いまアメリカでいわゆるホワイトプアが増えており、レッドネックとも言うべき中西部や南部の田舎者の低学歴な貧乏白人がトランプ大統領を作り上げた。実際的に東部と西部の都市部の高学歴高収入層はもれなくクリントンに入れている。
多少古い本だがこの本を読むことで彼らの気持ち、内情を知ろうと思った。結果的にはムリだった。
問題は彼女の知的な言い回しではなく、結果ありきとも思える彼女の言動や行動である(いくつかの職場を辞めることになったのは彼女がホワイトカラーの中年女だからではなく単に彼女が怠け者だったり反抗的だったりで起こってる事態としか思えないし、フィールドワークのつもりかも知れないがどこかカネモチガナンチャッテデタイケンシテル感じが抜けなかった)。
果たして彼女の職場の仲間はそんなに良い人だろうか? 会社や上司や生活はそこまでクズみたいなものだろうか??
彼女は結果ありきだったようにしか思えない(ウォルマートが働きやすい職場であってはならない、と言う感じで働き始めてる感じ)。
ウォルマートでドラッグテストに受かることが人権無視だとか言って落ち込んでるがアメリカでそれがそんなに変な話なのだろうか?
確かに彼らワープアは一生ドイツ車には乗れそうもないし、給料もそこそこが良いところだろう。しかしそれの何が問題なんだ?ならば月収で50万とかもらえたら幸福なのか?
と思ってしまったのは僕が日本人だからだろうか。
アメリカ人にとっては働いてもブルーカラーの給与に天井があるのは本当に初めてなのかもしれないが諸外国では当たり前のことだ。どうにも共感できなかった。
どこかフリーターや母子家庭は貧しくなきゃいけない、不幸せじゃなきゃいけないって彼女の先入観がありすぎて冷めてしまった。
いかにも都市部のエリート白人女性ジャーナリストっぽい思考だなあってのを感じてしまった。
アメリカの縮図が見えた点では良かった。
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ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実 単行本 – 2006/7/28
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- ISBN-104492222731
- ISBN-13978-4492222737
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2006/7/28
- 言語日本語
- 本の長さ295ページ
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登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2006/7/28)
- 発売日 : 2006/7/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 295ページ
- ISBN-10 : 4492222731
- ISBN-13 : 978-4492222737
- Amazon 売れ筋ランキング: - 508,400位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 144位アメリカ・中南米の地理・地域研究
- - 645位労働問題社会学
- - 9,525位社会学概論
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月19日に日本でレビュー済み
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米国でミリオンセラーになる理由があるのが納得できた。本書を知ったのは、たしか猪木 武徳「経済学に何ができるか - 文明社会の制度的枠組み (中公新書)」で紹介されていたからだったと思う。副題なしの題名だけではなかなか本書の意図をくみ取ることは難しい。副題があってはじめて本書を手にして、その原著題名の意味がわかった。米国の貧困は“怠け者”による失業者がもたらしたものとばかり思っていたが、そうではないことを知った。内容は優れたジャーナリスト(記者・コラムニスト)の体を張った経験(“取材?”)である。わずか数ドルを稼ぐために米国の下流の労働者たちは、生まれた時に決められてしまっているような階層の中で不衛生で安全ではない環境で“決められた運命の”明日のために働く。著者は、一応逃げ場は確保されているとは言え、同この実生活を同じ立場として経験した。私にはまるで自分が体験しているように感じることができた。
読んでいるうちに思い出したことがある。その日の食べ物を確保するため安い賃金でも働く実像は、「怒りの葡萄」(スタインベック)で出てくる季節労働者が一日わずかな賃金を得るために“労働する”という小説である。この中の話が自分の身に起こっているようなバーチャル体験・錯覚を覚え、体を張って賃金を得る必要のない自分の恵まれた境遇と社会のあり方について考えさせられた。日本にも、子どもの貧困、格差社会な、ど着々とこの現実がせまっているとしっかり認識しなければならないと感じた。
読んでいるうちに思い出したことがある。その日の食べ物を確保するため安い賃金でも働く実像は、「怒りの葡萄」(スタインベック)で出てくる季節労働者が一日わずかな賃金を得るために“労働する”という小説である。この中の話が自分の身に起こっているようなバーチャル体験・錯覚を覚え、体を張って賃金を得る必要のない自分の恵まれた境遇と社会のあり方について考えさせられた。日本にも、子どもの貧困、格差社会な、ど着々とこの現実がせまっているとしっかり認識しなければならないと感じた。
2007年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
各誌の書評などで名高いので読んでみたら、ダラダラ書かれてるばかりで、ひどく手ぬるい。同じ出版社から出ているイギリス人が書いた『ハードワーク』とほぼ同じ印象。
書かれているのは、つらかった。家賃を払うのが大変だった。単純作業とされていても本当に単純な仕事などなかった……てなことくらい。
日本人の書いた『潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影』のほうがまだマシだが、そちらとてそんなに面白い本ではない。
結局、時給7ドルばかりの低賃金労働に従事している人たちの生活像がはっきり見えてこないのだが、潜入ルポである以上、そこまで求めるべきではないというのだろうか?
どうも英米系の世界では“実際にやってみた”“大量の文章を書いた”(なぜか分厚い)ということが、やたら評価されるらしいという印象を持ってしまう。
潜入ルポではないかが、『現代日本の見えない貧困』のほうがはるかにリアリティがあって、貧困の状況がよくわかる。
書かれているのは、つらかった。家賃を払うのが大変だった。単純作業とされていても本当に単純な仕事などなかった……てなことくらい。
日本人の書いた『潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影』のほうがまだマシだが、そちらとてそんなに面白い本ではない。
結局、時給7ドルばかりの低賃金労働に従事している人たちの生活像がはっきり見えてこないのだが、潜入ルポである以上、そこまで求めるべきではないというのだろうか?
どうも英米系の世界では“実際にやってみた”“大量の文章を書いた”(なぜか分厚い)ということが、やたら評価されるらしいという印象を持ってしまう。
潜入ルポではないかが、『現代日本の見えない貧困』のほうがはるかにリアリティがあって、貧困の状況がよくわかる。
2019年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出版からかなり時間が経過していますが、アメリカのワーキングプアが生まれた構造と現実を知り、現在の共和党政権の政策に至るプロセスを想像することができる一冊です。
2019年2月16日に日本でレビュー済み
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下流の流れの中に放り込まれ、飲み込まれてしまうと、搾取のサイクルから抜け出すのが如何に困難になるのかを、まざまざと見せつけられた。
2014年6月3日に日本でレビュー済み
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時は2000年、ドットコムバブルを謳歌するアメリカで1920年代並の「グレートギャッピー(読んだこと無いけど)」な世界観が繰り広げられています。
現代版小作農たるワープア層は哀愁を漂わせますが、何だかんだで一日10時間以上働いている凄い人達です(休日もほとんど無し。医療保険もなしで・・・虫歯の治療も出来ない・・・)。
類書で有名な「ハードワーク」との比較で言うと、イギリスの方が政府部門が大きい分、やや生活は楽そうでした。
唯、資本主義のダイナミズムと言う観点ではアメリカに軍配が上がります(家庭への清掃サービスの供給が凄い勢いで進んでいる)。
この本を読んで思ったのがグリーンスパン流の低インフレ、資産バブルによる完全雇用政策(というか80年代経済学)は労働者階級に対して苛烈すぎ、生活をかなり圧迫させているのではないかと思えました。高めの(4~5%位の)インフレ目標政策の方が年金や国債利払い等の債務を目減りさせられ、貧困層支援もしやすくなり。賃金調節も上手くできたのではないかと・・・。
本書の中でも日本と類似する点が多々あったので、90年代~リーマンショックを挟んだ現在までは先進国はデフレ強行寸前の危ない状態だったのではないかと改めて思いました。
現代版小作農たるワープア層は哀愁を漂わせますが、何だかんだで一日10時間以上働いている凄い人達です(休日もほとんど無し。医療保険もなしで・・・虫歯の治療も出来ない・・・)。
類書で有名な「ハードワーク」との比較で言うと、イギリスの方が政府部門が大きい分、やや生活は楽そうでした。
唯、資本主義のダイナミズムと言う観点ではアメリカに軍配が上がります(家庭への清掃サービスの供給が凄い勢いで進んでいる)。
この本を読んで思ったのがグリーンスパン流の低インフレ、資産バブルによる完全雇用政策(というか80年代経済学)は労働者階級に対して苛烈すぎ、生活をかなり圧迫させているのではないかと思えました。高めの(4~5%位の)インフレ目標政策の方が年金や国債利払い等の債務を目減りさせられ、貧困層支援もしやすくなり。賃金調節も上手くできたのではないかと・・・。
本書の中でも日本と類似する点が多々あったので、90年代~リーマンショックを挟んだ現在までは先進国はデフレ強行寸前の危ない状態だったのではないかと改めて思いました。
2020年1月11日に日本でレビュー済み
最近になって可視化されてきたワーキングプアの問題が実は自分たちが気づくずっと前からあったことに驚いた。と、同時に今後の日本はアメリカの後追いになっているからどうなるか?どう生きるか?どうすれば不幸にならなくてすむのか?考えるきっかけになった。よいと思う。
2008年7月13日に日本でレビュー済み
生物学者でもあり、作家でもある著者が、3つの州の低賃金労働者の中へ飛び込んで
実態を描く潜入ルポという形式の本です。私にとってはアメリカの雇用において衝撃的
な事実をこの本によって知りました。1998年4月まで連邦政府が保護を命ずる「トイレ休
憩の権利」というものはなかったということです。そのためウエイトレスが尿漏れパッド
を据え付けてる場合があるということです。そして、メイドサービスのきれいは単なる
舞台装置のようなものであり、本当の清潔感とはかけ離れているということや就職試験
には薬物検査がつきものだということなど。このように普段知ってるアメリカと違った
アメリカが見えました。ルポ部分は、アメリカの連続ホームコメディのようです。
そんな彼女が最終章ではどんなまとめをするのか楽しみに読んでみたけど、そこに
解決策が見出されるものではありません。ただ、アメリカでは格差社会が進み、富裕
層には働く貧困層が見えにくくなっているということなので、その底辺に光を当てた
という事ではこの1冊は重要な役目を果たしたということでしょう。
実態を描く潜入ルポという形式の本です。私にとってはアメリカの雇用において衝撃的
な事実をこの本によって知りました。1998年4月まで連邦政府が保護を命ずる「トイレ休
憩の権利」というものはなかったということです。そのためウエイトレスが尿漏れパッド
を据え付けてる場合があるということです。そして、メイドサービスのきれいは単なる
舞台装置のようなものであり、本当の清潔感とはかけ離れているということや就職試験
には薬物検査がつきものだということなど。このように普段知ってるアメリカと違った
アメリカが見えました。ルポ部分は、アメリカの連続ホームコメディのようです。
そんな彼女が最終章ではどんなまとめをするのか楽しみに読んでみたけど、そこに
解決策が見出されるものではありません。ただ、アメリカでは格差社会が進み、富裕
層には働く貧困層が見えにくくなっているということなので、その底辺に光を当てた
という事ではこの1冊は重要な役目を果たしたということでしょう。