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メトロポリス (創元SF文庫) 文庫 – 1988/12/11
テア・フォン・ハルボウ
(著),
前川 道介
(翻訳)
夜空をサーチライトが切り裂き、花火が〈ヨシワラ〉の文字を刻みつける。林立する高層建築の屋上では飛行機が発着を繰り返し、地下都市から現れた労働者の群れが〈バベルの塔〉に吸い込まれてゆく。ここは巨大な機械都市メトロポリス。君臨する支配者を憎んだ天才科学者が、あるとき一体のロボットを完成させ、そして都市の崩壊がはじまった。不朽の名画を脚本家自身が小説化。
- 本の長さ364ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1988/12/11
- ISBN-104488550010
- ISBN-13978-4488550011
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社; 第3版 (1988/12/11)
- 発売日 : 1988/12/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 364ページ
- ISBN-10 : 4488550010
- ISBN-13 : 978-4488550011
- Amazon 売れ筋ランキング: - 249,719位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2013年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔読んだのを思い出し増した。映画も名作でしたね。また見たいです。
2021年2月20日に日本でレビュー済み
映画の増補版を初めて拝見して、脚本の意図が、1920年代としては、先駆的なものであったことに気が付きました。しかし、ロシア革命が1917年に起きていますから、おそらくは、意図のなかに「革命への制動」が含まれていたものと考えられます。
それにしても、映画の方は、牧歌的解消にいたりましたね。
それにしても、映画の方は、牧歌的解消にいたりましたね。
2005年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大多数の機械の奴隷達と少数の特権階級に分裂した未来の大都市、メトロポリス。その絶対的支配者の息子フレーダーが労働者達に平和を説く処女マリアに恋をし、狂気の天才科学者ロートヴァングが機械人間の女を創造したことから、その強固な垣根はぐらついて不穏に揺れ始める………。
1926年ハルボウの夫であるフリッツ・ラング監督が映画化したことで余りにも有名。ラング=ハルボウのコンビは、この他にも『ドクトル・マブゼ』や『ニーベルンゲン』等、映画史上に残る傑作を残している。紙面も無いことなので映画についての詳細は訳者による解説を読んで欲しいのだが、この創元推理文庫版にはスチール写真が数点収録されていて、静止画だとこの絢爛豪華な超大作の映像美の迫力がよく解る。
本書を読むと忘れられないのは何よりその文章。それこそ映画のシナリオとゴシック趣味の象徴詩をごたまぜにした様な不思議な出来で、そのおどろおどろしく仰々しい陰鬱な陶酔に満ちた耽美的な文体は、SFと云うよりは寧ろヨーロッパデカダンの一形態に分類した方がしっくり来る。映画版に負けず劣らず大袈裟な描写に溢れているが、映画版の方はカットや遺失だらけでどれを基準とすれば良いのかすら判らない状態なので、全体像を掴みたい人は是非本書を読んでみるとよい(特に「ヨシワラ」の内部や支配者ヨー・フレデリクセンの人間的苦悩等)。20年代半ばの独逸に蔓延する無気味な頽廃の息遣いが行間から生々しく語りかけて来る傑作で、映画版に向けられた思想的な幼稚さやセンチメンタリズム等と云った批判は、読んでいる内に寧ろ場違いに思えて来る。
尚、訳文は非常に読み易いのだが、原書と比較していないので確かではないものの、二、三校正ミスがあった様に思う。この手の作品には完璧さが求められると思うので少し残念。
1926年ハルボウの夫であるフリッツ・ラング監督が映画化したことで余りにも有名。ラング=ハルボウのコンビは、この他にも『ドクトル・マブゼ』や『ニーベルンゲン』等、映画史上に残る傑作を残している。紙面も無いことなので映画についての詳細は訳者による解説を読んで欲しいのだが、この創元推理文庫版にはスチール写真が数点収録されていて、静止画だとこの絢爛豪華な超大作の映像美の迫力がよく解る。
本書を読むと忘れられないのは何よりその文章。それこそ映画のシナリオとゴシック趣味の象徴詩をごたまぜにした様な不思議な出来で、そのおどろおどろしく仰々しい陰鬱な陶酔に満ちた耽美的な文体は、SFと云うよりは寧ろヨーロッパデカダンの一形態に分類した方がしっくり来る。映画版に負けず劣らず大袈裟な描写に溢れているが、映画版の方はカットや遺失だらけでどれを基準とすれば良いのかすら判らない状態なので、全体像を掴みたい人は是非本書を読んでみるとよい(特に「ヨシワラ」の内部や支配者ヨー・フレデリクセンの人間的苦悩等)。20年代半ばの独逸に蔓延する無気味な頽廃の息遣いが行間から生々しく語りかけて来る傑作で、映画版に向けられた思想的な幼稚さやセンチメンタリズム等と云った批判は、読んでいる内に寧ろ場違いに思えて来る。
尚、訳文は非常に読み易いのだが、原書と比較していないので確かではないものの、二、三校正ミスがあった様に思う。この手の作品には完璧さが求められると思うので少し残念。