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会社で心を病むということ 単行本 – 2007/7/1
る」という日本型経営の精神は影をひそめ、能力至上主義という名のもとに、自
分で働き方を決められる自由裁量権は低いまま、仕事量だけが増え、まじめに
働くビジネスマンを疲労困憊させているのです。ここ数年の中高年の自殺者増加
は、それを如実に反映したものと言えるでしょう。
そのためか、「うつ病」という病名が多くの人に認知され、企業もその対策に
重い腰を上げるようになってきました。しかし、いまだに「うつ病は心の弱い人
がなる病気」「自分には関係がない」と思っている人が多いのが現実です。この
誤った考えがある限り、どのような対策を講じようと、「うつ病」を予防するこ
とはできません。
私がメンタルヘルスセミナーを行うと、そうだったのかと納得する人が多いの
ですが、うつ病は、だれもがなる可能性があり、本人や周囲の意識が変われば予
防できる病気なのです。まず必要なことは、うつ病に対する正しい知識を持つこ
とです。メンタルヘルス対策は、そこから始まるのです。
本書では、職場に蔓延している心の病、心が病むメカニズム、理想の職場な
ど、精神科産業医としてメンタルヘルス不全対策の現場で感じていること、セミ
ナー等で話していることをまとめています。多くの人に、うつ病に対する正しい
知識を持ってもらい、職場のうつ病予防に役立ててもらいたいと思っています。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104492042822
- ISBN-13978-4492042823
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商品の説明
著者について
1960年生まれ。1985年筑波大学医学専門学群卒業。1989年筑波大学大学院博士課
程修了。医学博士。現在、筑波大学社会医学系准教授。また、日本産業衛生学
会評議員、宇宙航空研究開発機構主任研究員、茨城労働局局医、東京都庁知事部
局健康管理医、各企業の精神科産業医として、メンタルヘルス不全の治療および
予防活動に取り組んでいる。専門は産業精神保健学。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4492042822
- ISBN-13 : 978-4492042823
- Amazon 売れ筋ランキング: - 897,835位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,334位医学
- - 1,596位伝統医学・東洋医学 (本)
- - 81,099位ビジネス・経済 (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ただの愚痴ですが、
1. 「1週間寝ないで仕事しろ!!!」と怒鳴り散らす
2. 自分の成果のために、他人に0時過ぎまで仕事を強要する
3. 他人が出した成果をいつの間にか自分のものとして発表している
4. 自分の利益のために、他人が進めているプロジェクトを何カ月にもわたってミーティング
の場で酷評して辞めさせることで、自分のプロジェクトをやらせようと仕向ける
5. 誰よりも遅く来るくせに、荷物運びなどの雑務は他人に全て押し付ける
6. 上司が扱った荷物が放置されているのを「これ運んどきますか?」と聞くと
「こっちはいつになったら運ぶんだと思っていたんだ!!さっさとしろ!!!」とキレられる
7. 精神的にまいってしまい職場に来ない人のことを「あいつはだめだ」と罵る
8. 不誠実な業者と取引が難航して進展する気配がないため、これまでの経緯を報告していた
上司にやむなくそのことを相談しても「そんなこともできないのか!!」と30分ねちねち言い続け
結局建設的な意見もなく話は終わる
箇条書きしてみるとほんとにクソな職場ですね。
まぁ本人達はパワハラの自覚なんて皆無でしょうから「この本は自分とは無関係」とか「最近の部下は心が弱い」
とでも思っているんでしょう。
もしくは、「俺は上司なんだから部下に無理を強要して当然!!」とでも思っているかもしれませんね。
さっさと他の職場に移動しなければ。
病人よりも、そういった人が部下にいる上司が、このての本を読んで学ぼうとすることが大事では。
うつ病に関する本は他に見た事がない。
読み終わった時に、「よし、こうやってみよう」と
動き出す事ができる数少ない本。
愛社精神をつける為の反復研修などをするぐらいなら
この本を読ませた方が会社に取って大いにプラスになる筈。
関係者には是非読んでもらいたい一冊である。
本書は、読者自らが自分の精神的健康状態を保つための実践的アドバイスと、また、とくに職場のマネジメントの立場にある中間管理職が読んで、率先してうつ病発生の予防と早期発見の環境づくりをすべきことを説いた本だ。
派遣切りなどでクローズアップされることの多い非正規労働だけでなく、残された正社員の肩にかかる過重労働にはもっと目を向けるべきだろう。「成果主義」が導入されたものの、成果主義の本来の意図とは異なり、たんなる労働強化の口実にしかなっていない現状を座視すべきではない。
業績を上げるために従業員にかかる過剰な負荷が、かえって従業員の精神的な健康を阻害し、ひいては会社全体の生産性を下げることにつながっているという現実にこそ目を向けるべきなのだ。
著者は、CSR(=企業の社会的責任)の観点に立つならば、ステークホルーダのなかでももっとも重要な従業員の健康こそ重視すべきだと説く。
短期的な業績向上策は長続きしない、疲弊感だけが残るからだ。持続性のあるサステイナブルな企業成長を期待したいなら、従業員のメンタルヘルス状態を改善すべきなのだ。いいかえれば、「やらされ感」のない、働きやすい職場づくりである。「急がば回れ」なのだ。
本書は基本的に産業医を置くことが義務づけられている大企業の産業医の立場から書いているが、大企業、中堅中小企業、事務所の違いなく、メンタルヘルスにかんする意識変革について必要である。中小企業は人間阻害的な要素は大企業に比べると小さいが、それでも問題がないわけではない。
とくに経営者や管理者が読むべき本として、ビジネス書として位置づけてほしい一冊である。
この人の部下になったらと恐怖を覚えた経験がある。
産業医とはこのような実体を踏まえた上での活動がないと根本的解決は不可能と考える。
全体として、距離を置いた姿勢が感じられて歯がゆい。
医学部で精神科を勉強しただけで果たして産業医としての責務が果たせるのだろうかとの疑問を持った。
産業医である以上は、職場のトラブル源である冒頭の係長のような人物を矯正すべきで、その下で追い詰められて患者となった症例を羅列整理することではない筈。
ストレスを軽減することができるようです。
コップに水が半分はいっているとき、
A)半分も入っている。
B)半分しか入っていない。
このAと解釈できるヒトは、比較的ストレスに強く、
Bのヒトは、ストレスを溜めやすいようです。
落ち込まない方法として、
5S活動というのがあったので、
ご紹介しておきます。
・整理
・整頓
・清掃
・清潔
・しつけ
どれも凡事徹底に記載されているような内容ですが、
まずは、身近にできることから少しずつやり、
自身に成功体験をつけるわけではないが、
Big Picture、Small Successといわれるように、
できることから始めるのが、第一歩に進むための手段だそうです。
ストレスに強い私としては、
余りボコボコに凹むことはありませんが、
私のように、強いヒトばかりではないので、
リーダーシップ論を学ぶ上で、抑えておかないといけないことだな。
と思いました。