星5つでも足りないくらいです。
何度も読み返しています。ダイアナウィンジョーンズの作品の中でも秀逸ではないでしょうか。
まさに王国史。
作者は歴史をすべてわかっていて、それを記したような感じです。書いていって後から辻褄を合わせたのでは決してない壮大な物語です。
全四巻すべて読むとそのすごさがわかります。
ぜひ復刊してほしいです。表紙絵で難しそうな印象をもってしまうので損してるなと思いました。もっとたくさんの人に読んでほしい!
あと、もちろん最後の用語集は必読です!ニヤリとするような情報が満載です。
…メイウェン、会えるといいね!
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時の彼方の王冠―デイルマーク王国史4 (創元推理文庫) 文庫 – 2005/3/24
- 本の長さ487ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2005/3/24
- ISBN-10448857209X
- ISBN-13978-4488572099
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2005/3/24)
- 発売日 : 2005/3/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 487ページ
- ISBN-10 : 448857209X
- ISBN-13 : 978-4488572099
- Amazon 売れ筋ランキング: - 462,139位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英国紙、英国文学史を知っていればもっと理解できたのに・・と残念です。全く知らなくてもこんなにわくわくするのに・・DWJを題材に英文学を進めたら素敵でしょうね。
2005年4月23日に日本でレビュー済み
ダイアナ・W・ジョーンズの頭の中はどうなっているんでしょうか。こんな壮大な「ディルマーク王国」という、現実にあるのではないかと錯覚してしまう国を作り上げてしまった彼女に拍手です。
私は、最初はさらっと読んでしまったのですが、読み終えたあと「あれ?あれってもしかして1作目のあれ?っていうか、これは2冊目のとつながる?」という状態になり、本棚から前作の3冊を引っ張り出して、もう一度読みました。すると、するすると頭の中に内容が入ってきて、もつれたネックレスの鎖がほどけるように、「ディルマーク王国史」の4冊がつながりました。ですので、この本を読む場合は、残りの3冊も読んでおくことをお勧めします。
あとは、巻頭についているディルマーク王国の地図が頭に入っていると、もっと楽しめるのではないかと思います。
4作の中で一番、読み終わった後にすっきりした作品です。壮大な歴史物語で、読み応えは十分です。ただ十分すぎて、なかなか頭の中が、現実の世界に戻ってこないですが(笑)
私は、最初はさらっと読んでしまったのですが、読み終えたあと「あれ?あれってもしかして1作目のあれ?っていうか、これは2冊目のとつながる?」という状態になり、本棚から前作の3冊を引っ張り出して、もう一度読みました。すると、するすると頭の中に内容が入ってきて、もつれたネックレスの鎖がほどけるように、「ディルマーク王国史」の4冊がつながりました。ですので、この本を読む場合は、残りの3冊も読んでおくことをお勧めします。
あとは、巻頭についているディルマーク王国の地図が頭に入っていると、もっと楽しめるのではないかと思います。
4作の中で一番、読み終わった後にすっきりした作品です。壮大な歴史物語で、読み応えは十分です。ただ十分すぎて、なかなか頭の中が、現実の世界に戻ってこないですが(笑)
2005年3月28日に日本でレビュー済み
実はデイルマークシリーズ、なかなか入り込めなかった。よって、私の中では、D.W.Jの作品お気に入り順位の下の方だった。でも、最終巻を読んで印象が変わった。様々な事が一気に繋がってラストは怒涛の如し。タナクィの織り成すタペストリーの読み解きそのものだった。4巻は読了したものの、急ぎ、前3作を読み直さなくてはならない。後書にもあったが、前3作丁寧に読んでおけば、なお一層面白い。
2017年5月14日に日本でレビュー済み
聖なる島々での数奇な体験の後、北部へ無事辿りついたミットは有力な貴族の一人であるアベラス女伯爵の元に身を寄せることになったが、女伯爵は革命分子としてのミットの経歴に注目し、彼を新鋭隊員として訓練した。
憧れを持っていた北部も貴族たちの考え方は保守的であることに変わりなく、次第に幻滅してきたミットに対し、ある日のこと暗殺指令が下される。
クレディンディルのノレスは、アベラス女伯爵の遠縁にもあたる貴族の一人なのだが、その血筋はアドンの娘タナブリッドまで遡ることが出来、更に父親は<唯一の者>その人であると主張しているという。
彼女がデイルマークの正統な女王として名乗りを上げれば、現在の多頭体制は崩れ、貴族達の権限は弱体化してしまうというのがその暗殺の動機で、ミットとしては南北の統一を目指すノレスを支持したいところなのだが、ヒルディとイネンを実質上の人質とされているため断ることが出来ない。
暗殺指令を実行に移すべく、アデンマウスに向かったミットは、旅の途上でリスと名乗る少年と出会い道中を共にすることになるのだが・・・・
当初は意図していなかったが人気が出たためにシリーズ化したという成り行き的な長編小説は沢山見かけるが、本4部作に限ってはトータル的なプロットが予めあったのだろう。
そうでなければ、1冊1冊は物語としてあまりに物足りないからだ。
しかし、この最終巻を書き上げるにあたっては相当な苦労があったようで、原著は1975年に刊行された第1部から第3部までは2年毎の刊行であったのに対し、この最終巻の発表までには10年以上の期間が開いている。
まさか最終巻で現代が舞台になるとは予想しておらず、意外性そのものはこの著者の与えてくれる醍醐味として馴染んでいるとは言え、その構成の妙には唸らされた。
これまで時代も場所もバラバラに登場人物を撒き散らして来た感があるが、手綱はしっかりと著者の手に握られており、それが手繰り寄せられるのを見るかのようだ。
この点は、短期間で集中刊行された効果が大きく、長い時間待たされた原著の読者よりも恵まれていたと言えるだろう。
暗殺者の凶刃に志半ばで倒れたノリスに代わって王国の統一を成すために現代のデイルマークからミットの時代に送り込まれたメイウェンの活躍は、タイムスリップもの特有のパラドックスなどもあって面白いが、第3部までは確かに存在していた異世界ファンタジーに特有の幻想性は低下してしまったように感じた。
最終巻の刊行に時間を要した理由の一つに、このシリーズと同時期に多くの異世界ファンタジーが出版されたことが関係しているのではないだろうか。
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」や、その後に発表された「ダークホルム・シリーズ」あたりに、著者がこの第4部を著すにあたって感じたであろう逡巡を垣間見ることが出来るように思う。
憧れを持っていた北部も貴族たちの考え方は保守的であることに変わりなく、次第に幻滅してきたミットに対し、ある日のこと暗殺指令が下される。
クレディンディルのノレスは、アベラス女伯爵の遠縁にもあたる貴族の一人なのだが、その血筋はアドンの娘タナブリッドまで遡ることが出来、更に父親は<唯一の者>その人であると主張しているという。
彼女がデイルマークの正統な女王として名乗りを上げれば、現在の多頭体制は崩れ、貴族達の権限は弱体化してしまうというのがその暗殺の動機で、ミットとしては南北の統一を目指すノレスを支持したいところなのだが、ヒルディとイネンを実質上の人質とされているため断ることが出来ない。
暗殺指令を実行に移すべく、アデンマウスに向かったミットは、旅の途上でリスと名乗る少年と出会い道中を共にすることになるのだが・・・・
当初は意図していなかったが人気が出たためにシリーズ化したという成り行き的な長編小説は沢山見かけるが、本4部作に限ってはトータル的なプロットが予めあったのだろう。
そうでなければ、1冊1冊は物語としてあまりに物足りないからだ。
しかし、この最終巻を書き上げるにあたっては相当な苦労があったようで、原著は1975年に刊行された第1部から第3部までは2年毎の刊行であったのに対し、この最終巻の発表までには10年以上の期間が開いている。
まさか最終巻で現代が舞台になるとは予想しておらず、意外性そのものはこの著者の与えてくれる醍醐味として馴染んでいるとは言え、その構成の妙には唸らされた。
これまで時代も場所もバラバラに登場人物を撒き散らして来た感があるが、手綱はしっかりと著者の手に握られており、それが手繰り寄せられるのを見るかのようだ。
この点は、短期間で集中刊行された効果が大きく、長い時間待たされた原著の読者よりも恵まれていたと言えるだろう。
暗殺者の凶刃に志半ばで倒れたノリスに代わって王国の統一を成すために現代のデイルマークからミットの時代に送り込まれたメイウェンの活躍は、タイムスリップもの特有のパラドックスなどもあって面白いが、第3部までは確かに存在していた異世界ファンタジーに特有の幻想性は低下してしまったように感じた。
最終巻の刊行に時間を要した理由の一つに、このシリーズと同時期に多くの異世界ファンタジーが出版されたことが関係しているのではないだろうか。
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」や、その後に発表された「ダークホルム・シリーズ」あたりに、著者がこの第4部を著すにあたって感じたであろう逡巡を垣間見ることが出来るように思う。