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ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫) (創元推理文庫 F シ 5-2) 文庫 – 2007/8/25

4.2 5つ星のうち4.2 176個の評価
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  1. 本の長さ
    254ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    東京創元社
  4. 発売日
    2007/8/25
  5. ISBN-10
    4488583024
  6. ISBN-13
    978-4488583026
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2007/8/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/8/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 254ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488583024
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488583026
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 176個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

ボビ
5つ星のうち5.0 ゾッとした
2024年1月10日に日本でレビュー済み
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狂ってる…何もかもがおかしい…
今夜は悪夢を見そうです
しかしながら、著者の他作品も是非読みたい！
役に立った
 レポート
えだまめ
5つ星のうち4.0 巻末の解説注意
2020年4月15日に日本でレビュー済み
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面白かったです。ホラー小説ですがスプラッタ描写はありません。問題を抱えた登場人物たちが、間の悪いときに接触し不味いことを仕出かして悪化していくタイプのホラーでした。鬱屈と悪意が爆発した人間の狂暴性は見応えがあります。主人公を含めて完全な被害者不在の不穏な物語です。
結末後、姉妹の暮らしがどうなるか想像するのが本編より怖いかもしれません。

微妙にネタバレですが、村人へアドバイスできるなら、お供えを絶やすなよと言いたいです。子供たちを見ながら姉妹が交わしていた会話を考えると、洒落にならない展開が待っていそうな予感がします。

巻末に桜庭一樹さんの解説が載っていたのですが、短編小説『くじ』について、あらすじだけではなくオチまで書いてありました。この小説が面白く、作者が書いた『くじ』も読んでみようかなと思っていたところだったので、大変残念でした。『くじ』も読んでみようと思っている方は注意が必要です。
48人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
ねこぐるい
5つ星のうち5.0 穏やかな狂気ってやつ
2022年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまり怖くなかったです…。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
まる
5つ星のうち3.0 たとえるなら珍味。主食にはなり得ないけど珍味にハマると他の物では満足できないかも、ね。
2016年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一口目からおいしいって思える作品ではありませんが、噛めば噛むほど味は出る作品だと思いました。
好みはひとそれぞれ。読み手によっておもしろくもつまらなくも思える作品じゃないでしょうか。

前半はキャンディキャンディよろしくな少女らしい穏やかで甘ったるい感覚があります。
が、進んでいくと、少女のバイアスかかりまくりな文体と現実がずれていき、
軽く船酔いしたような気分の悪さが出てくるんですよ。

そして、
何が正しい？
あれ、まともってなんだっけ。現実はどこにある？
ってなことを整理しながら読み進めていくと。

人の持つ悪意や善意、おそれなんていうのも含めて考えずにはいられなくなりました。

大きな集団と個人、小さいコミュニティ。どう属するかで、人間の行動は変わってくる。だとすると、大きな集団においては、個別に感じることよりも大きな流れの意志を汲んじゃうのは仕方のないことなんでしょうな～。

ある意味では悪ノリとされるようなことであっても、
悪意とは別な気もするしなぁ。
人を助けたら善意の一部ではあるだろうけど、善意と人を助けるが同義ではないだろうし。。

なんてなことをモヤモヤ思いながら私は読みました。

単純につまらないって人もいるだろうし、おもしろいって人もいると思う。
なんともいえない気持ち悪さが最高って人もいるだろうし、反対に何が気持ち悪いのさ！？って人もいそうなので。

読んだ人同士で話すと楽しいかもしれない作品だと思います。

満足度は☆3つ～。私の場合、語る相手がいなかったので～（笑）いあたら、もうちょっと上がっていたかもしれませんなぁ。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
匿名
5つ星のうち5.0 めっちゃおもしろい
2021年6月21日に日本でレビュー済み
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かなり救いのない話だが、あっという間に読める不思議な作品。
優しい人にほど、深く刺さりそうな作品だと思う。

物語なら、話が進むにつれて主人公が成長したりするものだが、この話は最後まで変わらない事が重要視されている。変わらない物語ときくと一見つまらなく思うが、最初から最後まで描かれていない物語の裏話や、主人公のフェアリーなセリフや姉の謎なセリフ等が気になってしまい読破してしまう。 人間の醜さが出まくっているのにどこか童話めいているので、作品全体に醜いというよりは切なく哀しい印象が出ているのもよい。 現実にもこのプロセスで「魔女」になった人いそうだなと思う
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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しー
5つ星のうち5.0 メリキャットが魅力的
2020年4月10日に日本でレビュー済み
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幼く夢想的なメリキャットの目線で語られるこの物語は、純粋であるがゆえに残酷で、純粋であるからこそ可愛らしい。恐怖小説ということで身構えていましたが、とても愉しめました。どこまで事実で、どこから彼女の（被害）妄想なのか……と考察の余地もたくさんありますが、あえてそのまま受け取るのもあり。だって、それがメリキャットの見ている世界のすべてですから。
作者の表現や物語の描き方も魅力的で、訳もとても読み進めやすく感じました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Amazon カスタマー
5つ星のうち4.0 後味といえばシャーリィ
2020年2月14日に日本でレビュー済み
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ホラーというジャンルで有名なシャーリィ ジャクソンはいつだって独特ななんとも言えない読後感を残す。
本書を読んだ後になんだっけ？とそう高校生の頃に太宰治の「斜陽」とか「人間失格」を読んだ後の感覚を思い出した。けれどもお国柄なのか浴びせかけられる悪意と辛辣な言葉と境遇でも何処か乾いていて達観しているところが好き
映画はちょっと小綺麗過ぎるかも
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ケーキ刑事
5つ星のうち5.0 恐怖の対象が人や化け物幽霊ではないけど、れっきとしたホラー小説。これぞホラー小説といいたくなる。
2018年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何かに恐れて全然そとにでられないという経験した人には共感して読めてしまうかもしれない。
ひきこもりや不登校をした人などがそれに当てはまると思うが・・・・。
直接的にズドーンと恐怖を表現するのではなくて、淡々とじわじわと向こうからだんだんやってくる怖さがありました。
物語は静かに物語られており、不気味に感じる。今読んでも新感覚のホラー小説として生き続けることは間違いなし。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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