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レッド・マーズ〈下〉 (創元SF文庫) (創元SF文庫 ロ 1-3) 文庫 – 1998/8/26
●アーサー・C・クラーク絶賛――「驚愕すべき1冊。これまで書かれた中で最高の火星植民小説だ。21世紀の植民者たちにとって必須の書となるだろう。」
【ネビュラ賞・英国SF協会賞・星雲賞受賞作】
火星表面には数多の居住施設が完成し、地球から数万の植民者が送られてきた。また人と資源の移送を容易にするため、火星の衛星軌道まで達する宇宙エレヴェーターの建造も始まる。だが、この星は地球の延長ではない。地球の軛から逃れようという動きは、ついに革命に。数多の植民都市が決起し……そして、空前のカタストロフィが襲った! 解説=金子隆一
【ネビュラ賞・英国SF協会賞・星雲賞受賞作】
火星表面には数多の居住施設が完成し、地球から数万の植民者が送られてきた。また人と資源の移送を容易にするため、火星の衛星軌道まで達する宇宙エレヴェーターの建造も始まる。だが、この星は地球の延長ではない。地球の軛から逃れようという動きは、ついに革命に。数多の植民都市が決起し……そして、空前のカタストロフィが襲った! 解説=金子隆一
- 本の長さ494ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日1998/8/26
- ISBN-104488707033
- ISBN-13978-4488707033
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (1998/8/26)
- 発売日 : 1998/8/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 494ページ
- ISBN-10 : 4488707033
- ISBN-13 : 978-4488707033
- Amazon 売れ筋ランキング: - 453,871位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 234位創元SF文庫
- - 2,386位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 4,159位英米文学研究
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新しい場面が次々と展開され、非常に飽きることなく楽しめます!
2003年2月2日に日本でレビュー済み
60年後の世界が舞台である。描かれているのは、多国籍企業体が世界経済を実質的に掌握し、民族的対立が深まるばかりの現在の地球の直線上の未来である。火星に降り立った「最初の百人」内部で起きた最初の殺人のシーンから始まる上巻は、火星に向かう移民船時代に遡って、語り手の視点を変えつつ植民の冒険、苦難、対立をドラマティックに語っていく。そして、上巻の最終部分では、画期的な長命措置が開発される。火星のテラフォーミングを語り手の世代交代なしに描くうえで必要な道具立て(3部作の2作目になるグリーン・マーズでは、ヒロインは130歳の憂鬱な誕生日を迎える!)とはいえ、この発明こそカタストロフィーの呼び水である。
措置を受ければ1000年も生きられるという発明の生命倫理上の難は火星の特殊性(放射線量)が解決済みである。しかし、それが地球に導入されればどうなるか。地球での大混乱に端を発し、下巻では、火星も植民都市の破壊、宇宙エレベータの落下、フォボスの落下という空前の大カタストロフィーに見舞われる。
本書では、経済学、哲学、政治学、心理学あらゆる科学の壮大な実験場としての火星が丁寧に描かれることによって、読者は、現在の地球の問題に直面させられる。貧富の差による寿命の違いも、統制を失ったテロも何もかも何もかもが現在の問題だ。これらを正面から描けば、息苦しいだけだが、地中に無尽蔵な水を蓄えた氷の星である火星が緑なす大地に変わる過程を背景として描かれることによって、勇気づけられる。例えば、持続可能な社会を追求する「贈り物経済」90年代半ばに提示されたオターナティブが実践されているところも見所の一つ。
措置を受ければ1000年も生きられるという発明の生命倫理上の難は火星の特殊性(放射線量)が解決済みである。しかし、それが地球に導入されればどうなるか。地球での大混乱に端を発し、下巻では、火星も植民都市の破壊、宇宙エレベータの落下、フォボスの落下という空前の大カタストロフィーに見舞われる。
本書では、経済学、哲学、政治学、心理学あらゆる科学の壮大な実験場としての火星が丁寧に描かれることによって、読者は、現在の地球の問題に直面させられる。貧富の差による寿命の違いも、統制を失ったテロも何もかも何もかもが現在の問題だ。これらを正面から描けば、息苦しいだけだが、地中に無尽蔵な水を蓄えた氷の星である火星が緑なす大地に変わる過程を背景として描かれることによって、勇気づけられる。例えば、持続可能な社会を追求する「贈り物経済」90年代半ばに提示されたオターナティブが実践されているところも見所の一つ。