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ベイジン〈上〉 単行本 – 2008/7/18
「希望」の意味すら実感できなくなった我々の魂を揺さぶる人間ドラマが生まれた。
『ベイジン』----。
その名が示す通り、舞台は中国。
そこに日本人技術者が赴任して、物語は始まる。
現代社会の不条理、異国に対する先入観と葛藤が入り交じる中、誰も予想しなかった
危機(クライシス)へと転がり始める。圧倒的な迫真感で描かれる登場人物たちの苦悩と
希望。複雑に重なり合う人々の想いが繰り広げられ、やがて誰も予想しなかった驚愕の
結末を迎える。虚実を織り交ぜながら、問答無用のエンターテインメントを繰り広げる
気鋭、渾身の問題作、いよいよ登場!
- 本の長さ361ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2008/7/18
- ISBN-104492061479
- ISBN-13978-4492061473
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商品の説明
著者からのコメント
希望について書いた小説です。
21世紀は「諦めの時代」なのかと思ってしまうことがあります。
努力しても頑張っても報われない。何かに果敢に挑むより、最初から闘わず諦めてしまう。でも
諦めからは何も生まれない。私はそう信じています。
小説『ベイジン』は、我々がけっして忘れてはらなない希望について書いた小説です。
希望は、時にその人の行動や生き方に重くのしかかり、不幸のどん底に落としてしまう場合も
あります。しかし、希望があるがゆえに、我々は生きられるのです。
日本人と中国人という隣国同士でありながら、なかなか理解し合えない登場人物たちが、
自らに課されたミッションを果たすため、最後まで希望を捨てず生きようとした先に
見えたものは何かを、ぜひ探ってみてください。
出版社からのコメント
「週刊東洋経済」好評連載を大幅加筆・修正、待望の単行本化!!
著者について
1962年大阪府生まれ。87年同志社大学法学部政治学科卒、同年 4月中部読売新聞
(現読売新聞中部支社)入社。89年同社退職。2004年『ハゲタカ上・下』(ダイ
ヤモンド社)でデビュー。『ハゲタカ』とその続編『バイアウト』は、07年2月
NHK土曜ドラマとして放映された。
主な著書に『ハゲタカ』(ダイヤモンド社/講談社文庫)、『虚像(メディア)
の砦』(角川書店/講談社文庫)、『マグマ』(朝日新聞社/朝日文庫)、
『バイアウト』(講談社/『ハゲタカII』として講談社文庫刊)など。
2年ぶりの新作となる『ベイジン』は、2007年6月~2008年4月に「週刊 東洋経済」
で連載されたものを大幅に加筆・修正したものである。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2008/7/18)
- 発売日 : 2008/7/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 361ページ
- ISBN-10 : 4492061479
- ISBN-13 : 978-4492061473
- Amazon 売れ筋ランキング: - 714,130位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 388位経済・社会小説 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1962(昭和37)年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004(平成16)年に企業買収の壮絶な舞台 裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。’07年、『ハゲタカ』『ハゲタカ2(「バイアウト」改題)』を原作としたNHK土曜ドラマが大きな話題を呼んだ。作 品の対象に徹底的に迫る取材力と緻密な文体を併せ持つ、新たな旗手として注目を集めている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 プライド (ISBN-13: 978-4103233213 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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感情移入しながら読みました。
中国の原発建設に携わる日本人田嶋とその責任者である中国共産党のエリート登。
それぞれがいろんな試練に立ち向かいながら紅葉原発の運開を北京五輪開幕に合わせられるか、
をストーリーの本筋としているものの、私は映画fukushima50を見ているかのような臨場感で
読み進めました。いろいろな意味づけでこの本を語ることができますが、
私は単純に田嶋の魅力を知ってもらいたい気持ちが一番。
上下巻に分かれており、上巻は導入部。徐々に物語が盛り上がっていく。
中国人の名前は読みにくく、覚えづらいが中国における権力闘争や都市と農村出身者、男女の絡みが複雑に絡み面白さを増してくる。
下巻に期待したい。
寄り道は多くある本だと感じた。
非常用ディーゼルエンジンの不作動の理由は違うけど・・・・・。
この作品は福島原発事故の3年前に書かれている。作者は、まさか、日本ではメルトダウンは
起きないと思っていただろう。
原発を続けていくのは無理。人間のやることに絶対はない。おまけに、日本では核のゴミの
処理法がない。地中深く埋めるといっても、それが地震で破壊されたらどうなる?
建設費、運転費用だけで原発は安いと言われているが、廃棄、核のゴミ処理まで考えたら、
安いなんてことはない。いい加減、原発はあきらめるべきだ。
人物描写の描き方も深い!読んで良かった。
途中惹きつけられたことはあったんですけどね。