上下巻読み終えて早速続編をポチりました。
仮定体が何者であるのか、早く続きが読みたい。
地球の一年がスピン膜外宇宙の一億年とかいうゾっとする時間封鎖。
「なにそれこわい」でワクワクしながら読みました。
とはいえ。他のレビュアーさんも書かれていますが、
この作品は素晴らしいアイデアの詰まったSFでありながらも緻密に描かれたヒューマンドラマ。
スケールの違いすぎる至高の知的存在に命運を握られながら育つスピン世代たち。
内的思考性型・無感情気味に成長するタイラー、
生まれつき第四世代型・追求し続ける天才ジェス、
(映画化するならジェス役はマシュー・グッドがぴったりではないかと思う)
葛藤型・答えを求め宗教を渡り歩くも安らぎを見出すには賢すぎる迷える羊のようなダイアン。
3人のキャラクター設定も見事なバランスだと思った。
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時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫) (創元SF文庫 ウ 9-3) 文庫 – 2008/10/31
- 本の長さ382ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2008/10/31
- ISBN-104488706037
- ISBN-13978-4488706036
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2008/10/31)
- 発売日 : 2008/10/31
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 382ページ
- ISBN-10 : 4488706037
- ISBN-13 : 978-4488706036
- Amazon 売れ筋ランキング: - 425,041位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 225位創元SF文庫
- - 2,257位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 3,646位英米文学研究
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年5月29日に日本でレビュー済み
評論家やここでの評価は非常に高いです。
地球の時間だけが1億分の1の速度になったため、はるか未来のはずの地球滅亡が目前になったという設定や、それに対応するため、火星をテラフォーミングしようとする発想などは、確かに面白かった。
しかし、幼馴染3人の人間ドラマというストーリーに関して言えばあまりに陳腐で退屈で、その内容の薄さに比して、お話が長すぎませんか。
また、謎もすべてすっきり解決するわけではないので、その辺は覚悟して読みましょう。
上下二分冊ですが、面白くなるのは下巻からです。辛抱してください。
地球の時間だけが1億分の1の速度になったため、はるか未来のはずの地球滅亡が目前になったという設定や、それに対応するため、火星をテラフォーミングしようとする発想などは、確かに面白かった。
しかし、幼馴染3人の人間ドラマというストーリーに関して言えばあまりに陳腐で退屈で、その内容の薄さに比して、お話が長すぎませんか。
また、謎もすべてすっきり解決するわけではないので、その辺は覚悟して読みましょう。
上下二分冊ですが、面白くなるのは下巻からです。辛抱してください。
2014年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三部作のうち、実は二作目のAXIS(日本題名は忘れました)をはじめに読んで、背景を理解するために一作目を読みました。内容は良かったのですが、原題のSPINの意味が(三部作の残り、AXIS、VORTEXを通しても)よくわかりませんでした。
2015年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いや~退屈です。
あいつが、ああだった、こいつが、こうだった。好きだ、嫌いだ、怒った、泣いた、
楽しかった、悲しかったの連続でお話が進みません。
主人公の価値観に賛同できない人は、まったくページが進まないでしょうね。
うじうじ、ぐちぐちには、ほとほと疲れますね。なんで、話を進めないんでしょうね?
場面展開が多く、スピード感があるJ・ロリンズを読んだ後なので、この退屈感には
着いていけませんでした。
ハラハラ、ドキドキ、絶体絶命、危機一髪を期待する人には全く評価されない作品です。
下巻の序盤をパラパラやりましたが、上巻と同じように進捗しないので、読むのを諦めました。
あいつが、ああだった、こいつが、こうだった。好きだ、嫌いだ、怒った、泣いた、
楽しかった、悲しかったの連続でお話が進みません。
主人公の価値観に賛同できない人は、まったくページが進まないでしょうね。
うじうじ、ぐちぐちには、ほとほと疲れますね。なんで、話を進めないんでしょうね?
場面展開が多く、スピード感があるJ・ロリンズを読んだ後なので、この退屈感には
着いていけませんでした。
ハラハラ、ドキドキ、絶体絶命、危機一髪を期待する人には全く評価されない作品です。
下巻の序盤をパラパラやりましたが、上巻と同じように進捗しないので、読むのを諦めました。
2016年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある程度ノンジャンルで本を読む方々の中でも、
SFだけはけっこう軽視される傾向にあったりするような気がします。
SFとして発行されている中で、明らかに文学と認められているのは
ヴォネガットくらいでしょうか。読む前から見下されたり、「SFとかって
なんか頭に入ってこない」と言われるのはSF好きとしては悔しいものです。
あとがきにもありましたが、この作品はSFという枠を越えて文学として
成り立っていると思いました。幼い頃からひとりの相手を想い続ける
恋愛小説として読むこともできますし、もちろんSF作品としても
“壮大な未知との遭遇”として読むこともできます。
一人称の語り口で、「あの頃の僕らは・・・」的な回想タッチが
好きな人にはSF好きでなくてもお勧めしたい一冊です。
SFだけはけっこう軽視される傾向にあったりするような気がします。
SFとして発行されている中で、明らかに文学と認められているのは
ヴォネガットくらいでしょうか。読む前から見下されたり、「SFとかって
なんか頭に入ってこない」と言われるのはSF好きとしては悔しいものです。
あとがきにもありましたが、この作品はSFという枠を越えて文学として
成り立っていると思いました。幼い頃からひとりの相手を想い続ける
恋愛小説として読むこともできますし、もちろんSF作品としても
“壮大な未知との遭遇”として読むこともできます。
一人称の語り口で、「あの頃の僕らは・・・」的な回想タッチが
好きな人にはSF好きでなくてもお勧めしたい一冊です。
2014年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いきなり飛び出してきた青春モノの傑作に真正面から衝突してしまった。
ズドーンとはねられた。
この小説のスゴさは、『サイダーハウス・ルール』や
『スラムドッグ・ミリオネア』のような「青春モノ」の展開手法を
SF界に持ち込んできたことにあると思う。
全銀河的なストーリーなのに、主題はあくまでも少年一個人の心理的成長、
二つを完璧に融合させ、とんでもない新ジャンルを作り上げてしまった。
男の誰もが持つ初恋の相手へのモヤモヤ感を描きながら、
同時に地球の破滅を描いちゃう。
キュウリにハチミツでメロンの味になるなんて!って感じ。
ズドーンとはねられた。
この小説のスゴさは、『サイダーハウス・ルール』や
『スラムドッグ・ミリオネア』のような「青春モノ」の展開手法を
SF界に持ち込んできたことにあると思う。
全銀河的なストーリーなのに、主題はあくまでも少年一個人の心理的成長、
二つを完璧に融合させ、とんでもない新ジャンルを作り上げてしまった。
男の誰もが持つ初恋の相手へのモヤモヤ感を描きながら、
同時に地球の破滅を描いちゃう。
キュウリにハチミツでメロンの味になるなんて!って感じ。
2008年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
突然地球が膜で覆われ、外界より1億倍(!)も遅い時間の流れに放り込まれるというファンタジーめいた設定だが、おかげで太陽系の進化を一人の人間が一生のうちに体験できるというオモシロい環境ができあがる。で、それを生かしたハードSFかと思いきや、けっしてガチガチな科学話にはならなくて、ドラマの描き込みがじつに緻密ですばらしい。
古いジャズが好きな主人公の、その趣味を生かしたエピソードとか、幼馴染との長期にわたるプラトニックな恋愛とか、自然や心理の描写が盛りだくさんで、なんだかいい読書だなぁ。SF読んでてでこういう感じって久しぶりだ。楽しかった。
古いジャズが好きな主人公の、その趣味を生かしたエピソードとか、幼馴染との長期にわたるプラトニックな恋愛とか、自然や心理の描写が盛りだくさんで、なんだかいい読書だなぁ。SF読んでてでこういう感じって久しぶりだ。楽しかった。
2012年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いわゆるハードSFが好きで、メジャーな作品を中心に数十冊読んできましたが、これは私的にベスト10に入る面白さでした。
地球が謎のシールドに覆われ、地球以外の宇宙が1億倍の速さで時間が進む。それゆえ、火星に生命の素になる有機物を送り込めば、地球から見れば、1億倍の速さで進化する。
その進化した文明で地球を救ってもらう。
この話がシンプルでとても面白く、わくわく読み進みました。
また、訳者があとがきで触れていますが、人物描写、心理描写などの、小説としてのストーリー展開がとても面白く、よくある「ハードすぎる」SFになっていないところが、とても魅力的でした。
このへんは好みもあるかもしれませんが、量子論的な科学解説が大量にありすぎる話だと、私は読んでいてだんだん退屈になってしまいますが、この本はそのへんのバランスがとてもいいのではと思います。
主人公と男女の双子の3人がメインで話が進んでいきますが、何かに似てると思ったら、どことなく村上春樹の「ノルウェイの森」の登場人物たちに似てるような気がしました。
R.C.ウィルソンの他の作品も読みたくなりました。
地球が謎のシールドに覆われ、地球以外の宇宙が1億倍の速さで時間が進む。それゆえ、火星に生命の素になる有機物を送り込めば、地球から見れば、1億倍の速さで進化する。
その進化した文明で地球を救ってもらう。
この話がシンプルでとても面白く、わくわく読み進みました。
また、訳者があとがきで触れていますが、人物描写、心理描写などの、小説としてのストーリー展開がとても面白く、よくある「ハードすぎる」SFになっていないところが、とても魅力的でした。
このへんは好みもあるかもしれませんが、量子論的な科学解説が大量にありすぎる話だと、私は読んでいてだんだん退屈になってしまいますが、この本はそのへんのバランスがとてもいいのではと思います。
主人公と男女の双子の3人がメインで話が進んでいきますが、何かに似てると思ったら、どことなく村上春樹の「ノルウェイの森」の登場人物たちに似てるような気がしました。
R.C.ウィルソンの他の作品も読みたくなりました。