の謎を、作中作品の『ななつのこ』の読者と著者の間のファンレターとその返事の中で解決するという、ちょっと変わったミステリー。
構成でいえば、7編の短編連作の形式になっていて、作中作品の『ななつのこ』の1話ずつと内容がリンクしているのもおもしろかった。
さらに言うと、全編を通じての謎解きが、大きく1つ仕掛けてある。よくよく考えてある構成だなと感心しました。
各話謎解きが一回の往復書簡の間でされ、さらに言えば何が謎なのかも最後まで分からないなど、自分で謎解きを楽しみにしている向きには面白くないかもしれない。
ただ、全編が優しい気持ちで書かれているため、優しい解決が示されるとホッとできる。
こういった優しい謎解きはもっと増えて欲しいなぁと思います。
2017年9月15日に日本でレビュー済み
大崎梢の作品で取り上げられていたのをきっかけに本作を入手。
短大生の入江駒子が導かれるように手に取った作中作『ななつのこ』。それは田舎に住む少年・はやてが
経験した不思議な出来事に、療養所(サナトリウム)暮らしをしている女性・あやめさんが推察を繰り広げる
という連作短編。時を同じくして駒子の周囲で起きた不思議な出来事を彼女が『ななつのこ』作者である
佐伯綾乃という人物にファンレターの形で送ったところ、作中のあやめさんよろしく推察が返事で
来るようになり……というおはなしであり、ある意味において『日常の謎を解く安楽椅子探偵』を描いた
連作短編である。
いなくなった犬と道路に点々とした血に対する盗まれたスイカ、入れ替わった絵に対する金色鼠、
七年ぶりに広島から帰ってきた写真に対する消えた青い絵の具、米軍住宅の柵にいた祖母と孫に
対する水色の蝶、新宿まで30キロほどの距離を移動した恐竜に対する竹の花咲く老いらくの恋、
白いタンポポに対する赤と青のアジサイそして鉢が2つから4つに増えた歯科医院のペチュニアに
対する同時に消えた7匹の子猫と、駒子の周囲で起きた出来事と作中作がリンクしていることも
さることながら、それらの話の節々に登場する伏線(具体的には何かは言わないでおこう)が最後に
一つにまとまると同時にどうして作者が駒子に返事を書くようになったのかが明らかになるくだりに、
これが一般文芸ではなく創元推理文庫というレーベルから出ていることを思い出させてくれる。
短大生の入江駒子が導かれるように手に取った作中作『ななつのこ』。それは田舎に住む少年・はやてが
経験した不思議な出来事に、療養所(サナトリウム)暮らしをしている女性・あやめさんが推察を繰り広げる
という連作短編。時を同じくして駒子の周囲で起きた不思議な出来事を彼女が『ななつのこ』作者である
佐伯綾乃という人物にファンレターの形で送ったところ、作中のあやめさんよろしく推察が返事で
来るようになり……というおはなしであり、ある意味において『日常の謎を解く安楽椅子探偵』を描いた
連作短編である。
いなくなった犬と道路に点々とした血に対する盗まれたスイカ、入れ替わった絵に対する金色鼠、
七年ぶりに広島から帰ってきた写真に対する消えた青い絵の具、米軍住宅の柵にいた祖母と孫に
対する水色の蝶、新宿まで30キロほどの距離を移動した恐竜に対する竹の花咲く老いらくの恋、
白いタンポポに対する赤と青のアジサイそして鉢が2つから4つに増えた歯科医院のペチュニアに
対する同時に消えた7匹の子猫と、駒子の周囲で起きた出来事と作中作がリンクしていることも
さることながら、それらの話の節々に登場する伏線(具体的には何かは言わないでおこう)が最後に
一つにまとまると同時にどうして作者が駒子に返事を書くようになったのかが明らかになるくだりに、
これが一般文芸ではなく創元推理文庫というレーベルから出ていることを思い出させてくれる。