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海底二万里 (創元SF文庫) (創元推理文庫 517-4) 文庫 – 1977/4/22
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一八六六年に、ある奇妙な事件があった。《動く暗礁》が、つぎつぎと海難事故を引き起こしていたのだ。パリ科学博物館のアロナックス教授は、究明のため太平洋に向かったが、彼を待ち受けていたのは、反逆者ネモ船長指揮する潜水艦ノーチラス号だった!その行く手には、神秘と驚異の大海洋が待ち受けていた。不朽の名作。南村喬之 画
- 本の長さ549ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1977/4/22
- ISBN-104488517048
- ISBN-13978-4488517045
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1977/4/22)
- 発売日 : 1977/4/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 549ページ
- ISBN-10 : 4488517048
- ISBN-13 : 978-4488517045
- Amazon 売れ筋ランキング: - 184,750位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 104位創元SF文庫
- - 282位フランス文学 (本)
- - 664位創元推理文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ディズニーシーにいったら急に読みたくなり読破!読破!読破!読破!読破!読破!読破!
2021年12月17日に日本でレビュー済み
50代男です。500冊以上読んできたと思うが、予想以上の読み応えだった。
世捨て人のようなネモ船長に、潜水艦内で終わりのない監禁生活を送ることになった教授たち。
ネモ船長率いる秘密めいた潜水艦で、世界の海を駆け回る。
そこで起こる日常では考えられない出来事の数々。読書の醍醐味を再認識させられる。
ネモ船長は、「80日間世界一周」の主人公フォッグ氏と共通点がある。
余計なことは喋らず寡黙だが、意志の強さとやり遂げる力がある。
船長が陸を人を拒絶する原因となった暗い過去も、匂わせるだけで明らかにはしない点もよかった。
復習を果たしても、更なる苦悶を抱える船長。
読んでない方は、是非読んでみてください。作者の知識と、創造力に度肝を抜かれます。
世捨て人のようなネモ船長に、潜水艦内で終わりのない監禁生活を送ることになった教授たち。
ネモ船長率いる秘密めいた潜水艦で、世界の海を駆け回る。
そこで起こる日常では考えられない出来事の数々。読書の醍醐味を再認識させられる。
ネモ船長は、「80日間世界一周」の主人公フォッグ氏と共通点がある。
余計なことは喋らず寡黙だが、意志の強さとやり遂げる力がある。
船長が陸を人を拒絶する原因となった暗い過去も、匂わせるだけで明らかにはしない点もよかった。
復習を果たしても、更なる苦悶を抱える船長。
読んでない方は、是非読んでみてください。作者の知識と、創造力に度肝を抜かれます。
2017年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古典SFの名著。優雅で、快適で、驚きに満ちた海底旅行。
世界地図と引き比べながら読み進めるのも楽しいと思う。
船の生活の雰囲気を伝える淡々とした描写と、当時は
最先端科学であったろう博物学にもとづいた生物の
膨大な分類記述が読者によっては退屈に感じるかもしれない。
随分科学技術は進んだはずなのに、いまだ海底旅行は無粋な
潜水艦でしか実現できていないのは残念なものだ。
世界地図と引き比べながら読み進めるのも楽しいと思う。
船の生活の雰囲気を伝える淡々とした描写と、当時は
最先端科学であったろう博物学にもとづいた生物の
膨大な分類記述が読者によっては退屈に感じるかもしれない。
随分科学技術は進んだはずなのに、いまだ海底旅行は無粋な
潜水艦でしか実現できていないのは残念なものだ。
2006年9月17日に日本でレビュー済み
小学生の頃に読み耽ったものである。
最近読み返して見ると この本は小学生には難しい事が良くわかった。確かに潜水艦で世界の海を渡り歩くという話は 小学生にも十分面白いのだが それは舞台設定だけの話だ。やはり 本作の主眼はネモ船長の「孤独」にある。それを理解することは 小学生はおろか 20歳代でも難しい話である。
ネモ船長は地上に絶望して ノーチラス号で海に逃れる。どのような経緯で ネモ船長が絶望に至ったかは分からない。彼は オルガンを弾き 読書家であるという芸術家であり 同時に 何かに憑かれたかのように殺戮を繰り返す暴君でもある。この両義性がネモ船長の性格を複雑にしている。人を殺し それを悔やんでオルガンを弾くという姿は誠に鮮烈なイメージだ。書いてはいないが 曲もバッハしかありえないと今でも思う。
海底二万里は その後の多くの人に影響を与えた。「潜水艦の中に潜む神」という切り口で 様々な作品が生まれたことはその後の歴史である。その意味で 海底二万里の価値は大きい。
小学生で「卒業」出来る本ではない。是非 再読をお勧めする。
最近読み返して見ると この本は小学生には難しい事が良くわかった。確かに潜水艦で世界の海を渡り歩くという話は 小学生にも十分面白いのだが それは舞台設定だけの話だ。やはり 本作の主眼はネモ船長の「孤独」にある。それを理解することは 小学生はおろか 20歳代でも難しい話である。
ネモ船長は地上に絶望して ノーチラス号で海に逃れる。どのような経緯で ネモ船長が絶望に至ったかは分からない。彼は オルガンを弾き 読書家であるという芸術家であり 同時に 何かに憑かれたかのように殺戮を繰り返す暴君でもある。この両義性がネモ船長の性格を複雑にしている。人を殺し それを悔やんでオルガンを弾くという姿は誠に鮮烈なイメージだ。書いてはいないが 曲もバッハしかありえないと今でも思う。
海底二万里は その後の多くの人に影響を与えた。「潜水艦の中に潜む神」という切り口で 様々な作品が生まれたことはその後の歴史である。その意味で 海底二万里の価値は大きい。
小学生で「卒業」出来る本ではない。是非 再読をお勧めする。
2012年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去から名作の名高い本書。子供のころからいろいろと小説を読んできたけれど、このたび初めて本書を手に取った。〜幾人ものレビュアの方が指摘しているとおり博物学的な薀蓄の豊富さはものすごいものがあり、それを綺麗に整理して構成を設計できているところなどは相当の努力があったと思う。しかし、本書にとってその知識量がストーリテリングのダイナミズムを失わせる逆効果として働いていることは否めない。確かにそれらが小説のディテールとして本書にリアリティを付与させていることはまちがいないと思う。その情報を--翻訳者の力もあるとおもうが--読みやすい文章で書き連ねているところなどは大したものだ。しかし、僕は本書を読みながら、「いったいいつ物語の核に入っていくのだろう」と思いながらページをめくっていた。つまり、海洋冒険譚が博物学的な知識に支えられながら、事実がランダムに並べてあるだけなのだ。僕個人としてはコナン・ドイルの
失われた世界―チャレンジャー教授シリーズ (創元SF文庫)
のように、『未開の地に旧時代の生き物が生存していて、それを探しに行く』といった中核のモチーフを期待して本書を読み進めていたのだが、本書にはそれがない。著者が一切の手抜きなく本書をしっかりと作り上げたのは認めるが、残念ながら僕は本書を無条件で面白く読み進めることができなかった。
2006年1月16日に日本でレビュー済み
普通の空想科学小説ではありません。
世界の海底を探険しながら海の生き物の事や海流のことがよく理解できます。
私が好きなシーンは南極で氷に閉じ込められて身動きがとれなくなった
ノーチラス号がネモ船長の知恵で氷の牢屋から脱出するところです。
大王イカの襲来よりも手に汗にぎるシーンです。
読んでて落ち着かなくなりました。
ダイビングやサーフィン、カヤックなどのマリンスポーツが好きな人と
ディズニーシーの七つのポートの中でミステリアスアイランドが好きな人は必読の本です。
世界の海底を探険しながら海の生き物の事や海流のことがよく理解できます。
私が好きなシーンは南極で氷に閉じ込められて身動きがとれなくなった
ノーチラス号がネモ船長の知恵で氷の牢屋から脱出するところです。
大王イカの襲来よりも手に汗にぎるシーンです。
読んでて落ち着かなくなりました。
ダイビングやサーフィン、カヤックなどのマリンスポーツが好きな人と
ディズニーシーの七つのポートの中でミステリアスアイランドが好きな人は必読の本です。
2014年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
創元文庫の「海底二万里」は全訳ではないです。
わたしはまだ読んでませんが、こんな短いわけがないです。
全訳の海底二万里はかなり長いです。
レビューに上中下巻あるという指摘がありますが、中下巻が見当たりません。
まあ、いちばん面白いのは序盤なのですが、海底二万里の全訳だというレビューはどうも信用ができません。
新潮文庫の「海底二万里」はおそらく全訳です。創元の倍以上の厚さがあります。
わたしはまだ読んでませんが、こんな短いわけがないです。
全訳の海底二万里はかなり長いです。
レビューに上中下巻あるという指摘がありますが、中下巻が見当たりません。
まあ、いちばん面白いのは序盤なのですが、海底二万里の全訳だというレビューはどうも信用ができません。
新潮文庫の「海底二万里」はおそらく全訳です。創元の倍以上の厚さがあります。
2009年12月16日に日本でレビュー済み
豊富な博物学的知識を持ったヴェルヌが、これでもかこれでもかと海洋ネタを詰め込んだ作品。
日本人としては腹が減る。
日本人としては腹が減る。