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類義語辞典 単行本 – 1972/4/1

3.7 5つ星のうち3.7 5個の評価

意味がよく似ているがニュアンスの違う日常語を収め微妙な意味の違いを説明しながら、使い分け方を用例をたくさん示し平易に詳述。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京堂出版 (1972/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1972/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 457ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4490100671
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4490100679
  • カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小生は辞書ヲタクです。辞書を読んでは愉しんでいます。
 「ずうずうしい」「あつかましい」「ふてぶてしい」の意味・用法の違いがお分かりになるでしょうか?
 多くの国語辞典では、同意語として扱われていますが、語釈に力を入れている『新明解国語辞典第8版』では次のように語釈しています。
『「ずうずうしい」普通の人なら自分の置かれた立場・状況などから遠慮してしない方がいいと思うことを気にすることもなくする様子だ。
「あつかましい」自分の置かれた状況や立場からみて礼を失すると考え、遠慮すべきだと思うようなことを、少しも気にかけていないかのように平然とする様子だ。
「ふてぶてしい」不利な立場に立たされているのに気にかける風もなく、憎たらしいと思えるほど平然とかまえている様子だ。』
 違いがお分かりなりますでしょうか?小生はなんとなくだけど、分かったような気がすると言えばする、そんな感じがします。
 そこで、本書を引いてみます。
「ずうずうしい・あつかましい・ふてぶてしい」
『「ずうずうしい」がもっとも一般的。「あつかましい」は、積極的に他人にめいわくをかけるような行為を評価することば。何度も借金にくるなどがこれにあたる。「ふてぶてしい」は、自分の行為が非難されるのを承知のうえで、それを反省するようすがないことをいう。犯人が、とりしらべに対して、平気なようすでいることなどが、その例だ。これらの例では「あつかましい」と「ふてぶてしい」とをおきかえることができない。しかし、「ずうずうしい」なら、どちらにでもつかえる。さらに、「ずうずうしい」は、自分から出しゃばって他人にめいわくをかけるのではなくて、平気で家賃を滞納したり、共同ですべきしごとをサボったり、という消極的な行動にもひろくつかわれる。』
 なるほど、『新明解国語辞典第8版』の語釈と合わせて読むと、さらに理解が深まります。
 本書は国立国語研究所の研究成果でもあります。
 たとえば、「すぎる」「たつ」「へる」「経過する」の違いです。少し長いですが書いていきます。
『【文法】これらには、「汽車がすぎる」のように時間的なもの以外の用法もあるが、時間的なばあいだけをとって考えると、意味的にはおなじだといってよい。しかし、文法的には次のような違いがある。まず「たつ」と「へる」とをとってみると、これらは形式上ほぼおぎないあうような関係にある。すなわち「それから六時間が〜」とあれば「たった」だし、「それから六時間を〜」とあれば「へた」になる。「が」「を」がつかずに単に時間の長さを副詞的に指定したばあい、つまり、「それから六時間〜」というばあいには「たった」がふつうだが、「へた」といえないこともない。「経過した」は以上三つの型の文脈のどれにでも使える。「すぎる」もやはり以上のような文型に使えるし、さらにつぎにあげるようなばあい(これらは「たつ・へる・経過する」ではいえない)に使うこともできる。第一に「六時をすぎる」のようにある時点を指定するばあいである。第二に「夏がすぎた」のようにある時間的な幅をもった時期が終わるばあいである。第三に「すぎた昔」「すぎた何日かを」のように「〜た」の形で過去であることを表わし、名詞をかざるばあいである。
【文体】いちばん日常語的なのは「たつ」。「すぎる」はやや文章語的で「経過する」はかたい文章語。「へる」は雅語的といってもよい文章語で、あまり使われない。』
 とにかく、類義語の意味・用法が詳しく書かれていて、大変参考になります。
 昨今の国語辞典や類語辞典の補完に持ってこいの、お薦めの類義語辞典です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は本業の傍らせっせと物書きをしている。
所謂二足の草鞋というやつだ。
これは懇意にして頂いている元編集の方が蔵書とされているので、元プロが持っているのだからきっと自分の活動にも役立つに違いない!と思ったのだ。

いざ実際に執筆の傍らに…と開いてみたら、あらやだ。
収録されているボキャブラリーの数が少ないのだ。
例えば「あせる」という単語を調べたとしよう。

ここで皆さんは焦る、褪せるのどちらを思い浮かべるだろうか?
類義語辞典と言うくらいだから両方収録されていると思うだろうが、本書に限って言えば「褪せる」が「あせる」として収録されている。

しかもここで類義語を紹介してくれるかと言うとそうではなく、単語としての使い方を紹介しているのでこれなら普通の国語辞典の方が100万倍マシである。もしくはweblioで似た表現をピックアップして貰った方が早い。
出版年が古いから今更この本を買おうなんてもの好きはいないだろうが、この本は地雷だ…
2021年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多くの類語辞典は独自の意味分類をつくり、その順番に単語を記している。五十音順の類語辞典には『表現類語辞典』などがあり、本書はそのうちの一つである。
もちろん、五十音順が常に使いやすいわけではない。例えば、「時」「時間」「時分」という類語の使い分けを知りたいとき、この類語群が「とき」の項にあるのか「じかん」の項にあるのか分からない。意味分類順であれば(意味分類を覚える必要はあるが)、このような手間は無くなるだろう。実際、『表現類語辞典』では「時間」が見出し語になっており、本書では「とき」が見出し語になっている。

はしがきには、本書が類語の意味の違いを記述する日本最初の辞典だと書かれている。本書では類語の違いを示すために、意味の記述だけではなく、その後が主に使われる地域や文体が記されている。古い辞典であるが、まだ使い道はあるように思われる。