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ドクター・ブラッドマネー―博士の血の贖い― (創元SF文庫) 文庫 – 2005/1/22

4.4 5つ星のうち4.4 7個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2005/1/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/1/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 416ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4488696171
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488696177
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 7個の評価

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フィリップ・K.ディック
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年11月14日に日本でレビュー済み
他のレヴュアーの方たちが書かれているのでストーリーやプロットの紹介はしません。

この作品では身を締め付けるようなサスペンスもハラハラドキドキのスリルもなければ(皆さんがディック作品に一番期待する?)目眩めく現実崩壊感覚もありません。
淡々と話は展開していきます。
だって核戦争が起きた時点で既に現実は崩壊している訳だし、生き残った人々が身を寄せ合って細々となんとか暮らしているという状況でサスペンスなんて有るわけが無い。

そういうエンターテインメントを求める読者は、はなっから読まなければよろしい。
(ホントはちょっぴりスリルとサスペンスはあるんですけどね、読んだ人だけのお楽しみ。)

この作品を通してディックが何を言いたいのか、じっくり味わいながら考えてまたは感じていくしかない、という小説です。
ひとことで言うならば「人間性」とか「ヒューマニズム」としか表現出来ないものだと思います。

ディックはアイデアも豊かだしストーリーテリングも巧みな作家ですが、制作の根底には「人間(性)への信頼と不信」というアンビバレンツなものがあったのではないでしょうか。

ひとつだけ教えちゃいます。この小説はハッピーエンドです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年1月30日に日本でレビュー済み
サンリオSF文庫で刊行後、絶版となり長らく刊行が待たれていたディック中期の作品が、やっと新訳で登場です。
地球を周回する人工衛星内の男、核実験に失敗し憎まれる物理学者、超能力を持つ肢体の不自由な修理工、胎内にテレパシーを持つ弟を宿した少女と、登場人物だけをみるといつものディックらしい感じがします。
しかし現実が崩壊していったり、異世界が混入してくるといったディックお得意の脱現実的な所がなく、核戦争後の世界でのコミュニティを舞台とした「現実的」な世界が描かれており、それはそれで興味深いかなぁ。ミュータント化したねずみを追いかける電子式小動物捕獲器などユーモラスな小道具も見所。
これでサンリオSF文庫収録作で出ていないのは5冊、未訳のSF作品4作、主流小説5冊との事。残りも早く出るといいなぁと思いながら待つことにしましょう。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年5月24日に日本でレビュー済み
作者自身は解説で気に入ってる作品のひとつだと言ってるが、いつもどうりの作品のつもりで読んでしまい、肩透かしをくらった。いつものサスペンス性がまったくなく、さしせまってくるようなスピード感もまったくなし。実に、のんびりとした展開である。これが、知名度の低い作家が書いたのなら許せる範囲とも思えんでもないが、ディックの作品となると、個人的には評価は低めになるな。異色作としては、価値はあるのかもしれないがな・・・。未来の話なのに、妙に現代的な雰囲気も気にはなる。(放射能が空中にただよってるのに、地上に出て平気で普通に生活してる所が、スゴイな)タイトルからすると、何かすごい事が起きそうだと期待させてくれたんだが、残念だ。次の、サンリオSF復刻作品に期待する。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年7月25日に日本でレビュー済み
核戦争後のカリフォルニアを舞台にした話です。核戦争が起きる直前に一組の夫婦が火星への移住の為にロケットで旅立ちます。核戦争の影響でそのロケットは地球の周りを回り続けることになってしまいます。乗員は無線で地上に向けてラジオ放送を行うようになり(設備はどうしたんだろ?)、それが荒廃した世界に生きる人々の精神的な拠り所となるという設定です。
地上では核戦争は自分が引き起こしたものと信じ込んでいる精神病の元科学者や、超能力を持つ身体障害者などのユニークな登場人物たちの人間模様が描かれます。設定が突飛な割にはストーリーは比較的淡々と進みます。希望を抱かせるようなエンディングも含めてディック作品としては異色作の部類に入りますが、なかなか楽しめる作品だと思います。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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