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墓標なき墓場 (創元推理文庫 M こ 3-1 高城高全集 1) 文庫 – 2008/2/1
高城 高
(著)
- 本の長さ235ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2008/2/1
- ISBN-104488474012
- ISBN-13978-4488474010
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2008/2/1)
- 発売日 : 2008/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 235ページ
- ISBN-10 : 4488474012
- ISBN-13 : 978-4488474010
- Amazon 売れ筋ランキング: - 935,574位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
確かに独特の雰囲気を持つ作品ですが,推理本として、見た場合は幼稚です。あまりに、ひとりよがり過ぎます。もう少し文が柔らかければ、優れた読みものになったのでは。確かに氏の若い頃の作品なので、差し引いて考えるべきかもしれませんがー。
2014年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の作品は初めて読んだ。北海道を舞台にした小説が読みたい一心からだ。期待は良い方に裏切られた。55年前、北海道東部で起きた不可解な輸送船の遭難に隠された陰謀が描かれている。そここにヒントはあるのだが、結末が露わになるまで、読書子の犯人探しは右往左往する。特に殺された被害者の周りに現れる者たちの様々な人物像が、否応なく推論を惑わせる。
インターネットも携帯電話も無い時代、情報収集や通信手段は全て人間の目、耳、口、手、足で集められる。現代に比べれば遅々として進まない調査が続く。それを補うのは人間が持って生まれた感性と、経験の蓄積による判断力である。便利な世の中に浸りきった我々にとって、昭和三十年代初めの全てが不自由な時代背景を知ることは大切なのではないだろうか。
インターネットも携帯電話も無い時代、情報収集や通信手段は全て人間の目、耳、口、手、足で集められる。現代に比べれば遅々として進まない調査が続く。それを補うのは人間が持って生まれた感性と、経験の蓄積による判断力である。便利な世の中に浸りきった我々にとって、昭和三十年代初めの全てが不自由な時代背景を知ることは大切なのではないだろうか。
2013年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直、ぐんぐん読めるタイプの小説ではなく、読み切るまでに時間をかけてしまった作品ですが、今とはまったく異なる時代背景といわゆるマスコミのこの時代の裏側が興味深かったです。
なんとなく本当にありそうなストーリーだとも感じました。それだけリアリティがあったのかも。
なんとなく本当にありそうなストーリーだとも感じました。それだけリアリティがあったのかも。
2008年3月11日に日本でレビュー済み
かつて旧「宝石」からデビューし、大藪春彦、河野典生とともにハードボイルド三羽烏といわれた高城高の現在まで唯一の長編。
昭和30年代の釧路を舞台に、海難事故に秘められた謎を新聞記者が追求するストーリーは著者が謙遜するような、低い水準の出来ではなく、むしろこの錯綜したプロットを活かすにはこの倍の分量が欲しかったところだ。
それは登場人物の描写にもいえることで、スクープと引き替えに左遷された主人公の鬱屈と再生をより丹念に描けば、80年代の志水辰夫や北方謙三の同種の作品の先駆になり得たのにと惜しまれる。
しかし厚い霧が立ち込める港町の描写の硬質な詩情性や、簡潔できびきびした文体は過剰さが持て囃される現代作品の多くに閉口する者としては心地よい。
引き続き上梓される短編集が楽しみだ。
昭和30年代の釧路を舞台に、海難事故に秘められた謎を新聞記者が追求するストーリーは著者が謙遜するような、低い水準の出来ではなく、むしろこの錯綜したプロットを活かすにはこの倍の分量が欲しかったところだ。
それは登場人物の描写にもいえることで、スクープと引き替えに左遷された主人公の鬱屈と再生をより丹念に描けば、80年代の志水辰夫や北方謙三の同種の作品の先駆になり得たのにと惜しまれる。
しかし厚い霧が立ち込める港町の描写の硬質な詩情性や、簡潔できびきびした文体は過剰さが持て囃される現代作品の多くに閉口する者としては心地よい。
引き続き上梓される短編集が楽しみだ。