マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫)
の続編で、同じような構成の短中編集です。前作もそうなのですが、いちおうハードSFと言われていて、コアとなる科学ネタはあるものの、その先の展開があっさりしすぎていてちょっと物足りないと感じました。
「新たなる保存則」「影のダークマター」はタイトルや導入の辺りを読んで、一体どんな話が待っているのだろうと期待してたら結局何もなかったじゃん、だし、「母来たる」「太陽レンズの彼方へ」は中核となるアイデアのオチの部分が途中からうすうす感づいたと思ったらやっぱりそのとおりでした、という具合です。(付録のところでシェフィールド自身が認めているので、わかっててやっているのでしょうが、それじゃSF的な舞台設定の単なるお話じゃないかなぁと思いました。)
ストーリーは悪くないと思うのですが、やっぱりハードSFとされている作品から(私が)期待するのは科学ネタの意外性とか驚きの展開とか、ひたすら緻密な描写とか、そういうところなのですが、その辺があまり感じられませんでした。
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太陽レンズの彼方へ: マッカンドルー航宙記 (創元SF文庫 シ 2-4) 文庫 – 2005/10/1
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2005/10/1
- ISBN-104488693040
- ISBN-13978-4488693046
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2005/10/1)
- 発売日 : 2005/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4488693040
- ISBN-13 : 978-4488693046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 928,892位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『マッカンドルー航宙記』の続編。
本国とは編み方が違うらしく
(日本版は、親切な発表順になっています)、
超労作(らしい)著作リストも含めて、
前書きなどの周辺情報も大充実の、ファン必携の1冊です。
設定、事件、解決の3ステップにおいて科学がキーになっている
正真正銘のハードSF。
そしてストーリーテリングのほうもしっかりしていて、
SFガジェットに伍して、本シリーズの魅力の1つになっています。
本国とは編み方が違うらしく
(日本版は、親切な発表順になっています)、
超労作(らしい)著作リストも含めて、
前書きなどの周辺情報も大充実の、ファン必携の1冊です。
設定、事件、解決の3ステップにおいて科学がキーになっている
正真正銘のハードSF。
そしてストーリーテリングのほうもしっかりしていて、
SFガジェットに伍して、本シリーズの魅力の1つになっています。
2017年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作に比べると、テーマとなるサイエンスが直接ストーリーの展開に影響を与えることが少なくなっています。それでも面白いですが、マッカンドルーの迂闊さに少し腹立たしくなることも…。もっともこれは作者も書いています。マッカンドルーは軽率な子どもだと。
2005年11月28日に日本でレビュー済み
シェフィールドの作品はあんまり好きじゃないんだけど、本シリーズの前作である『マッカンドルー航宙記』だけは例外で、かなり好きだった。その続編とあれば、すべてに優先して読まねばなるまい……と意気込んでみたものの、やはり前作ほどのインパクトはなかったのであった。とはいえ、「ハードSFとエンターテイメントって両立するんだ!」という純粋な驚きは、当時と変わっていない。楽しかった。
解説によれば、シェフィールドはもう他界しているそうだ。ぜんぜん知らなかった。それを知ってから、改めて付録を読むと、ちょっとじーんとくる。
解説によれば、シェフィールドはもう他界しているそうだ。ぜんぜん知らなかった。それを知ってから、改めて付録を読むと、ちょっとじーんとくる。
2005年11月30日に日本でレビュー済み
ぜひ「マッカンドルー航宙記」と一緒に読んで下さい。
ハードSFの好きな方に特にお勧めします。
クラークをもっとハード系にしたらこの本になるのだろうと思います。
「星ぼしに架ける橋 」(軌道エレベータ物)もお勧めなんですが絶版みたいで残念です...
ハードSFの好きな方に特にお勧めします。
クラークをもっとハード系にしたらこの本になるのだろうと思います。
「星ぼしに架ける橋 」(軌道エレベータ物)もお勧めなんですが絶版みたいで残念です...