中古品:
¥968 税込
配送料 ¥257 5月25日-27日にお届け(5 時間 41 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: ◆◆特記事項◆◆『良い』相当の商品です。小口に経年ヤケ・やや薄ヨゴレ、使用品の為、カバーに多少キズやイタミ、経年程度の使用感やヤケ、薄いヨゴレ等が有る場合もございますが、普通に読む分には問題のない商品です。※品質には十分注意しておりますが、万一不具合等ございましたらご連絡下さい※使用品の為、多少の傷やヤケ・ヨゴレ等はご理解下さい※特記事項において全てのページの書込みや傷みを確認する事は出来ませんので、あくまでも目安となります。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

ゴーメンガースト (創元推理文庫 534-2) 文庫 – 1987/2/1

3.3 5つ星のうち3.3 3個の評価

ゴーメンガースト城の当主はいまだ年少の第七十七代伯爵タイタス・グローン。彼は、何千年も前から繰り返される煩瑣な儀式に飽き、未知の外界へ、燃えるような憧れを抱きはじめた。一方、使用人から成り上がったスティアパイクは、狡猾な陰謀の罠を次から次へと張りめぐらしていた。アダルト・ファンタジーの巨編はいよいよ佳境に入る。

続きを読む もっと少なく読む

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (1987/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1987/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 679ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488534023
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488534028
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 3個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
マ−ヴィン・ピ−ク
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中3.3つ
5つのうち3.3つ
3グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2016年6月16日に日本でレビュー済み
前伯爵の変死など陰惨な事件があったにも関わらず、石の城の長い歴史の前には些事のようで、何事も変わらずに時は流れ、前作巻末において、幼いながらも第七十七代のゴーメンガースト伯爵となったタイタスは少年期を迎えている。
家訓どおり、市井の子供等に混じって学業に勤しむタイタスだったが、他の子と代わらぬ無邪気さは徐々に失われてく。
城主として日々欠かせない各種の儀式がタイタスを滅入らせるのだ。
そしてそれらの儀式を司るのは、狡猾な策略によって調理場の下働きから今や書庫長に成り上がったスティアパイク。
タイタスは自分を縛り付けるかに感じる儀式を憎むとともに、何時しかその象徴的な存在とも言えるスティアパイクをも憎むようになる。
タイタスの父親セパルプグレイヴ卿を死に追いやったのはスティアパイク本人であり、その憎悪も故無きことではない。
更に、城内の年長者の中にはスティアパイクの犯罪性に感づいている者達が居た。
普段は巨大な体の中に閉じ込められているものの、恐るべき洞察力を秘めた伯爵妃ガートルード、ゴーメンガースト城随一の知性を持ったプルーンスクワラー医師、そしてスティアパイクの計略の犠牲となって城を追放された筆頭家来のフレイは、それぞれの推測から巧妙に成し遂げられたスティアパイクの犯罪を解き明かそうとするのだったが・・・

少年期のタイタスを囲む面子の中では、それぞれの人間性があまりにも如実に描写されている教授陣が面白い。
特にプルーンスクワラー医師の妹であるイルマ嬢と、老齢の塾頭ベルグローヴのロマンスは抱腹絶倒で、重々しい雰囲気の本シリーズの中では清涼剤的な役割を果たしている。
乳兄妹である「やつ」との奇妙な出会いと初恋、そして突然の死、更には心を許せる数少ない存在であった姉フューシャとの死別によって、思いも寄らず早々と少年期に別れを告げることになるタイタスの成長ぶりが見所となる第2部だが、もう一人の主人公とも言えるスティアパイクを中心にしたピカレスク・ロマンとしても読めるダブル・プロットになっている。
直接的に絡む場面の少ないこの二人が、恐るべき豪雨によって巨大なゴーメンガースト城の殆どが水没する中、対決する様子には手に汗を握ってしまった。
本作は、タイタスがゴーメンガーストを捨てて旅立つ場面で終わるのだが、それによって物語全体が見事に纏まっており、この後に第3部が存在するということに戸惑いを覚えるほどだ
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月27日に日本でレビュー済み
スティアパイクの造形は、たとえば、『嵐が丘』におけるヒースクリフを思い浮かべれば、得心がいく。
ゴシックのなんたるかを知るならば、舞台構成からなにから、きわめてまっとうで、伝統的な作品であることが首肯できよう。
本作でのタイタスは、ほとんど状況に翻弄されているが、ピークの主眼は物語外の世界で、物語の主人公になにが起こるかにあった。

BBCラジオ番組では、スティアパイク役をスティングが担当している。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート