自分は小学校中学校時代、SFで育ちまして。 その時代のオーラをそこはかとなく感じます。希望という名のオーラを。 人類はいずれ、宇宙を征服するだろう!みたいな。
しかし、決して古くない。 そこは安心して読んで頂ければと。
面白かった! 読んで良かったです。
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不確定世界の探偵物語 (創元SF文庫 か 2-1) 文庫 – 2007/7/1
鏡 明
(著)
ただ1人の富豪が所有する、この世に1台きりのタイムマシンが世界を変えてしまった。過去に干渉することで突然、目の前の相手が見知らぬ人間に変わり、見慣れた建物が姿を変えてしまうのだ。おれは私立探偵。だが、常に歴史が変わる──現在が変わりつづけるこの世界で、探偵に何ができるというのだろう? そのおれが、ある日、当の富豪に雇われた。奴の正体は一体? “伝説の巨人”鏡明を代表する空前絶後の時間SFを初文庫化。あとがき=鏡明/解説=大森望
- 本の長さ422ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104488727018
- ISBN-13978-4488727017
登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 422ページ
- ISBN-10 : 4488727018
- ISBN-13 : 978-4488727017
- Amazon 売れ筋ランキング: - 946,817位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2024年4月29日に日本でレビュー済み
ストーリー展開はおもしろいので、とても
いいのですが、世界感が難しくて、最後まで理解できないことがたくさんありました。SFとしては難しいのですが、読み物としてはお勧めです。
いいのですが、世界感が難しくて、最後まで理解できないことがたくさんありました。SFとしては難しいのですが、読み物としてはお勧めです。
2007年9月4日に日本でレビュー済み
著者は鏡明さん、創元SF文庫から出ています。鏡明さんという日本SF界においては圧倒的なビッグネームで知る人ぞ知るという存在ですが、そういう予備知識は抜きにしてこの不思議な世界を楽しんでもらえたらと思います。
設定は遠い未来のアメリカらしき世界。主人公のノーマン・T・ギブソンは、その世界で私立探偵を営んでいます。ただ、この世界では探偵という仕事を始め、多くの仕事にこの世界とはかなり違う制約や障害がつきまといます。というのも、この世界にはたった一台ながらタイムマシンがあり、世界は常にその姿を変えてしまうからです。
通常のSF作品では、タイムマシンやタイムトラベラーが登場すると、必ずやそれらは時間の正しい流れを守るためにということで歴史を変えない方向に物語のベクトルは向きます。しかし、この作品では、世の中の物事はタイムマシンによって常に変化するものだという事が受け入れられています。極端にいえば、それによって国が一つ消滅したり、街が一つまるまるなくなったり、昨日までの自分と今の自分は違う仕事をしていたり、犯罪者が犯罪を犯した歴史そのものがなくなってしまい、無罪になったりという現象が頻繁に起こります。唯一の制限は、過去の70年以内の出来事には直接介入できないというものだけで、当然それ以前にある人物の先祖を殺せば、その人物はいなくなってしまいます。
そういうことを、そういう問題はあるもののタイムマシンによって人類はよい方向に進んでいっているという認識のもとに許容しているのがこの作品の世界です(もっとも、そのタイムマシンをエドワード・ブライスという大富豪の一個人が所持所有しているというのも支配に影響していますが)。そして、そういう世界で、ノーマンは探偵として働いています。正直、厳しい仕事です。過去が確定し続ける世界ではないので、証拠がなくなったり、犯罪の事実そのものがなくなったり、人の記憶も変化し続けるのですから。しかし、彼はそういう世界において探偵をしています。
そして、どういうわけだか、彼に、世界そのものを実質的に支配しているエドワードが陰に陽に接触してきます。ノーマンのよきパートナーになるジェニファーも最初はエドワードの秘書の一人でした。果たして、ノーマンにどうしてエドワードがこだわるのか。普通の探偵連続小説として存在するノーマンの短編ものの裏に一貫して流れるエドワードの意図は、、、。
かなり楽しめる連続短編小説でした。
探偵物語というタイトルからは松田優作を連想したりしますが、それもありの方向で楽しめます。
設定は遠い未来のアメリカらしき世界。主人公のノーマン・T・ギブソンは、その世界で私立探偵を営んでいます。ただ、この世界では探偵という仕事を始め、多くの仕事にこの世界とはかなり違う制約や障害がつきまといます。というのも、この世界にはたった一台ながらタイムマシンがあり、世界は常にその姿を変えてしまうからです。
通常のSF作品では、タイムマシンやタイムトラベラーが登場すると、必ずやそれらは時間の正しい流れを守るためにということで歴史を変えない方向に物語のベクトルは向きます。しかし、この作品では、世の中の物事はタイムマシンによって常に変化するものだという事が受け入れられています。極端にいえば、それによって国が一つ消滅したり、街が一つまるまるなくなったり、昨日までの自分と今の自分は違う仕事をしていたり、犯罪者が犯罪を犯した歴史そのものがなくなってしまい、無罪になったりという現象が頻繁に起こります。唯一の制限は、過去の70年以内の出来事には直接介入できないというものだけで、当然それ以前にある人物の先祖を殺せば、その人物はいなくなってしまいます。
そういうことを、そういう問題はあるもののタイムマシンによって人類はよい方向に進んでいっているという認識のもとに許容しているのがこの作品の世界です(もっとも、そのタイムマシンをエドワード・ブライスという大富豪の一個人が所持所有しているというのも支配に影響していますが)。そして、そういう世界で、ノーマンは探偵として働いています。正直、厳しい仕事です。過去が確定し続ける世界ではないので、証拠がなくなったり、犯罪の事実そのものがなくなったり、人の記憶も変化し続けるのですから。しかし、彼はそういう世界において探偵をしています。
そして、どういうわけだか、彼に、世界そのものを実質的に支配しているエドワードが陰に陽に接触してきます。ノーマンのよきパートナーになるジェニファーも最初はエドワードの秘書の一人でした。果たして、ノーマンにどうしてエドワードがこだわるのか。普通の探偵連続小説として存在するノーマンの短編ものの裏に一貫して流れるエドワードの意図は、、、。
かなり楽しめる連続短編小説でした。
探偵物語というタイトルからは松田優作を連想したりしますが、それもありの方向で楽しめます。
2020年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カッチリとした時間-次元SFを読んだと思う。これが35年も前に書かれたものか。時を超えて楽しめた。全てが現時点から動かずに示される時間-次元SF というのも面白い。
2018年10月9日に日本でレビュー済み
SF作家の中では、有名な著者だが、作品そのものは今回、初めて読みました。
一言で表すならば、時間SFということになるのでしょうが、ミステリ好きとしては、探偵物語という表題の方に、興味を持っての読書でした。
タイムトラベルに関する小説は、H・G・ウェルズが、「タイムマシン」を発表して以来、多くの作品が書かれていますが、本作品の特徴は、過去の改変が許される世界を描いていることです。
一般的な時間SFでは、タイムトラベルによって、誰かが過去に遡り、起きなかったことを起こしてしまい、現在が変わってしまうのを、何とか防ごうという方向で物語が展開します。
ところが、本作品では、ひとりの大富豪がワンダーマシンという、タイムマシンを所有していて、勝手に過去を変えてしまいます。
そのため、現在の時点で、ある人物が、突然生き返ったり、街の風景が一変したりしてしまいます。
この不可思議が当たり前の世界で、探偵業を行っているのが、主人公のギブスンで、助手のジェニファーとともに、様々な事件と対峙していきます。
その活躍が8つのエピソードとして、本書には収められています。
彼らを待ち受ける事件の背後には、必ず、ワンダーマシンとそれを操るエドワード・ブライスという大富豪が潜んでいます。
つまり、エドワード・ブライスの正体と、ワンダーマシンの秘密を探っていく、というストーリーがすべてのエピソードを繋ぐ主題となっています。
1980年代の作品ということで、設定は、恐らくずっと未来のことなのに、何となく使われている電子機器が古めかしい感じがして、そこには少し違和感がありましたが、物語はスピード感に溢れており、楽しみながら、完読できると思います。
一風変わった時間SFとして、オススメします。
一言で表すならば、時間SFということになるのでしょうが、ミステリ好きとしては、探偵物語という表題の方に、興味を持っての読書でした。
タイムトラベルに関する小説は、H・G・ウェルズが、「タイムマシン」を発表して以来、多くの作品が書かれていますが、本作品の特徴は、過去の改変が許される世界を描いていることです。
一般的な時間SFでは、タイムトラベルによって、誰かが過去に遡り、起きなかったことを起こしてしまい、現在が変わってしまうのを、何とか防ごうという方向で物語が展開します。
ところが、本作品では、ひとりの大富豪がワンダーマシンという、タイムマシンを所有していて、勝手に過去を変えてしまいます。
そのため、現在の時点で、ある人物が、突然生き返ったり、街の風景が一変したりしてしまいます。
この不可思議が当たり前の世界で、探偵業を行っているのが、主人公のギブスンで、助手のジェニファーとともに、様々な事件と対峙していきます。
その活躍が8つのエピソードとして、本書には収められています。
彼らを待ち受ける事件の背後には、必ず、ワンダーマシンとそれを操るエドワード・ブライスという大富豪が潜んでいます。
つまり、エドワード・ブライスの正体と、ワンダーマシンの秘密を探っていく、というストーリーがすべてのエピソードを繋ぐ主題となっています。
1980年代の作品ということで、設定は、恐らくずっと未来のことなのに、何となく使われている電子機器が古めかしい感じがして、そこには少し違和感がありましたが、物語はスピード感に溢れており、楽しみながら、完読できると思います。
一風変わった時間SFとして、オススメします。
2016年10月17日に日本でレビュー済み
昔から、題名だけは知っていたが、キンドルアンリミテッドのお蔭で読むことができた。予想以上におもしろかった。このころのSFには、雰囲気がある。
2018年6月16日に日本でレビュー済み
タイムパラドックス系は好きでしたが最近読んでいなかったのでプライムを利用して久々に読ませて頂きました。
最初文体に戸惑う部分もありましたが、読み進むにつれ違和感もなくなり作品の世界にどっぷり浸かりました。
最初文体に戸惑う部分もありましたが、読み進むにつれ違和感もなくなり作品の世界にどっぷり浸かりました。
2019年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もっと重厚さを期待していましたが、アニメ小説の様でした。一応ルールはある様ですが、ほぼ何でもありの設定なので薄っぺらく感じて、いまいち話に入り込めなかったです。情景描写で細かいところもありますが、あまり重要な箇所ではなかったりとかします。もっと肝心なところを詳細に書いてほしかったりですね。また場面の移り変わりが唐突なので頭の中で整理がつかなくなることも……。若い人向けの小説なのでしょうか? おじさんにはこの小説は合わなかった様です。第三話で挫折しました。