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クラッシュ (創元SF文庫) (創元SF文庫 ハ 2-11) 文庫 – 2008/3/24
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- 本の長さ246ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2008/3/24
- ISBN-104488629121
- ISBN-13978-4488629120
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2008/3/24)
- 発売日 : 2008/3/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 246ページ
- ISBN-10 : 4488629121
- ISBN-13 : 978-4488629120
- Amazon 売れ筋ランキング: - 331,276位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 191位創元SF文庫
- - 1,768位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 2,803位英米文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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1963年大阪府生まれ。東京大学工学部卒。雑誌編集者を経て英米文学翻訳家、映画評論家。特殊翻訳家として人のあまり手がけない本の翻訳に注力する。主訳書にアラン・ムーア、エディ・キャンベル『フロム・ヘル』(みすず書房)、ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』(国書刊行会)、J・G・バラード『クラッシュ』(東京創元社)など。
映画評論家としては〈映画秘宝〉などで執筆。『興行師たちの映画史』(青土社)など。欧米の殺人事件に精通し、洋泉社ムック〈Murder Watcher〉シリーズの責任編集をつとめる。その他サブカル全般。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて精神を侵食されてしまう。冒頭の方で死ぬヴォーンという男が哀しく怖ろし過ぎる。車を運転していると脇からヴォーンの手が伸びてきて、ハンドルを対向車線側に切ろうとさせるような、そんな怖さを感じる。
2008年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自動車事故に魅せられた人々。潰れて血まみれとなった車体、無惨な姿となって回収される犠牲者や朦朧とし半死状態で救助される人々。そのシーンを観察し記録し妄想し、己のエクスタシーを追求する倒錯者たち。性の衝動と死への憧憬が互いに侵食しあい融解していくさまが描かれています。テクノロジー社会に逼迫される人間の精神が、偉大ともいえる人類の歪んだ想像力でもって危機を乗り越えようとする「逸脱の論理」を追求するのです。クラッシュと死という大きなオルガズムを知ってしまった現代人はどこへ行けばいいというのでしょうか。
本作は'73発表のいわゆるテクノロジー作品群のひとつです。激変する社会の中でもがく現代人の精神病理を切った作品ですが、近作と比較すると完成度は微妙です。エロスとタナトスを表現・描写する手法も直喩的・換喩的であり、最近の作品群の隠喩と寓意で織りなされる奥深い味わいまでは達してないと思います。ただしバラード作品のモチーフとなるキーワードは凝縮されています。ヒースロー空港/郊外・高速網、パイロット/飛行、女医(小児科医)/救急病棟(精神病棟)、身体障害/装具などなど。
1930年生まれのバラードは近年もなお精力的に作品を発表してます。『コカイン・ナイト』('96)『スーパー・カンヌ』('00)『Millennium People』('03)『Kingdom Come』('06)と、共同体における「倦怠と暴力の社会精神病理」が完成度の高い筆致で描かれてますが、『クラッシュ』はそれらのエロス側面のプロトタイプでしかも激しくクラッシュしてます。そしてついに『Miracles of Life』('08)という自伝も出てしまったようです。(そろそろバラードの読み頃だと思いますので入手し難くなってるバラード作品をお抱えの出版社の方は今後も文庫化等よろしくお願い致します)
本作は'73発表のいわゆるテクノロジー作品群のひとつです。激変する社会の中でもがく現代人の精神病理を切った作品ですが、近作と比較すると完成度は微妙です。エロスとタナトスを表現・描写する手法も直喩的・換喩的であり、最近の作品群の隠喩と寓意で織りなされる奥深い味わいまでは達してないと思います。ただしバラード作品のモチーフとなるキーワードは凝縮されています。ヒースロー空港/郊外・高速網、パイロット/飛行、女医(小児科医)/救急病棟(精神病棟)、身体障害/装具などなど。
1930年生まれのバラードは近年もなお精力的に作品を発表してます。『コカイン・ナイト』('96)『スーパー・カンヌ』('00)『Millennium People』('03)『Kingdom Come』('06)と、共同体における「倦怠と暴力の社会精神病理」が完成度の高い筆致で描かれてますが、『クラッシュ』はそれらのエロス側面のプロトタイプでしかも激しくクラッシュしてます。そしてついに『Miracles of Life』('08)という自伝も出てしまったようです。(そろそろバラードの読み頃だと思いますので入手し難くなってるバラード作品をお抱えの出版社の方は今後も文庫化等よろしくお願い致します)
2011年7月22日に日本でレビュー済み
本作品は,叙事的と言われるその表現方法によって多少読みづらい点があるものの実にユニークな作品でもあります。
主人公が運転する車がスリップし,若い女医とその夫が乗る車とが正面衝突する。夫は主人公の車のボンネットまで飛んできて即死。若い女医は奇跡的に軽傷で助かるが,主人公の心を占めているのは,お互いの車の中で夫の死体を間にはさみ,顔と顔を向き合わせて閉じこめられている彼女の姿。夫を失った若妻に強烈なエロティシズムを感じる主人公の周辺にちらほらと現れる男ヴォーン。この男の出現により自らの隠された精神が徐々にむき出されていく。
本作に登場する人々は皆倒錯しています。
血と精液と重金属の匂いが漂い,倒錯したセックスに全編が覆われています。
著者は序文で次のとおり言っています。
「「クラッシュ」を世界最初のテクノロジーに基づくポルノグラフィーだと考えたい。ある意味で,ポルノ小説とはもっとも政治的な形のフィクション,人がお互い同士を一番手っ取り早く容赦なく利用し,搾取するやり方について扱う小説だと言うこともできるだろう」
主人公が運転する車がスリップし,若い女医とその夫が乗る車とが正面衝突する。夫は主人公の車のボンネットまで飛んできて即死。若い女医は奇跡的に軽傷で助かるが,主人公の心を占めているのは,お互いの車の中で夫の死体を間にはさみ,顔と顔を向き合わせて閉じこめられている彼女の姿。夫を失った若妻に強烈なエロティシズムを感じる主人公の周辺にちらほらと現れる男ヴォーン。この男の出現により自らの隠された精神が徐々にむき出されていく。
本作に登場する人々は皆倒錯しています。
血と精液と重金属の匂いが漂い,倒錯したセックスに全編が覆われています。
著者は序文で次のとおり言っています。
「「クラッシュ」を世界最初のテクノロジーに基づくポルノグラフィーだと考えたい。ある意味で,ポルノ小説とはもっとも政治的な形のフィクション,人がお互い同士を一番手っ取り早く容赦なく利用し,搾取するやり方について扱う小説だと言うこともできるだろう」
2021年10月10日に日本でレビュー済み
イギリスの小説家、J・G・バラードの『クラッシュ』は、精神医学的には災害性愛(シンフォロフィリア)の一種に分類される、自動車の衝突事故に対する性的なフェティシズムを題材として扱い、論議を呼んだ小説である。
バラードは1960年代に、シュルレアリスム絵画の影響下で『沈んだ世界』(1962年)、『燃える世界』(1964年)、『結晶世界』(1966年)などの大破局(文明崩壊)後の世界を描いた小説を発表し、スペキュレイティヴ・フィクション/ニューウェイヴSFの旗手の一人として注目を集めた。
その後の1960年代後半に、バラードはポップ・アートとウィリアム・S・バロウズの影響下で「濃縮小説(コンデンスト・ノヴェル)」と称する一連の実験的な短編小説群を書き、それらは後に『残虐行為展覧会』(1970年)としてまとめられた。
その『残虐行為展覧会』に収められたいくつかのテクストで、性愛と自動車事故の関係という題材がすでに扱われている。更に、『残虐行為展覧会』に関連して、バラードは1970年にロンドンのニュー・アーツ・ラボラトリーで衝突事故車の展覧会を開いている。
これらの経緯を踏まえて、この題材を長編小説として展開した作品が『クラッシュ』である。
物語は、ロンドン中心部の南西の郊外の村、シェパートンに住む40歳のTVCMプロデューサー、ジェイムズ・バラードの一人称視点から語られる。
女優のエリザベス・テイラーを起用してフォードのスポーツカーのCMを撮影しようとしていたジェイムズは、ロンドン空港の近くで自動車の衝突事故を起こした後に、元コンピュータ技師でTVの科学解説の仕事をしていた科学者のロバート・ヴォーンが自分をつけ回していることに気付く。
ヴォーンは自動車の衝突事故に対する性的欲望の強迫観念に取りつかれていた。ヴォーンは自動車事故の現場に駆けつけて事故車と被害者の写真を撮ったり、著名人たちが自動車事故で死ぬところを想像したりしていた。
ヴォーンに影響されて、ジェイムズも自動車の衝突に潜む性的な可能性に目覚め、ジェイムズの性的な欲望は多形倒錯へと拡張されてゆく。
その一方でヴォーンは、エリザベス・テイラーと正面衝突して死にたいという長年の願望を実現させようとする。
本作は、「Autogeddon(最終機械戦争)」という言葉に示されているような破滅の予兆に満ちた一種の災害小説であり、人間と機械、セクシュアリティとテクノロジー、エロスとタナトスが融合する、おぞましくも誘惑的なディストピアを終末論的な心象風景として描いた、悪夢のような傑作である。
文学史的な観点から見て興味深いのは、『クラッシュ』がトマス・ピンチョンの『重力の虹』(1973年)との同時発生的な類似を示していることである。『重力の虹』は、第二次世界大戦末期の破局的な状況が舞台の百科全書的な風刺小説だが、『重力の虹』も『クラッシュ』も1973年に出版されており、両者はテクノロジーに支配され機械と一体化した人間を描いているという点で共通している。更に言えば、どちらもサイバーパンクの先駆的な作品と見ることもできる。
フランスの哲学者、ジャン・ボードリヤールは『シミュラークルとシミュレーション』(1981年)で、『クラッシュ』を「シミュレーションの宇宙における最初の偉大な小説」と称揚し、それがいかにジャンルとしてのSFの限界を逸脱したかということを、「ハイパーリアル」という用語を用いて論じている。
デイヴィッド・クローネンバーグが監督したカナダ映画『クラッシュ』(1996年)は、本作を映画化した作品である。
バラードは1960年代に、シュルレアリスム絵画の影響下で『沈んだ世界』(1962年)、『燃える世界』(1964年)、『結晶世界』(1966年)などの大破局(文明崩壊)後の世界を描いた小説を発表し、スペキュレイティヴ・フィクション/ニューウェイヴSFの旗手の一人として注目を集めた。
その後の1960年代後半に、バラードはポップ・アートとウィリアム・S・バロウズの影響下で「濃縮小説(コンデンスト・ノヴェル)」と称する一連の実験的な短編小説群を書き、それらは後に『残虐行為展覧会』(1970年)としてまとめられた。
その『残虐行為展覧会』に収められたいくつかのテクストで、性愛と自動車事故の関係という題材がすでに扱われている。更に、『残虐行為展覧会』に関連して、バラードは1970年にロンドンのニュー・アーツ・ラボラトリーで衝突事故車の展覧会を開いている。
これらの経緯を踏まえて、この題材を長編小説として展開した作品が『クラッシュ』である。
物語は、ロンドン中心部の南西の郊外の村、シェパートンに住む40歳のTVCMプロデューサー、ジェイムズ・バラードの一人称視点から語られる。
女優のエリザベス・テイラーを起用してフォードのスポーツカーのCMを撮影しようとしていたジェイムズは、ロンドン空港の近くで自動車の衝突事故を起こした後に、元コンピュータ技師でTVの科学解説の仕事をしていた科学者のロバート・ヴォーンが自分をつけ回していることに気付く。
ヴォーンは自動車の衝突事故に対する性的欲望の強迫観念に取りつかれていた。ヴォーンは自動車事故の現場に駆けつけて事故車と被害者の写真を撮ったり、著名人たちが自動車事故で死ぬところを想像したりしていた。
ヴォーンに影響されて、ジェイムズも自動車の衝突に潜む性的な可能性に目覚め、ジェイムズの性的な欲望は多形倒錯へと拡張されてゆく。
その一方でヴォーンは、エリザベス・テイラーと正面衝突して死にたいという長年の願望を実現させようとする。
本作は、「Autogeddon(最終機械戦争)」という言葉に示されているような破滅の予兆に満ちた一種の災害小説であり、人間と機械、セクシュアリティとテクノロジー、エロスとタナトスが融合する、おぞましくも誘惑的なディストピアを終末論的な心象風景として描いた、悪夢のような傑作である。
文学史的な観点から見て興味深いのは、『クラッシュ』がトマス・ピンチョンの『重力の虹』(1973年)との同時発生的な類似を示していることである。『重力の虹』は、第二次世界大戦末期の破局的な状況が舞台の百科全書的な風刺小説だが、『重力の虹』も『クラッシュ』も1973年に出版されており、両者はテクノロジーに支配され機械と一体化した人間を描いているという点で共通している。更に言えば、どちらもサイバーパンクの先駆的な作品と見ることもできる。
フランスの哲学者、ジャン・ボードリヤールは『シミュラークルとシミュレーション』(1981年)で、『クラッシュ』を「シミュレーションの宇宙における最初の偉大な小説」と称揚し、それがいかにジャンルとしてのSFの限界を逸脱したかということを、「ハイパーリアル」という用語を用いて論じている。
デイヴィッド・クローネンバーグが監督したカナダ映画『クラッシュ』(1996年)は、本作を映画化した作品である。
2015年9月9日に日本でレビュー済み
イギリスのニューウェーブSF作家バラードの1973年の作品です。テクノロジーとセックスの融合というテーマで、自動車(事故)と関連してしか性欲を持てないクレイジーな内容です。濃密な描写が暑苦しいくらいですねぇ。バスとかで読んでいると結構恥ずかしかったりします。
2017年2月2日に日本でレビュー済み
バラードは、スペースオペラに対して人間の内面を描くSF=ニューウェーブの代表的な作家だそうだ。だからだろうか、この『クラッシュ』にしても『太陽の帝国』にしても、SFというよりかは古典的な純文学を読んでいるような気分だった。序文からして、昔の浅田彰の文章のようでちょっとなーと思ってしまった。ミシェル・ウェルベックやカズオ・イシグロのほうがSFっぽいなと思った。
2011年11月22日に日本でレビュー済み
映画化がなければ、絶対文庫化されなかったと思います。
もっとも、P・K・ディックの翻訳本を永々と出してくれる
東京創元社殿なので、映画がなくてもいつかは出してくれたのかも。
志のある出版社というものは、大変に有り難いものです。
映画が呼び水となって、この小説読んでくれる方がいると嬉しいです。
J・G・バラードは都市とテクノロジーの本質を捉えるのに非常に
卓越した作家で、その表現とイメージで彼の右に出る者はいないと思います。
ぜひ『コンクリートの島』も文庫化していただきたいと思います。
もっとも、P・K・ディックの翻訳本を永々と出してくれる
東京創元社殿なので、映画がなくてもいつかは出してくれたのかも。
志のある出版社というものは、大変に有り難いものです。
映画が呼び水となって、この小説読んでくれる方がいると嬉しいです。
J・G・バラードは都市とテクノロジーの本質を捉えるのに非常に
卓越した作家で、その表現とイメージで彼の右に出る者はいないと思います。
ぜひ『コンクリートの島』も文庫化していただきたいと思います。
2009年4月25日に日本でレビュー済み
機械と肉体との悪夢的、魅惑的な婚姻…コレ37年前の作品っすよ!!!!
バラード、というか20世紀小説中でも屈指の大傑作。スタイルも内容も読者にもたらす意識の変容の強烈さも、全てがケタ外れだ。パラニューク「ファイト・クラブ」は本作へのオマージュだし。
訳者あとがきでバラード本人の交通事故体験が脱稿直後、ダイアナ妃の事故が最初の邦訳より後と改めて知ると、本書が余りに預言的すぎて戦慄を覚える。著者本人の序文、訳者あとがきもかっちょいい! ペヨトル版も再読してみたい。本書のひながたが含まれる「残虐行為展覧会」も文庫化とか再刊しないかな…
「人生は芸術を模倣する。バラードの妄想はついに現実世界のかたちすら変えてしまった。我々が住んでいるのは、今その世界なのである。」(訳者あとがき「クラッシュする世界」)
いま、その世界から、バラードが飛び立ってしまった。追悼。
バラード、というか20世紀小説中でも屈指の大傑作。スタイルも内容も読者にもたらす意識の変容の強烈さも、全てがケタ外れだ。パラニューク「ファイト・クラブ」は本作へのオマージュだし。
訳者あとがきでバラード本人の交通事故体験が脱稿直後、ダイアナ妃の事故が最初の邦訳より後と改めて知ると、本書が余りに預言的すぎて戦慄を覚える。著者本人の序文、訳者あとがきもかっちょいい! ペヨトル版も再読してみたい。本書のひながたが含まれる「残虐行為展覧会」も文庫化とか再刊しないかな…
「人生は芸術を模倣する。バラードの妄想はついに現実世界のかたちすら変えてしまった。我々が住んでいるのは、今その世界なのである。」(訳者あとがき「クラッシュする世界」)
いま、その世界から、バラードが飛び立ってしまった。追悼。