現在の日本が抱えるさまざまな課題、特に少子高齢化、住宅問題、
働くことの価値観の転換、都市と地方格差など、社会システムと
国民がなんとなく感じている社会、価値観の変貌とのギャップを
解決すべく、野村総研の著者が提案する、生活者国家へのシナリオ。
企業や個人レベルから、社会システム、国家レベルまでを鋭く分析し、
抱える問題を解決するひとつの案として、ワークシェアリング（兼業）と、
地方と都会のギャップと、両親と子供とが遠距離で別居することを
同時に解決できるかもしれない「兼居」、さらに、豊かさが終焉し、
「よりよく生きる」価値観への転換を提言しています。
テーマと論理展開は硬いですが、主張している内容や文章表現は、読者の
マインドの共感を得られるのではないでしょうか。
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