設定はゴシックホラーなんだけど、書体はライトノベル。
簡単に読めるんだけど、重みや深みには欠けるかな。
いわゆる魔術物ではなく、オリジナルの魔物対アクションヒーローの様相。
今回脇役のS.Fをメインにしたほうが面白くなる予感。
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魔物を狩る少年 (創元推理文庫 F ウ 4-1) 文庫 – 2005/8/1
- 本の長さ446ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2005/8/1
- ISBN-104488567010
- ISBN-13978-4488567019
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2005/8/1)
- 発売日 : 2005/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 446ページ
- ISBN-10 : 4488567010
- ISBN-13 : 978-4488567019
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,957,452位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年9月9日に日本でレビュー済み
舞台はヴィクトリア朝の架空の倫敦。戦争でドイツに大敗し、殲滅戦(フェアニヒトウング)で荒廃した場所からは夜とともに魔物が這い出てくる都、そしてそれを狩ることを生業とし畏敬を得るウィッチハンター(魔物狩り)。
稀代の腕をもっていた父に匹敵する凄腕のウィッチハンターの金髪・細身の美少年サニエル、そして彼が助ける記憶の無い美少女アラザイベル。彼らが魂のふれあいを持って想いを寄せ合うのもつかの間、跋扈する魔物は日々増え、強大になっていく。そして忍び寄る邪教の集団の悪意と少女の存在の隠された意味。
切り裂きジャックをモデルにした連続殺人鬼も登場し、物語は明けぬ夜のような様相に。
しかし、陰惨な影を感じないのは主人公とその少女の性格だろうか。
彼らは立ち向かってくる望みもしない災厄に毅然と立ち向かい、状況と運命を受け入れて戦いつづける。逆境に倒れ嘆くことはせず、できることを一つずつ、たとえ小さな一歩でも進もうとする彼らはこの物語の光だろう。
強大な邪悪さというよりも、墓地の虚ろさが生んだような、あるいは暗い水底から湧きあがるガスを含んだ泡のような魔物たちと、それに対抗するウイッチハンターたちの複雑な儀式。街を読者の前に描き出す色彩、アクションシーンの映画のカットのようなカメラワークと、コミックにも似た軽快さのテンポ。それらが調和し、見事に架空の魔都・倫敦を作り上げている。
表紙に裏切られずライトノベルであるが、同時に裏切られるように闇と腐臭の世界でもある。
菊池氏の魔界都市シリーズなど好きな方は、手にとられても良いのではないだろうか。(エロティックさはないけれども(笑))
稀代の腕をもっていた父に匹敵する凄腕のウィッチハンターの金髪・細身の美少年サニエル、そして彼が助ける記憶の無い美少女アラザイベル。彼らが魂のふれあいを持って想いを寄せ合うのもつかの間、跋扈する魔物は日々増え、強大になっていく。そして忍び寄る邪教の集団の悪意と少女の存在の隠された意味。
切り裂きジャックをモデルにした連続殺人鬼も登場し、物語は明けぬ夜のような様相に。
しかし、陰惨な影を感じないのは主人公とその少女の性格だろうか。
彼らは立ち向かってくる望みもしない災厄に毅然と立ち向かい、状況と運命を受け入れて戦いつづける。逆境に倒れ嘆くことはせず、できることを一つずつ、たとえ小さな一歩でも進もうとする彼らはこの物語の光だろう。
強大な邪悪さというよりも、墓地の虚ろさが生んだような、あるいは暗い水底から湧きあがるガスを含んだ泡のような魔物たちと、それに対抗するウイッチハンターたちの複雑な儀式。街を読者の前に描き出す色彩、アクションシーンの映画のカットのようなカメラワークと、コミックにも似た軽快さのテンポ。それらが調和し、見事に架空の魔都・倫敦を作り上げている。
表紙に裏切られずライトノベルであるが、同時に裏切られるように闇と腐臭の世界でもある。
菊池氏の魔界都市シリーズなど好きな方は、手にとられても良いのではないだろうか。(エロティックさはないけれども(笑))