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スタジアム虹の事件簿 (創元推理文庫 M あ 5-1) 文庫 – 2001/4/1
青井 夏海
(著)
いつも優雅なドレスに身を包み、綺麗な靴を履いて観客席に現れるおっとりした女性・虹森多佳子。超弩級の野球音痴でありながら、なぜかプロ野球球団のオーナーを務める彼女は、奇妙な謎を次々と解決に導く才能も持ち合わせていた! 安楽椅子探偵の冴え渡る推理と、優勝の夢に向かって走り始めた万年最下位球団の奮闘を描く本格ミステリ。
- 本の長さ322ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2001/4/1
- ISBN-104488431011
- ISBN-13978-4488431013
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2001/4/1)
- 発売日 : 2001/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 322ページ
- ISBN-10 : 4488431011
- ISBN-13 : 978-4488431013
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,666,540位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月25日に日本でレビュー済み
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Very nice
2014年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
春井夏海の作品は初めてある。実に面白く楽しく読ませて貰った。ほのぼのとした中に本格推理小説の手法が収められており、これから推理小説を読もうかなと思われる方には最適でしょう。
2006年5月18日に日本でレビュー済み
1994年に、MBC21・発行、東京経済・発売で自費出版として出たものの文庫化。
静岡県三島市(?)に本拠地を置くパ・リーグの球団、東海レインボーズ。そのスタジアムには、実に様々な人たちが訪れる。息子を誘拐された飲食店主、大検を目指す若者、父親と喧嘩してしまった男の子。そのなかでも目立つのが、東海レインボーズの若き女性オーナー虹森多佳子なのである。多佳子はスタジアムに集う人たちの話を聞き、相談に乗ってあげているうちに、謎を解決してしまう。
安楽椅子探偵のなかでも、ちょっと趣向の変わった一冊だと思う。純粋なミステリというのではないし、秀逸なトリックがあるわけでもない。しかし、読んでみる価値はあるだろう。
謎の解決に、いちいち、野球の試合展開が重ね合わされており、野球ミステリとして読めなくもない。
静岡県三島市(?)に本拠地を置くパ・リーグの球団、東海レインボーズ。そのスタジアムには、実に様々な人たちが訪れる。息子を誘拐された飲食店主、大検を目指す若者、父親と喧嘩してしまった男の子。そのなかでも目立つのが、東海レインボーズの若き女性オーナー虹森多佳子なのである。多佳子はスタジアムに集う人たちの話を聞き、相談に乗ってあげているうちに、謎を解決してしまう。
安楽椅子探偵のなかでも、ちょっと趣向の変わった一冊だと思う。純粋なミステリというのではないし、秀逸なトリックがあるわけでもない。しかし、読んでみる価値はあるだろう。
謎の解決に、いちいち、野球の試合展開が重ね合わされており、野球ミステリとして読めなくもない。
2006年3月6日に日本でレビュー済み
見縞市にフランチャイズを持つ、万年最下位の東海レインボーズ。亡き夫の遺志を継ぎ、この愛すべき球団のオーナーとなった野球音痴の未亡人多佳子。
本作は、ガラガラの球場の中で、耳にした話だけをヒントに、多佳子が様々な謎を解く、いわゆる「安楽椅子探偵もの」の短編連作である。
何より主旋律にある野球への愛情が心地よい。私自身、近鉄の応援を長くしてきたので、巨○が野球だと思っている思い上がった球団と対極にある、真のファンが愛する地元チームという設定にグッときてしまう。
元は自費出版されたものが、口コミ中心に評判を呼び、遂にメジャー出版に到ったという、夢のある生い立ちの作品でもある。
個々の短編の出来にバラつきは若干あるが、第二話「見えない虹」は特に素晴らしい。ただの推理物ではなく、立派に青春小説でもある。
最終話の余韻もなかなかのもの、第一話、第二話と伏線が張ってある辺りは、2年がかりで書いたという著者の「作りこみ」度合いが感じられる秀作だ。
勿論創元社から出るくらいだから、推理小説としても文句ない水準にある。
野球が良くわからない人でも、野球音痴の多佳子向けに、球場での同行者がプレイ解説をしてくれるので、安心してどうぞ。
本作は、ガラガラの球場の中で、耳にした話だけをヒントに、多佳子が様々な謎を解く、いわゆる「安楽椅子探偵もの」の短編連作である。
何より主旋律にある野球への愛情が心地よい。私自身、近鉄の応援を長くしてきたので、巨○が野球だと思っている思い上がった球団と対極にある、真のファンが愛する地元チームという設定にグッときてしまう。
元は自費出版されたものが、口コミ中心に評判を呼び、遂にメジャー出版に到ったという、夢のある生い立ちの作品でもある。
個々の短編の出来にバラつきは若干あるが、第二話「見えない虹」は特に素晴らしい。ただの推理物ではなく、立派に青春小説でもある。
最終話の余韻もなかなかのもの、第一話、第二話と伏線が張ってある辺りは、2年がかりで書いたという著者の「作りこみ」度合いが感じられる秀作だ。
勿論創元社から出るくらいだから、推理小説としても文句ない水準にある。
野球が良くわからない人でも、野球音痴の多佳子向けに、球場での同行者がプレイ解説をしてくれるので、安心してどうぞ。
2005年2月14日に日本でレビュー済み
それぞれが独立したストーリーでありながらも、大筋はずれていなく、野球のワンシーズンを通して、万年最下位のチームが逆境に耐えながらも優勝を目指す、というお話です。レインボーズの選手の名前が、全員色をモチーフにしてあったりと細部まで凝った作りだなあ、と思いました。
優勝できたかどうかが気がかりですが、きっと優勝したのでしょう。
優勝できたかどうかが気がかりですが、きっと優勝したのでしょう。
2001年5月19日に日本でレビュー済み
この本を読んだ後、不思議なことにまったく野球に興味のなかった私がちょっとだけですが、野球っておもしろいかも、と思えるようになりました。 これがデビュー作ということですが、あったかい雰囲気で、読後感がとてもよかったです。 次回作に期待大です。
2001年5月31日に日本でレビュー済み
本書は5つの物語からなる連作ミステリー。プロ野球で万年リーグ最下位のチーム・東海レインボーズのオーナーを務める虹森多佳子の推理で、奇妙な謎を次々と解決していきます。面白いのは野球を全く知らない主人公が、その野球のルールなどを覚えていく過程でのルールなどを推理に結び付けている点で、野球見物をパーティーに出席するような盛装ながら、控えめで、ここぞという時に行動していくというキャラクターは魅力があります。また東海レインボーズを応援するファンにもそれぞれに特徴があり、推理は勿論のこと、万年最下位球団の奮闘ぶりも面白く描かれています。