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黒いチューリップ (創元推理文庫) 文庫 – 1971/3/24
アレクサンドル・デュマ
(著),
宗 左近
(翻訳)
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風車とチューリップの国オランダ、その片隅で神秘の花、黒いチューリップの創造に没頭する青年コルネリウスは、陰謀にまきこまれていまは断頭台へひかれていく運命にあった。風雲急を告げるオランダ戦争前夜の史実を背景に、大自然の摂理の妙と地上の血なまぐさい係争をめぐって展開する、大デュマ会心の恋と戦乱の雄渾なる一大叙事詩!
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1971/3/24
- 寸法14.9 x 10.5 x 1.5 cm
- ISBN-104488512011
- ISBN-13978-4488512019
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対象商品: 黒いチューリップ (創元推理文庫)
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1971/3/24)
- 発売日 : 1971/3/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 376ページ
- ISBN-10 : 4488512011
- ISBN-13 : 978-4488512019
- 寸法 : 14.9 x 10.5 x 1.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 568,562位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 829位フランス文学研究
- - 1,970位創元推理文庫
- - 2,920位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
17世紀オランダの暴動に巻き込まれた男女をめぐる手に汗握る恋愛小説。その触媒のような役割を果たす「黒いチューリップ」の花言葉は「私を忘れて」ですが、愛し合う男女には皮肉にも「私を忘れないで」の叫びが聞こえてきそうなほど、様々な試練と危険が付きまといます。
民衆に虐殺された指導者ヤン・デ・ウィットとその兄コルネリス・デ・ウィットの最期のなまなましい描写もさることながら、兄のコルネリスが名付け親となった主人公の純真さには、もどかしさすら感じ、ハラハラ、ドキドキする場面の連続です。
アレクサンドル・デュマがこのような作品を書いていたとは驚きでした。
民衆に虐殺された指導者ヤン・デ・ウィットとその兄コルネリス・デ・ウィットの最期のなまなましい描写もさることながら、兄のコルネリスが名付け親となった主人公の純真さには、もどかしさすら感じ、ハラハラ、ドキドキする場面の連続です。
アレクサンドル・デュマがこのような作品を書いていたとは驚きでした。
2019年11月29日に日本でレビュー済み
オランダの政治家のウィット兄弟が市民によって虐殺されるところから語りはじめられる本書だが、話の中心は何と言っても黒いチューリップを仲立ちとした青年コルネリウスと牢獄の看守の娘ローザとの恋と冒険である。
物語を面白くするうえで重要な敵役の第1はコルネリウスの隣人で熱狂的なチューリップ作家のイザーク・ボクステル、敵役の第2はローザの父親である獄吏グリフュスだろう。
本書は17世紀オランダで実際に発生したチューリップ・バブル (当時もてはやされたチューリップの価格が異常に高騰した史実) と政治家デ・ウィット兄弟の惨殺事件を主な題材にしている。
多額の懸賞がかかった「黒いチューリップ」をめぐる陰謀と、当時不可能とされていた黒いチューリップ品種開発に情熱をかたむけつつも、デ・ウィット兄弟との係累として無実の罪で投獄されてしまった青年コルネリススと、牢番の娘の愛を描く。
オランダ人でありながら、フランス王ルイ14世派のウィット兄弟と、反ルイ14世派のオレンジ公ウイリアムの間の対立にまつわる政治色の濃い話は最初の方だけで、すぐに黒いチューリップ栽培と、コルネリウスとローザの恋物語の大きな波に飲み込まれてしまう。
伝書バトによる遠隔地への通信といい、ビュイッテンホッフからレーヴエンスタインの砦までコルネリウスが監獄を移動するとローザの願い出により父グリフュスが転勤になるここといい、都合の良いストーリー展開も散見されるが、総じてよくできた娯楽冒険小説だ。とりわけ恋に夢中になった少女ローザが愛らしい。
それにしても大デュマはよくよく監獄シーンが好きなのか、「モンテクリスト伯」は言うにおよばず、「三銃士」にも、そして本作にも出てきて興味深かった。
思えばスタンダールの「パルムの僧院」にも、バルザックの作品にも、ユゴーの作品にも出てくるので、これはあるいは19世紀フランス文学のひとつの特徴かも知れない。
本作の途中で、監獄からコルネリウスがローザにこまごまと指示を出して、彼女に黒いチューリップを栽培させるくだりからいよいよドラマは緊迫の度を増し、粒粒辛苦のすえに完成した黒いチューリップを宿敵ボクステルに盗まれるあたりからはページをめくるのさえもどかしいくらい一気に読んだ。
物語を面白くするうえで重要な敵役の第1はコルネリウスの隣人で熱狂的なチューリップ作家のイザーク・ボクステル、敵役の第2はローザの父親である獄吏グリフュスだろう。
本書は17世紀オランダで実際に発生したチューリップ・バブル (当時もてはやされたチューリップの価格が異常に高騰した史実) と政治家デ・ウィット兄弟の惨殺事件を主な題材にしている。
多額の懸賞がかかった「黒いチューリップ」をめぐる陰謀と、当時不可能とされていた黒いチューリップ品種開発に情熱をかたむけつつも、デ・ウィット兄弟との係累として無実の罪で投獄されてしまった青年コルネリススと、牢番の娘の愛を描く。
オランダ人でありながら、フランス王ルイ14世派のウィット兄弟と、反ルイ14世派のオレンジ公ウイリアムの間の対立にまつわる政治色の濃い話は最初の方だけで、すぐに黒いチューリップ栽培と、コルネリウスとローザの恋物語の大きな波に飲み込まれてしまう。
伝書バトによる遠隔地への通信といい、ビュイッテンホッフからレーヴエンスタインの砦までコルネリウスが監獄を移動するとローザの願い出により父グリフュスが転勤になるここといい、都合の良いストーリー展開も散見されるが、総じてよくできた娯楽冒険小説だ。とりわけ恋に夢中になった少女ローザが愛らしい。
それにしても大デュマはよくよく監獄シーンが好きなのか、「モンテクリスト伯」は言うにおよばず、「三銃士」にも、そして本作にも出てきて興味深かった。
思えばスタンダールの「パルムの僧院」にも、バルザックの作品にも、ユゴーの作品にも出てくるので、これはあるいは19世紀フランス文学のひとつの特徴かも知れない。
本作の途中で、監獄からコルネリウスがローザにこまごまと指示を出して、彼女に黒いチューリップを栽培させるくだりからいよいよドラマは緊迫の度を増し、粒粒辛苦のすえに完成した黒いチューリップを宿敵ボクステルに盗まれるあたりからはページをめくるのさえもどかしいくらい一気に読んだ。
2015年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
印刷が薄く・・・というか、消えてる部分があって、推測して読んだりしました。正直ガッカリです。
2004年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この小説を読む人は誰も、『モンテクリスト伯』や『三銃士』の作家の若き日の純情に驚かざるを得ない。デュマの代表作は、ほとんど複数の助手とのコラボレーションであると言われるが、この作品はデュマ本人のもの。そして、歴史的背景や登場人物の設定が明らかに『モンテクリスト伯』の縮小版になっている。デュマの代表作と比較して論じると評価は低いが、青春の純情が十分に感じられるこのような小説をあの人生の達人デュマが書いたという事実に驚かざるを得ない。デュマの全貌を知るための必読書。
2004年7月7日に日本でレビュー済み
私はデュマのファンです。
なので、この本の存在を知って読みたくなったので買いました。
「三銃士」や「モンテ・クリスト伯」のような冒険活劇を期待して読まないほうがいいかと思います。
このお話は静かに進行していきますから。
最初の場面は残酷ですが、政治にかかわると理不尽なことで命を奪われることがあるものです。
そういうところは、私はリアリティがあると思いましたので気になりませんでした。
その後の、主人公が無実の罪で…という話の流れもお得意の展開ですが、今回の主人公はあまりにも無力で無垢です。少し物足りない気もしました。
新たな権力者であるオレンジ公は、冷酷で不気味です。
途中でだいたい話のスジがよめます(伏線とかも)。
終わりも少々すっきりしません。
権力者の気まぐれというものは罪深いですね…。
デュマの作品を初めて読む方は、この作品より先に「三銃士」か「モンテ・クリスト伯」を読むことをおすすめします。
そしてデュマのファンになったら、この本を手にとってみてください。
なので、この本の存在を知って読みたくなったので買いました。
「三銃士」や「モンテ・クリスト伯」のような冒険活劇を期待して読まないほうがいいかと思います。
このお話は静かに進行していきますから。
最初の場面は残酷ですが、政治にかかわると理不尽なことで命を奪われることがあるものです。
そういうところは、私はリアリティがあると思いましたので気になりませんでした。
その後の、主人公が無実の罪で…という話の流れもお得意の展開ですが、今回の主人公はあまりにも無力で無垢です。少し物足りない気もしました。
新たな権力者であるオレンジ公は、冷酷で不気味です。
途中でだいたい話のスジがよめます(伏線とかも)。
終わりも少々すっきりしません。
権力者の気まぐれというものは罪深いですね…。
デュマの作品を初めて読む方は、この作品より先に「三銃士」か「モンテ・クリスト伯」を読むことをおすすめします。
そしてデュマのファンになったら、この本を手にとってみてください。
2002年5月25日に日本でレビュー済み
政治の混乱に巻き込まれてしまった一人の若者と彼が大切にしているチューリップの物語です。物語の始まりは なんだか血なまぐさくて恐ろしいのですが、無実の罪で捕らえられた主人公がチューリップを守る為に悩み考える姿、そして唯一の理解者で協力者の娘との恋、、。と実は 冒険ロマンの素敵なお話です。ハラハラ、ドキドキしながら美しいチューリップの物語りを堪能して下さい!”古典”ともいえる傑作です。