価格から考えるとお買得かも。
内容は一般的なファンタジーです。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ゆらぎの森のシエラ (創元SF文庫 す 1-1) 文庫 – 2007/3/1
菅 浩江
(著)
- 本の長さ289ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2007/3/1
- ISBN-104488724019
- ISBN-13978-4488724016
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 289ページ
- ISBN-10 : 4488724019
- ISBN-13 : 978-4488724016
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,047,709位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
【プロフィール】
小説家。主にSF。
セルフプロデュース商品 博物館惑星ミュージアムショップ https://amzn.to/3iY0TJr
主な受賞歴
星雲賞(日本長篇部門)『メルサスの少年 螺旋の街の物語』
『永遠の森 博物館惑星』
星雲賞(日本短篇部門)「そばかすのフィギュア」(『そばかすのフィギュア』収録)
日本推理作家協会賞(長篇および連作短篇部門)『永遠の森 博物館惑星』
センスオブジェンダー賞(大賞)『誰に見しょとて』
星雲賞(日本短篇部門)「不見の月」(『不見の月』収録)
日本SF大賞 『歓喜の歌』
Twitter @Hiroe_Suga
HomePage http://www.ne.jp/asahi/hiroe-suga/pleiades/
カスタマーレビュー
星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
43グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元本は07年の東京創元社版で、初出は80年代だから30年以上前。
基本は、人をモンスターにして操る黒幕とモンスターにされて操られていた青年(?)が意識を取り戻すきっかけを作った少女が、と言う中世的世界のファンタジーだけれども、遺伝子組み換えによるモンスター作成が前面に出ている所がSF的で面白い。
30年以上前に遺伝子組み換えによるモンスターでファンタジー世界
を構築している所が凄いな。
基本は、人をモンスターにして操る黒幕とモンスターにされて操られていた青年(?)が意識を取り戻すきっかけを作った少女が、と言う中世的世界のファンタジーだけれども、遺伝子組み換えによるモンスター作成が前面に出ている所がSF的で面白い。
30年以上前に遺伝子組み換えによるモンスターでファンタジー世界
を構築している所が凄いな。
2018年3月8日に日本でレビュー済み
多くの怪物と不思議な少女の物語がだんだんと全て怪物になり最期に亦変化する。なんとも不思議なストーリーだが何故か美しさをかんじる。そんな物語です。
2007年6月1日に日本でレビュー済み
1989年作品。この時代にしてはまだ珍しい「バイオ・ファンタジー/SF」というべきジャンルの作品。
舞台は中世風の世界。塩で枯れた森、霧に閉ざされた村。
異形の生物に襲撃される村人と、これまた異形の守護神。
そこに異形の騎士と狂った少女シエラ。
なにもかもドロドロした世界だ。
どのへんが「バイオ」かというと、異形の者たちは敵を食べることで遺伝子を取り込んで、その能力を我が物とする事が出来るということ。
主人公「金目」の甲冑は皮膚そのもので、どうやら巻貝の殻のようなものが出所らしい。
本文の中に挿絵は一切無いけれど、ビジュアルイメージは『デビルマン』的なオゾマシイ感じが匂う。
少女シエラは最初は「狂った少女」として登場するが、これも色々なものを食べる内に世界の原理を思い出しつつ美しい紫の瞳を持つ女神に成長する。
ラストシーンは、映画にしたらなかなか美しそうなロマンとバイオレンス。
ちょっと読みにくさを感じたが、常にビジュアル的なイメージを喚起される(東映特撮っぽい)作品だった。
舞台は中世風の世界。塩で枯れた森、霧に閉ざされた村。
異形の生物に襲撃される村人と、これまた異形の守護神。
そこに異形の騎士と狂った少女シエラ。
なにもかもドロドロした世界だ。
どのへんが「バイオ」かというと、異形の者たちは敵を食べることで遺伝子を取り込んで、その能力を我が物とする事が出来るということ。
主人公「金目」の甲冑は皮膚そのもので、どうやら巻貝の殻のようなものが出所らしい。
本文の中に挿絵は一切無いけれど、ビジュアルイメージは『デビルマン』的なオゾマシイ感じが匂う。
少女シエラは最初は「狂った少女」として登場するが、これも色々なものを食べる内に世界の原理を思い出しつつ美しい紫の瞳を持つ女神に成長する。
ラストシーンは、映画にしたらなかなか美しそうなロマンとバイオレンス。
ちょっと読みにくさを感じたが、常にビジュアル的なイメージを喚起される(東映特撮っぽい)作品だった。
2015年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異形の騎士金目が一体何者か。
森でひっそり暮らす謎の少女は何者か。
次第に明らかになっていくにつれ、ぐいぐい引き込まれていきます。
決して綺麗な場面ばかりではないけれど、そこがかえって深みになっていますね。
人の愚かさと身勝手さが何を生み出してしまったかを読んで下さい。
森でひっそり暮らす謎の少女は何者か。
次第に明らかになっていくにつれ、ぐいぐい引き込まれていきます。
決して綺麗な場面ばかりではないけれど、そこがかえって深みになっていますね。
人の愚かさと身勝手さが何を生み出してしまったかを読んで下さい。
2010年5月16日に日本でレビュー済み
'80年代初頭に映画化され大ヒットした「風の谷のナウシカ」を思い出した.
その頃ようやく言われ始めた自然との共生エコロジーの考えを,設定や物語の根底に取り入れた斬新な作品で,ヒロインが少女,森や自然の大切さに気付き,自らの安全を省みない決心の行動で,多くの人々にそれを思い出させる共通点があった.
この菅浩江による初期の作品は,遺伝子による生物の進化がテーマとしてあるが,特に科学的展開や説明はなく,生態研究により生まれた化け物たちの蠢き闊歩し人間を襲うおぞましい自然に反する霧の闇と化した世界にて,鼠を喰う狂った巫女や村に表れた戦士により,ヒロイン姉弟たちの世界への復讐と悔悟とやり直しの物語として,強大な支配者と抵抗する心ある村人たちの戦いがファンタジー物語として見事に高まりを見せ描かれている.
感動的なラスト,ヒロインが自然の力によって妖精の女王として甦り,闇に挑んで勝ち取った自然の復権.様々な魚類の集まって擬人化した姿は,ナウシカで世界を滅亡させた巨神兵とは異なる疲弊した自然の摂理で発生したオウムの存在をどこか思い起させた.
最後の戦いでヒロインの語る言葉は,作者の自然への見方をそのまま表したものだろう.
「ゆっくりと前後にゆらぎを繰り返しながら進歩していくのが本当の姿なのよ」
ゆらぎは近年の科学世界に出た概念だが,最近のヒーリング精神世界で癒しの性質:自然界の法則としてもよく使われている.a波,1/4fのゆらぎなど,公式化,方程式にできない自由性,あそびやあいまいさに近い不確定性を指し,それがなければ人類の発生進化も,宇宙の相の様々な多様性もなかったと最新の宇宙物理学では言われている.万物の背後に隠れている全てを生かす性質を題に持ってくる所に,作者の人間性や,自然への誠実な思いが感じ取られた.
…男性に劣らないSF探究者で,自然のかけがえのなさや共生の概念を大切にした,女性ならではのみずみずしい感性の放たれた本作は,「自然と人の調和と進歩の方向」を問いかけた秀逸な名作になるだろう.
その頃ようやく言われ始めた自然との共生エコロジーの考えを,設定や物語の根底に取り入れた斬新な作品で,ヒロインが少女,森や自然の大切さに気付き,自らの安全を省みない決心の行動で,多くの人々にそれを思い出させる共通点があった.
この菅浩江による初期の作品は,遺伝子による生物の進化がテーマとしてあるが,特に科学的展開や説明はなく,生態研究により生まれた化け物たちの蠢き闊歩し人間を襲うおぞましい自然に反する霧の闇と化した世界にて,鼠を喰う狂った巫女や村に表れた戦士により,ヒロイン姉弟たちの世界への復讐と悔悟とやり直しの物語として,強大な支配者と抵抗する心ある村人たちの戦いがファンタジー物語として見事に高まりを見せ描かれている.
感動的なラスト,ヒロインが自然の力によって妖精の女王として甦り,闇に挑んで勝ち取った自然の復権.様々な魚類の集まって擬人化した姿は,ナウシカで世界を滅亡させた巨神兵とは異なる疲弊した自然の摂理で発生したオウムの存在をどこか思い起させた.
最後の戦いでヒロインの語る言葉は,作者の自然への見方をそのまま表したものだろう.
「ゆっくりと前後にゆらぎを繰り返しながら進歩していくのが本当の姿なのよ」
ゆらぎは近年の科学世界に出た概念だが,最近のヒーリング精神世界で癒しの性質:自然界の法則としてもよく使われている.a波,1/4fのゆらぎなど,公式化,方程式にできない自由性,あそびやあいまいさに近い不確定性を指し,それがなければ人類の発生進化も,宇宙の相の様々な多様性もなかったと最新の宇宙物理学では言われている.万物の背後に隠れている全てを生かす性質を題に持ってくる所に,作者の人間性や,自然への誠実な思いが感じ取られた.
…男性に劣らないSF探究者で,自然のかけがえのなさや共生の概念を大切にした,女性ならではのみずみずしい感性の放たれた本作は,「自然と人の調和と進歩の方向」を問いかけた秀逸な名作になるだろう.
2007年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の好きな菅さんの作品です。この本は2007年刊行ですが、元々1989年発表作品ということで、菅さんの最初の長編小説ということになります。ということで、確かに菅さん作品らしさがでつつ、初々しさを感じるような気もします。内容はSFとファンタジーが融合したような感じの作品となっています。読みやすいのでお暇なときに読んでみてはいかがでしょうか。