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オフィスからパソコンがなくなる日 ホワイトカラーの生き残りをかけた戦いがはじまる 単行本 – 2005/5/20
「日立、パソコン利用全廃」という見出しが2005年1月3日の日本経済新聞1面を飾った。パソコンとはパーソナル・コンピューターの略称で、そもそも個人用計算機を意味する言葉。ただ、計算機といっても文書作成、図表作成、デザインといったことまでもできるようになり、ホワイトカラーの仕事には欠かせないものとなった。もはや、パソコンがないオフィスを見つけるのは難しい。
「それほどまでに普及したパソコンがオフィスからなくなる……」
なぜだろうか? 価格競争が激化しパソコン事業の採算がとりにくくなっていること、パソコンが起点となって個人情報の漏洩が多発していること、パソコンに取って代わる端末・シンクライアントの実力が上がってきたこと、これらの理由からオフィスからパソコンがなくなってしまう可能性が高い。本書ではパソコン、IT技術、各メーカーの動向などを俯瞰しながら、「オフィスからパソコンがなくなる」という将来起こりうるシナリオを見ていく。
ところで、「あなたはパソコンがなくても価値のある仕事ができるだろうか?」
オフィスにパソコンが登場して以来、ホワイトカラーの生産性は劇的に上がったと言われている。文書をつくるのも、図や表をつくるのも、そして、連絡するのも、パソコンを通じて行うようになった。今行っている量の仕事をパソコンなしで行おうとすれば、膨大な時間が必要になることは想像にかたくない。
しかし、手軽にできてしまうがゆえに、無意味で意思決定を攪乱させるだけの資料が多くつくられる、あるいは、無駄なメールが届き閲覧・返信に時間を浪費させられているのも事実。
パソコンがなくなることを契機として、パソコン利用を前提とした仕事のやり方を変え、新しい仕事のやり方を考える必要がある。そこで、パソコンがホワイトカラーにもたらした功と罪を明らかにしつつ、日本人、特にホワイトカラーの働き方についても本質に立ち返って考える。
本書はパソコン、インターネット、ITの技術動向・業界動向にとどまらす、ホワイトカラーの生産性までを論じた画期的な1冊である。ホワイトカラー、特に無駄と思いながら報告書・企画書をつくっている方、膨大なメールに悩まされている方にとって福音になることは間違いない
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2005/5/20
- ISBN-104492042334
- ISBN-13978-4492042335
商品の説明
著者について
1967年生まれ。1992年早稲田大学政治経済学部卒業。同年、システムエンジニアとして日立製作所に入社。1998年Washington University, John M. Olin School of BusinessにてMBA取得(会社派遣)。2002年より東京大学先端学際工学にて非常勤講師(産学連携、アントレプレナーシップ論などの講義を行う)。
1999年に日立製作所にて部署横断の著書『バリュー・インテグレーション』を刊行。本書は、部署横断の著書として2冊目(共に東洋経済新報社)。その間、『ビジネスモデル特許戦略』、『オフ・バランス経営革命』(共に東洋経済新報社)を著し、知的財産ビジネスについての研究を深めた。また、東京大学での講義は『理系人間のための経営戦略入門』(実業之日本社)として刊行されている。こうした活動と並んで、社内、社外で研究会を主催し、そこで得た知見は本書にも織り込まれている。社内と社外の両方の視点で組織を分析した『会社というおかしな場所で生きる術』(実業之日本社)は斬新な切り口で評判となる。現在、グループ戦略本部、IT戦略室にて、社内の革新運動を推進。「働き方を変えよう!コミュニティー」の有志と本書をまとめた。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2005/5/20)
- 発売日 : 2005/5/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 230ページ
- ISBN-10 : 4492042334
- ISBN-13 : 978-4492042335
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,183,635位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 736位パソコン
- - 99,697位投資・金融・会社経営 (本)
- - 182,607位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
■2020年以降の作風
2020年は作風の1つのチャレンジを行っています。アマゾンでは発刊していませんが、
https://0thindustrialrevolution.org/?p=221 こちらからご覧いただけます。
物語とサイエンスを融合するような文章を書きたいと思っています。
■2005年~2019年頃の作風
2005年頃までは、ビジネス書を良く書いていました。国会質疑で話題になった『金にになる人脈』はこちら。古い本ですが、人脈についてた多角的に書いたつもりです。国会質疑のおかげで電子版が人気となりました。https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01EJAQAYQ
2005年から徐々に作風を変化させて2019年にただりついたのが「懐かし未来」。これについて書いたのがこちら。Kindle版のみの刊行です。原稿が長いですし、扱っている事象の範囲が広いので、知的耐久力の試験と思ってトライください。https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07YJCVBW3
Kindle版のみの事業計画の教科書はとてもよくまとまったコンテンツです。辞書的に利用されるとよいと思います。https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07XF73Z76
■著述・刊行初期の頃の作品と背景
初期の著書の 『ビジネスモデル特許戦略』と『オフバランス経営革命』は当時、かなり影響力があったと思います(ともに伊原智人氏と共著)。この本に関心がある人たちが集まる場として朝食会を開催しています。朝食会に集まった人がアイディアを持ち寄って事業を立ち上げられるとよいと思っています。この朝食会のことが『「いつもの朝」を変える技術』https://www.amazon.co.jp/gp/product/4872902777という本になりました(現在はマーケットプレイスでしか手に入りません)。
そうした活動が知られるようになり、東京大学の非常勤講師や日本知財学会の創設期の理事などをするようになり、会社員と会社の外の活動を両方やることについて本を出すようになりました。『お先に失礼!する技術』『会社の外で稼ぐ術』『あたらしい社員の教科書』などです。。『お先に失礼!する技術』もマーケットプレイスでした手に入りませんが、読みやすい良い原稿だと思います。https://www.amazon.co.jp/gp/product/4872902238
『会社の外で稼ぐ術』『あたらしい社員の教科書』は少し勉強モードが入っています。
原著が買える『33歳時間のルール』はビジネス書として柴田文学の到達点に近いものと思っています。読んでい頂いて分析していただくとよいと思います。https://www.amazon.co.jp/gp/product/4756913776
東京大学での非常勤講師の延長線でボランティアの事業計画講座を毎年開催しています。その1年目の講座のことを書いたのが『理系人間のための経営戦略入門』です。講座の内容は2013年に更新されて『アントレプレナーシップ論 -みんなこと頃に起業化精神-』となりました。
■2020年に向けての過渡期の作品
その後、コンピュータービジネスのトレンドであるクラウドとビッグデータについても本を書きました。
『「クラウド化」と「ビッグデータ活用」はなぜ進まないか』(2012)です。
本職に近いモノづくりについて書いたものが『匠のモノづくりとインダストリー4.0』(2015)です。
私に興味をを持っていただけましたら、大変光栄です。
https://www.mediafrontier.com/
に行っていただけると私が今までやってきたことが大体わかります。ここから私に連絡できるようになっています。お気軽にコンタクトください。
□影響を受けた作家
立花隆さん、佐野眞一さんのノンフィクションには影響を受けていると思います。お二人ともノンフィクションでありながら、お二人の創作、想像がかなり含まれていて、ノンフィクションをエンターテイメントにしていると感じています。司馬遼太郎さんも史実をもとに小説にされていて、似ていると思います。事実的であり空想的であるのが私の作風ではと思います。
カスタマーレビュー
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オフィスデザイン・ホワイトカラーの生産性向上について研究することが私のライフ
ワークです。
衝撃的なタイトルに惹かれて購入しました。
○心に残る言葉
p.35 成果主義だから、活力があるわけではないのです。しがらみが少なく、多様な人
材が集っているから活力があるのです。
→一時期成果主義が流行りましたが、最近は下火のようです。日本人はルールを作る
とそれを守ることに固執して、その先にある目的を忘れてしまう傾向があるように思
います。確かに成果主義をすることは大切ですが、それによって社内がギスギスして
働きにくい職場になっては本末転倒です。その会社、仕事に合った社員を採用する、
育てる・任せる、交流するといった人事制度も大切だと思います。
p.117 パソコンで作成した精緻なCGではこうはいきません。見た人は既に完成されて
いると感じ、そこから次の議論が生まれてこないのです。
→確かに、完成したCGを見せられると、そこから修正が難しい場合、自分を意見を言
えないときがあります。すでに出来上がっているので、また作業させるのは悪いと思っ
てしまうのです。手書きであれば、途中の段階でアナログ的に修正できる場合があり
ます。個人的にはPCで作成しているのただから、色の変更など1ボタンでできるよう
な気がするのですが、CGにいたっては光や影の調整があり、そうも簡単にいかないよ
うです。
私も提案書などを作成する時は、一度草案を紙にプリントアウトをして、当日のプ
レゼンをイメージしながらその紙に書き込みをすることがあります。どうもこういっ
た作業は、パソコンには向かないようです(PPTには、コメントを記入する欄があるの
ですが、うまくいきません)。手書きの方が自由に発想を記入できると思うからかも
しれません。キーボードを打つ場合、曖昧な書き方ができませんし。文字の大きさ
なども一定で、書きにくい場合があります。
○どんな人に読んでもらいたいか。
タイトルを見た限り、パソコンを使うことの弊害が書かれていて、自分の考える力や
手を動かす力が衰えていくような内容を予想しました。しかし、そういった内容では
なく日本人の働き方を変えようという提言が主題になっています。
現状を分析。個人情報保護法の成立などの背景もあって、将来
パソコンの機能はシンクライアントや、PDAなどにかわっていく
かもしれないと言っている。
さらに、日本のパソコンメーカーの将来性に大きな懸念も表明
している。
2章から3章は、やや趣がことなる。パソコンがひとり一台
配布されたオフィス環境でその功罪を考えている。電磁波とか
腱鞘炎とかいうことではなくて、会社としての生産性という観点
からの論考。
さらに3章に至っては、論が発展し「ホワイトカラーの生産性」
ということまで扱っている。オリジナリティーのある独創性が
感じられる中身は、たくさん刺激を受けました。
復業の観点は21世紀には推奨するべきだと思います。
働き方を変えることによって、現状で無理な部分を解決できるように思えます。