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反対進化 (創元SF文庫) 文庫 – 2005/3/24
スペース・オペラの雄として知られるハミルトンは、奇想SF短編の名手でもある。その代表作としても知られる、カナダ奥地で発見されたゼリー状の奇妙な生物との遭遇を描いた表題作はじめ、人里離れた山中に落下した多面体状の隕石に秘められた秘密「呪われた銀河」、未来が現実となったときのSF作家の哀愁「プロ」など、傑作十編。
- 本の長さ398ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2005/3/24
- ISBN-104488637035
- ISBN-13978-4488637033
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2005/3/24)
- 発売日 : 2005/3/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 398ページ
- ISBN-10 : 4488637035
- ISBN-13 : 978-4488637033
- Amazon 売れ筋ランキング: - 699,383位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 335位創元SF文庫
- - 3,453位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 6,796位英米文学研究
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年4月9日に日本でレビュー済み
SF“小説”として読み応えのある短編集です。
個人的な好みは思弁的SFで、2つほどピックアップしました。
『呪われた銀河』
恐らく発表されたばかりの膨張宇宙論をネタにした思弁的SF。
天動説的な間違いがあることに気が付くと思いますが、
それでもなお、好きな作品です。
『超ウラン元素』
クラークやバクスターを思わせる超生命体とのファースト・コンタクトをアクシデント的に描いたもの。
個人的にイチオシの作品です。
あとは立場/視点を変えて、ということを実感させてくれる
『異境の大地』もお勧めできます。
個人的な好みは思弁的SFで、2つほどピックアップしました。
『呪われた銀河』
恐らく発表されたばかりの膨張宇宙論をネタにした思弁的SF。
天動説的な間違いがあることに気が付くと思いますが、
それでもなお、好きな作品です。
『超ウラン元素』
クラークやバクスターを思わせる超生命体とのファースト・コンタクトをアクシデント的に描いたもの。
個人的にイチオシの作品です。
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2007年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ハミルトンの再評価の気運が高まりつつある。嬉しい限りである。リアルなと言えば聞こえが良いが堅苦しい科学の説明があるよりも、ハミルトンの様に夢のあるというか、奇想というか、ダイナミックな話は楽しめる。もっと未訳の作品群を出版してもらい。
2008年11月9日に日本でレビュー済み
キャプテン・フューチャー・シリーズでSF界に一時代を築いた巨匠ハミルトンの珠玉の秀作短編10編を収録した日本オリジナル傑作集です。本書には著者の初期1930年代に得意とされた痛快な宇宙活劇調の物語から、後期1960年代の内省的な傾向の作品までがバランス良く収められており、加えてSF小説としては全く難解でなく非常に理解し易いですので、著者とSFには初心者の方でも安心して楽しめると思います。私は本書を読んで古いですが「ウルトラQ」や「トワイライト・ゾーン」の世界を思い出しました。それから著者の作風は非情さとは無縁で、決して残酷な悲劇といった事態を描写する事はせず、例え過酷な状況に立たされても希望を失わない穏やかな優しさが感じられます。粒選りの傑作揃いで全部書きたい所なのですが字数の関係で6編のみ紹介致します。
『アンタレスの星のもとに』転送機によって異世界へ送られたヒーローが美女を助けて手強い悪役を倒すという胸のすく娯楽篇です。『反対進化』大胆に逆さまの進化論を打ち出して見せる発想の逆転が冴える衝撃作です。『審判の日』人類が滅びた地球へ宇宙から帰還した最後の生き残りの男が、進化して知性を持った動物達から非難されるという物語です。大勢の敵意を示す種族の中でイヌ族だけが親愛の情を見せる姿に思わず涙を誘われ、手塚アニメの「ジャングル大帝」を思い出しました。『超ウラン元素』『異境の大地』この二編はホラー系のモンスター・パニック物で前者が突然変異の未知のウラン生物、後者が森を支配する植物の化け物というまさに「ウルトラQ」の世界です。『プロ』往年のSF作家が現実に宇宙へ旅立つ息子の姿を複雑な思いで見送る心情を描くシリアスな一編です。本書には科学的に見て正確でない部分も多少見られますが、私は堅い事は抜きで徹底的に読者を楽しませてくれる著者のサービス精神一杯の職人芸を大いに讃えたいと思います。
『アンタレスの星のもとに』転送機によって異世界へ送られたヒーローが美女を助けて手強い悪役を倒すという胸のすく娯楽篇です。『反対進化』大胆に逆さまの進化論を打ち出して見せる発想の逆転が冴える衝撃作です。『審判の日』人類が滅びた地球へ宇宙から帰還した最後の生き残りの男が、進化して知性を持った動物達から非難されるという物語です。大勢の敵意を示す種族の中でイヌ族だけが親愛の情を見せる姿に思わず涙を誘われ、手塚アニメの「ジャングル大帝」を思い出しました。『超ウラン元素』『異境の大地』この二編はホラー系のモンスター・パニック物で前者が突然変異の未知のウラン生物、後者が森を支配する植物の化け物というまさに「ウルトラQ」の世界です。『プロ』往年のSF作家が現実に宇宙へ旅立つ息子の姿を複雑な思いで見送る心情を描くシリアスな一編です。本書には科学的に見て正確でない部分も多少見られますが、私は堅い事は抜きで徹底的に読者を楽しませてくれる著者のサービス精神一杯の職人芸を大いに讃えたいと思います。
2005年5月19日に日本でレビュー済み
ここまで古い話なら、どんなに荒唐無稽なことが書かれていても笑って許せるだろう……と思って読んでみたが、そうでもなかった。というか、冒頭の「アンタレスの星のもとに」があまりにご都合主義的展開でいやになってしまい、かなり根性入れないと読み進められなかった。
やはり古臭すぎる。さすがにこれらを楽しむには、よほど広い心の待ち主(もしくはよほどのマニア)じゃないとダメじゃないか。なお、あまり古さを感じさせない「異境の大地」や「プロ」は楽しめた。SF小説に、時代を超える普遍性を持たせるのは難しい。
やはり古臭すぎる。さすがにこれらを楽しむには、よほど広い心の待ち主(もしくはよほどのマニア)じゃないとダメじゃないか。なお、あまり古さを感じさせない「異境の大地」や「プロ」は楽しめた。SF小説に、時代を超える普遍性を持たせるのは難しい。
2005年5月7日に日本でレビュー済み
表題作も古典的名作で結構だけれども,私としては,巻末の2編がすばらしい。「審判のあとで」の不思議な静寂感。星間探査用サイボーグたちがひっそりと艦内に帰還し,人類のメッセージをのせて再び長い旅路へとつく。虚空に吸い込まれそうな雰囲気はなかなか味わえないものだ。「プロ」は世評が高く読みたかった作品。噂に違わない傑作だなあ。これほど苦く心を突き刺すとは思わなかった。ちょっと自虐的な部分もあるけど,主人公が,色あせた本棚の前でつぶやくラストは胸打たれるものがあります。
2005年4月8日に日本でレビュー済み
今なお新鮮なセンス・オブ・ワンダーに何度も心が踊った。こんな感覚は、むさぼるようにしてSF小説を読みふけっていた少年時代以来。ほんとに何年ぶりだろう? マニアを裏切らない濃厚な内容に大満足の1冊。オススメです。
2023年1月18日に日本でレビュー済み
かつてSFファンの間でも、ハミルトンはスペース・オペラの作家としてちょっと下に見られていた。でも、ハミルトンは短篇の名手であり、どの短篇も知的かつセンス・オブ・ワンダーに満ちている。
なお、私もハミルトンをバカにしていたが、古本屋で買った『SFマガジン』に掲載された短篇、「なにが火星に」(掲載時のタイトル。現在は「向こうはどんなところだい?」と訳されている)を読んで、この人は天才だと驚いた経験がある。「向こうはどんなところだい?」が収録されている『フェッセンデンの宇宙』もおすすめです。
なお、私もハミルトンをバカにしていたが、古本屋で買った『SFマガジン』に掲載された短篇、「なにが火星に」(掲載時のタイトル。現在は「向こうはどんなところだい?」と訳されている)を読んで、この人は天才だと驚いた経験がある。「向こうはどんなところだい?」が収録されている『フェッセンデンの宇宙』もおすすめです。