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地球幼年期の終わり (創元推理文庫 611-2) 文庫 – 1969/4/1

4.1 5つ星のうち4.1 51個の評価

この商品には新版があります:

二十世紀後半、地球大国間の愚劣きわまる宇宙開発競争のさなか、突如として未知の大宇宙船団が地球に降下してきた。彼らは他の太陽系からきた超人で、地球人とは比較にならぬほどの高度の知能と能力を備えた全能者であった。彼らは地球を全面的に管理し、ここに理想社会が出現した。しかしこの全能者の真意は……? SF史上不朽の名作。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (1969/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1969/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 324ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488611028
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488611026
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 51個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月27日に日本でレビュー済み
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まさにSF、夢のある世界の話です。最後は怒涛の展開、飽きが来ずに読めました。
2024年5月17日に日本でレビュー済み
SF史上の大傑作と多くの人々に絶賛されている本作が2015年にアメリカでドラマ化されているのは、なかなか驚きだ。なんといっても本作が最初にアメリカで刊行されたのは1952年なのである。
作者のアーサー・C・クラークといえば、ロバート・A・ハインライン、アイザック・アシモフと並ぶSF界の大御所。最も有名な作品は『2001年宇宙の旅』だろうが、本書を代表作と推す人々も多いと聞く。
だが、食わず嫌いとは恐ろしいもので、私がクラークの作品を読んでみたのは今回が初めてなのだった。何故かと言えば、その古さ故に尽きる。どうせ難解で読み難い、めんどくさい小説なのだろうと思い込んでしまっていたのだ。

アメリカとソ連。それぞれにいよいよ宇宙進出を目前にした時、地球上の各大都市の上空に大宇宙船団が現れた。
どことも知れぬ星系から突如として訪れてきた彼らは、人類とは比較にならない科学レベルを備えた超知性体であった。
沈黙のまま人間たちの頭上に浮かんでいた船団であったが、6日目に地球総督カレレンから声によるお目見えが為された。
それから5年間。船団に全面的に管理されてきた人類は、自らの手によってではなく、彼らよって平和と安定と繁栄を得た。
「やつらは我々の自由を奪い去った。人は必ずしもパンのみにて生きるものに非ず」
そう言う者もいたが、しかし、すべての人間が、たとえパンだけでも保証された時代というのは、これが初めてではないか。
人々は、全能者である彼らを〈上主〉と呼んだ。
人間が〈上主〉への反感をもつ最大の理由、それは、〈上主〉は決して地上に降りることはないこと。そして未だかつて誰にも素性を明かさないことだ。姿形さえも人類には知ることが出来ない。
〈上主〉と会話が許されるのは国連事務総長のストルムグレンのみ。
ストルムグレンは〈上主〉の船へと入れる唯一の存在であるが、その彼とてまた、〈上主〉とのやりとりは声のみでなのだ。その相手もカレレンのみで、いったい船には何人の〈上主〉が居るのか、またはカレレンしか居ないのか、それさえも分からない。
カレレンの指導、ストルムグレンの従僕によって世界連盟が樹立しようかという時、それはストルムグレンの定年退職の時期とも重なる。
このカレレンとの関係も間も無く後継の担当者に引き継がれるのか。その時、ストルムグレンはこれまで決して考えたこともなかった想いに囚われるのだった。

結局のところ、読み始めてみると案外と読み易かった。センテンスも短めだ。
逆に言うと深掘りが足りなく、やや浅い。が為に、登場人物への感情移入は少しし難いかもしれない。

世界は一つになった。そして、無知、疾病、貧困、恐怖は事実上姿を消した。犯罪も消滅したに等しい。人類は極めて冷静で理性的になっていた。まさにユートピアの時代が訪れている。
それらをもたらした存在、即ち〈上主〉の目的とは何なのか。
それを人類は100年もの後に知ることになるのだ。
2018年2月12日に日本でレビュー済み
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救いがない話はあまり好きではないが、これは良かった。読んでる間は続きが気になる面白さがある。特にあのシーン。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年2月10日に日本でレビュー済み
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今読む意味はないかなーって感じ
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年5月29日に日本でレビュー済み
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69年初版、09年に39版と版を重ねたものの新装版。
新装に当たり、訳者遺族の了解のもと訳文を見直したという。
ただし、よく指摘される上主(オーバーロード)や主上心(オーバーマインド)という聴き慣れない訳語を片仮名にするまでには至っていない。
解説は新しく加筆された。
その解説にもあるが、クラーク生前の九〇年新版では米ソ冷戦に関わる記述のあるプロローグは一旦は削除されたものの、同二〇〇一年版には元に戻されたという。こうした経緯も踏まえた上で、本書では元のままそのままの新装にしたということらしい。
プロローグが削除された改稿版は光文社古典新訳文庫で読める。これでハヤカワ版含め三つのチャイルドフッズ・エンドが容易に読み比べられる。
60人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ややネタバレ注意」 この作品の原書は、著者によって、米ソ冷戦終結を反映して書き出しが書き替えられており、この訳書は書き替え以前のものである。私はこの書き替え前の方が好きである。(ほんの最近、気付いたが、題名"Childhood's End"は、子供たちが「終わる」ことも掛けていると思われるので、邦題は、「幼年期の終わり」の方が、より正しい。)
この作品はSFの最高傑作である。
英語版(原書)にあって、この訳書にないのは、物語の前の The opinions expressed in this book are not those of the author. という断り書きである。これは、扱いが難しいが、おそらくは、西洋の読者で有神論者・一神教信者である人々からの批判に対する予防措置なのだろう。訳書と同じく、私は、これを無視することとする。ついでに言うと、この訳書の「訳者あとがき」は、素晴しい。
この「地球幼年期の終わり」は、SF文学の最高峰である。
この作品の中で、クラークは、いとも簡単に、宗教を否定してしまう。しかし、ストーリーの要(かなめ)は、小松左京の傑作「果しなき流れの果に」と同じく、人間(地球人)が宇宙の中でより高い存在へと進むということである。ストーリーには、直接、現れないが、宇宙全体の意志の存在、若しくは、宇宙の秩序の存在を前提としていることには、ならないだろうか?その宇宙全体の意志、又は、宇宙の秩序を「神」と呼べるのではないか?アーサー・C・クラークでさえも、一神教の呪縛から逃れられなかったということなのか?宇宙全体が、必然的に進化して行くと取っても、その“必然”とは、何なのだ?あっそうか、宇宙進化論と取ればいいのだ。それにしても、そもそも、進化は、必然なのか、それとも、偶然なのか?(以上の思索は、この作品の価値・面白さ・深みを損なうものではない。)
この作品は、紛れもなく、SFの世界最高の作品である。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
帯付きでは無かったです
2013年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作品が登場したのは1953年。
当時のSF作品は、タイムトラベル、パラレルワールドなどが多い。
本作品は、未来の人の進化を描いたもので、
当時としては異色の作品ではないかと思われる。

地球に異性人が飛来することがストーリーが始まる。
そこから人類が新しい能力に開眼して、
結末はその新人類があることを引き起こす。

本作品は地味ではあるが古典SFの中では傑作である。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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