米国製エリートが凄い、というよりは米国の上位ランク大学は凄い、という話。
莫大な寄付金を基に運営され、米国のみならず世界中から有望な若者を集め、
とにかく本を読ませて議論させ、ディベートや物事を抽象化する能力を徹底的に鍛え上げるそうだ。
筆者によると日本人もトップクラスはアメリカにそれ程劣るわけではなく、平均値はむしろ日本人の方が高い。
しかし日本人は大学の4年間を無作為に過ごすため、大学を卒業する頃にはアメリカの大学生の方がより鍛えられる。
本書は間接的だが、日本の大学教育の危うい現状に警告を発しているようにも受け取れる。
ただ単純に日本の大学教育が拙いというわけでもなさそうで、問題は学生を甘やかしすぎるところにあるのだろう。
しかしハイスクールで青春を謳歌し、大学でひたすら学び、あとは成功するために頑張るアメリカのエリートに対し、
日本の学生は高校ではひたすら受験勉強、大学に入ってやっと遊びを覚えたと思いきや、3年生になると就活に忙殺、
というスパイラルに陥ってしまっているので、大学をなんとかすれば良い、というだけの話ではない。
恐らく社会の中で大学教育をどのように位置づけるのか、という問題なんだろうけど、東大が秋入学にすると言っただけで、
右往左往する教育関係者や文部官僚の体たらくぶり。
別に欧米の大学で学ぶことがステータスではないけれども、日本でも意識の高い高校生などは直接欧米の大学を目指すように
なるのかもしれない。
あとアメリカの学生が歴史を熱心に学ぶという話は意外だった。人文科学よりも社会科学を好みそうなイメージだったので。
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米国製エリートは本当にすごいのか? 単行本 – 2011/7/8
佐々木 紀彦
(著)
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スタンフォードで見たエリートたちの真実
サンデル教授が大人気の日本。
米国留学ブームに沸く中国・韓国。
世界中で、ハーバード、スタンフォードなどトップ大学への需要が爆発している。
だが、われわれは米国のエリート教育とエリートたちについて多くを知らない。
「米国の一流大学は、どこがすごくて、どこが見掛け倒しなのか?」
「米国エリートたちのもつ、強みと弱みとは何か?」
「日本は彼らから何を学ぶべきで、何を学ぶべきでないのか?」
スタンフォードでの留学経験と
記者としてのリサーチを元に
エリートたちの生態を描く。
●著者からのコメント
よく「政治家のレベルは、国民のレベルに比例する」といわれます。
しかし、私はこの意見にはくみしません。
確かに、米国や英国は優秀なリーダーを生んでいますが、両国の国民が、
日本に比べてそんなに優秀とは思えません。
では、なぜ両国の指導者のクオリティはこうも違うのでしょうか。
その答えは、「エリート育成システム」にあるのだと思います。
日本は、リーダーの出現を天に任せているため、
優れたリーダーを継続的に生むことができないのです。
日本人にはポテンシャルが十分にあります。
大事なのは、エリートを選び出し、育て、
競争の中で、偽物のエリートをふるい落とすシステムです。
その新たなシステム作りにあたり、
米国のエリート教育は格好の教材となります。
新時代のエリートとなる人々、その育成に携わる人々が、
本書から何かの示唆を得てくれれば、それに勝る喜びはありません。
サンデル教授が大人気の日本。
米国留学ブームに沸く中国・韓国。
世界中で、ハーバード、スタンフォードなどトップ大学への需要が爆発している。
だが、われわれは米国のエリート教育とエリートたちについて多くを知らない。
「米国の一流大学は、どこがすごくて、どこが見掛け倒しなのか?」
「米国エリートたちのもつ、強みと弱みとは何か?」
「日本は彼らから何を学ぶべきで、何を学ぶべきでないのか?」
スタンフォードでの留学経験と
記者としてのリサーチを元に
エリートたちの生態を描く。
●著者からのコメント
よく「政治家のレベルは、国民のレベルに比例する」といわれます。
しかし、私はこの意見にはくみしません。
確かに、米国や英国は優秀なリーダーを生んでいますが、両国の国民が、
日本に比べてそんなに優秀とは思えません。
では、なぜ両国の指導者のクオリティはこうも違うのでしょうか。
その答えは、「エリート育成システム」にあるのだと思います。
日本は、リーダーの出現を天に任せているため、
優れたリーダーを継続的に生むことができないのです。
日本人にはポテンシャルが十分にあります。
大事なのは、エリートを選び出し、育て、
競争の中で、偽物のエリートをふるい落とすシステムです。
その新たなシステム作りにあたり、
米国のエリート教育は格好の教材となります。
新時代のエリートとなる人々、その育成に携わる人々が、
本書から何かの示唆を得てくれれば、それに勝る喜びはありません。
- ISBN-104492223134
- ISBN-13978-4492223130
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2011/7/8
- 言語日本語
- 本の長さ254ページ
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商品の説明
著者について
佐々木紀彦(ささき・のりひこ)
1979年福岡県北九州市生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、東洋経済新報社で
自動車、IT業界などを担当。2007年9月より休職し、スタンフォード大学大学院で
修士号取得(国際政治経済専攻)。
09年7月より復職し、『週刊東洋経済』編集部に所属。「30歳の逆襲」
「非ネイティブの英語術」「あなたは世界で戦えますか?」「世界VS中国」
「2020年の世界と日本」「ストーリーで戦略を作ろう」「それでも円を信じますか」
「グローバルエリートを育成せよ」などの特集を担当。
1979年福岡県北九州市生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、東洋経済新報社で
自動車、IT業界などを担当。2007年9月より休職し、スタンフォード大学大学院で
修士号取得(国際政治経済専攻)。
09年7月より復職し、『週刊東洋経済』編集部に所属。「30歳の逆襲」
「非ネイティブの英語術」「あなたは世界で戦えますか?」「世界VS中国」
「2020年の世界と日本」「ストーリーで戦略を作ろう」「それでも円を信じますか」
「グローバルエリートを育成せよ」などの特集を担当。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2011/7/8)
- 発売日 : 2011/7/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4492223134
- ISBN-13 : 978-4492223130
- Amazon 売れ筋ランキング: - 604,336位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
PIVOTでサッカービジネス系の動画を見ていて、
飄々と司会をしている佐々木さんに好感を持って手にしたのが本書です。
本書はスタンフォード大学大学院留学記なのですが、
よくある留学記が人的交流に多くのページを割いてるのに対して、
本書は筆者が学んだことをぎゅっと圧縮した要約で次々披露している点で、
一風変わった留学記になっています。
筆者がジャーナリストなこともあり、
その要約はジャーナリスティックで、アカデミックな感じではありません。
多くは二分法の構図で単純化して説明する感じで、
厳密な分析を好む人には向いてないかもしれません。
しかしビジネス書が好きな人には向いていると思います。
例えば、米国では歴史学を重要視するというパートがあるのですが、
ブッシュJr.は歴代最も歴史に知悉した大統領だったとする一方、
その大統領としての評価は最悪だったとします。
そして歴史を知ることは必要条件ではあるが、十分条件ではないとするのですが(142頁)、
歴史学の使い方から、何が十分条件なのかまで、明らかに筆者の分析は足りないと思います。
また米の雇用の流動化を肯定的に取り上げ、
その例としてNASAから金融業界に移った人材が金融工学の発展に貢献したとしています(110頁)。
本書を読む層には言わずもがな、ということだったのかもしれませんが、
これは86年のスペースシャトル・チャレンジャー号の事故により、
開発プロジェクトが停止したため、
やむなく金融業界に技術者が移った、というのがまず1点。
また彼らは主に自然現象を扱っていたので、正規分布でモデルを作るのに慣れており、
経済現象に適したベキ分布に基づくモデル作りに失敗し、
これがリーマンショックにつながったともされている、ことが第2点。
これは、math ecoやMathinessと呼ばれる弊害(高度な数学を展開するけれど、現実の経済/人間が見えていない)と、
軌を一にする古くからある問題でもあります。
論者によっては失敗事例として挙げられていると思うので、
これをポジティブな例として実質2行ほどで記述してしまうのは、
少し乱暴ではと思いました。
さらに全体の構成として、
ここからこのような数理モデル(規範理論)と先述の歴史分析(経験主義)を比較して、
何らかの有益な提言に繋げるといったことも可能であったと思うのですが、
各要約パートが有機的につながることなく、速射砲的に並べ立てられて行っている感は否めない。
とはいえ、勉強になったところも多く、
普段ビジネス書を読まない自分も刺激を受けたことは事実です。
短い時間でざっくりとモノの見方を獲得したい、
というビジネス書愛好家の方々にお薦めです。
飄々と司会をしている佐々木さんに好感を持って手にしたのが本書です。
本書はスタンフォード大学大学院留学記なのですが、
よくある留学記が人的交流に多くのページを割いてるのに対して、
本書は筆者が学んだことをぎゅっと圧縮した要約で次々披露している点で、
一風変わった留学記になっています。
筆者がジャーナリストなこともあり、
その要約はジャーナリスティックで、アカデミックな感じではありません。
多くは二分法の構図で単純化して説明する感じで、
厳密な分析を好む人には向いてないかもしれません。
しかしビジネス書が好きな人には向いていると思います。
例えば、米国では歴史学を重要視するというパートがあるのですが、
ブッシュJr.は歴代最も歴史に知悉した大統領だったとする一方、
その大統領としての評価は最悪だったとします。
そして歴史を知ることは必要条件ではあるが、十分条件ではないとするのですが(142頁)、
歴史学の使い方から、何が十分条件なのかまで、明らかに筆者の分析は足りないと思います。
また米の雇用の流動化を肯定的に取り上げ、
その例としてNASAから金融業界に移った人材が金融工学の発展に貢献したとしています(110頁)。
本書を読む層には言わずもがな、ということだったのかもしれませんが、
これは86年のスペースシャトル・チャレンジャー号の事故により、
開発プロジェクトが停止したため、
やむなく金融業界に技術者が移った、というのがまず1点。
また彼らは主に自然現象を扱っていたので、正規分布でモデルを作るのに慣れており、
経済現象に適したベキ分布に基づくモデル作りに失敗し、
これがリーマンショックにつながったともされている、ことが第2点。
これは、math ecoやMathinessと呼ばれる弊害(高度な数学を展開するけれど、現実の経済/人間が見えていない)と、
軌を一にする古くからある問題でもあります。
論者によっては失敗事例として挙げられていると思うので、
これをポジティブな例として実質2行ほどで記述してしまうのは、
少し乱暴ではと思いました。
さらに全体の構成として、
ここからこのような数理モデル(規範理論)と先述の歴史分析(経験主義)を比較して、
何らかの有益な提言に繋げるといったことも可能であったと思うのですが、
各要約パートが有機的につながることなく、速射砲的に並べ立てられて行っている感は否めない。
とはいえ、勉強になったところも多く、
普段ビジネス書を読まない自分も刺激を受けたことは事実です。
短い時間でざっくりとモノの見方を獲得したい、
というビジネス書愛好家の方々にお薦めです。
2023年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
参考文献が充実しており、どの文献も英語のまま読みたくなるような素晴らしい文献ばかりであった。そのため、購入に至った。そのうえ、文献を参考にした作者の考察もかなり素晴らしい。イラクと日本の戦後立ち直りの違いの理由の考察は未だに記憶に残っている。
2020年8月25日に日本でレビュー済み
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日本人と米国人の違いとは何か、
今まで、気づいてはいたが誰も踏み込み入れなかった領域へ、つっこんで掘り下げている作品です。勉強の仕方やそのインプット、アウトプットの仕方など、国によってさまざまな状況も理解でき、改めて日本を俯瞰して
考えることができる作品。
今まで、気づいてはいたが誰も踏み込み入れなかった領域へ、つっこんで掘り下げている作品です。勉強の仕方やそのインプット、アウトプットの仕方など、国によってさまざまな状況も理解でき、改めて日本を俯瞰して
考えることができる作品。
2011年9月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「米国製エリート」というタイトルに惹かれました。
素直にいい本だと思います。
他の方のレビューにあるように、タイトルと内容に少々ひらきがあるように感じましたが、
1979年生まれの若い著者が米国から日本を思い、述べられた日本の有り様はある意味、
真実の中のひとつかと。
あくまで個人の経験は個人のもの。
しかしながら、著者のような経験と膨大な参考文献をもとにまとめられた著書を拝読でき、
稚拙とも程遠い自身の世事知識に刺激を頂き心から感謝しています。
週刊経済誌の編集者として、執筆のため部屋に籠らない(これは私の想像ですが)姿勢にも好感が持てます。
どうぞ、そのままの姿勢で執筆活動を続けて頂きたいなと思う次第です。
素直にいい本だと思います。
他の方のレビューにあるように、タイトルと内容に少々ひらきがあるように感じましたが、
1979年生まれの若い著者が米国から日本を思い、述べられた日本の有り様はある意味、
真実の中のひとつかと。
あくまで個人の経験は個人のもの。
しかしながら、著者のような経験と膨大な参考文献をもとにまとめられた著書を拝読でき、
稚拙とも程遠い自身の世事知識に刺激を頂き心から感謝しています。
週刊経済誌の編集者として、執筆のため部屋に籠らない(これは私の想像ですが)姿勢にも好感が持てます。
どうぞ、そのままの姿勢で執筆活動を続けて頂きたいなと思う次第です。
2016年3月29日に日本でレビュー済み
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米国の大学の入学は簡単だが、卒業は難しい。
これは神話だと著者は言う。
スタンフォードは95%以上が6年以内に卒業し、ハーバード、イェールなども約9割が4年以内に卒業する。
ハーバードの成績分布もAかAマイナスが5割を占め、C以下は1割程度しかいないとのこと。
ちょっとイメージが違ったなぁと。
ただやはり、日本は見習わなければならない箇所は多いなと感じた。
日本人学生と米国人学生の差を生んでいるのはつまるところ学生時代に課される読書量だと著者は説く。
基本的に知識の整理・発信能力の2つは訓練を受ければ一定のレベルには達する。
結局、差を分けるのは読書量と経験だが、米国では学生時代に課される読書量が半端ではない。
だから、日本で教育を受けたものよりも米国製のほうが秀でているのだ。
なるほどなあと。
米国の大学と日本の大学の差に興味がある方におすすめ。
これは神話だと著者は言う。
スタンフォードは95%以上が6年以内に卒業し、ハーバード、イェールなども約9割が4年以内に卒業する。
ハーバードの成績分布もAかAマイナスが5割を占め、C以下は1割程度しかいないとのこと。
ちょっとイメージが違ったなぁと。
ただやはり、日本は見習わなければならない箇所は多いなと感じた。
日本人学生と米国人学生の差を生んでいるのはつまるところ学生時代に課される読書量だと著者は説く。
基本的に知識の整理・発信能力の2つは訓練を受ければ一定のレベルには達する。
結局、差を分けるのは読書量と経験だが、米国では学生時代に課される読書量が半端ではない。
だから、日本で教育を受けたものよりも米国製のほうが秀でているのだ。
なるほどなあと。
米国の大学と日本の大学の差に興味がある方におすすめ。
2011年8月6日に日本でレビュー済み
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筆者は東洋経済新報社の若手記者(1979年生まれ)で、休職して2年間スタンフォード大に留学した体験を元に論を起こしている。
「国民一流、政治は三流」
筆者の我が国への現状認識である。
今回の大震災で被災者が取った節度ある慎しい行動が全世界を驚かせたのは記憶に新しい所である。
「国民は一流」を世界に示した瞬間であった。
それに引き換え、後手後手に廻る行政、ビジョンを未だに示せない政治。
筆者が主張するように政治は確かに三流だ。
幾ら国民が一流でも、優れたリーダーの出現を今後も天に任せているようでは、何れ我が国は沈没するであろう。
その「三流の政治」を改善するには。
それにはエリート育成システムを創出し、真のリーダーを作り出す事であると主張する。
米国式のエリート育成システムから学ぶべきところとは、学んでも仕方ないと事とは。
筆者の冷静でバランスの取れた分析で論が進んで行く。
単なる留学体験記ではなく、冷静な現代アメリカ論・国家戦略論にもなっており、実に面白い。
特に174pからの先進7カ国のプロ野球への喩えの項には、思わず噴出してしまった。
阪神はロシア。巨人はアメリカ。日本はソフトバンク。そして息子の贔屓の日本ハムはブラジルだとか。
更には野村はゴルバチョフ。星野はプーチン。う〜〜ん、面白過ぎる(笑)。
余り期待せずに買ったのだが、この本は大当たり。
皆様にお勧め出来る圧倒的C/P比の良著と言えるだろう。
「国民一流、政治は三流」
筆者の我が国への現状認識である。
今回の大震災で被災者が取った節度ある慎しい行動が全世界を驚かせたのは記憶に新しい所である。
「国民は一流」を世界に示した瞬間であった。
それに引き換え、後手後手に廻る行政、ビジョンを未だに示せない政治。
筆者が主張するように政治は確かに三流だ。
幾ら国民が一流でも、優れたリーダーの出現を今後も天に任せているようでは、何れ我が国は沈没するであろう。
その「三流の政治」を改善するには。
それにはエリート育成システムを創出し、真のリーダーを作り出す事であると主張する。
米国式のエリート育成システムから学ぶべきところとは、学んでも仕方ないと事とは。
筆者の冷静でバランスの取れた分析で論が進んで行く。
単なる留学体験記ではなく、冷静な現代アメリカ論・国家戦略論にもなっており、実に面白い。
特に174pからの先進7カ国のプロ野球への喩えの項には、思わず噴出してしまった。
阪神はロシア。巨人はアメリカ。日本はソフトバンク。そして息子の贔屓の日本ハムはブラジルだとか。
更には野村はゴルバチョフ。星野はプーチン。う〜〜ん、面白過ぎる(笑)。
余り期待せずに買ったのだが、この本は大当たり。
皆様にお勧め出来る圧倒的C/P比の良著と言えるだろう。
2011年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルと中身がずれているのは、買う前の方に注意しておきたい。留学記ではないし、自己啓発本でもない。
ただ、私と4歳ほどしか離れていないのに、これほど平易な文体で、政治、歴史等、大きなテーマについて多くの文献をまとめ上げ、一冊の本に仕上げたことには心底感心している。
また、著者の日頃の勉強、及び、この本のための取材活動という目的意識を持った留学の成果が存分に発揮されている。
著者が述べている、優れた知識のインプットと、プロセス、そしてアウトプットが、本書で体現されており、説得力が増している。
自分の将来について深く考える機会をくれた本である。
ただ、私と4歳ほどしか離れていないのに、これほど平易な文体で、政治、歴史等、大きなテーマについて多くの文献をまとめ上げ、一冊の本に仕上げたことには心底感心している。
また、著者の日頃の勉強、及び、この本のための取材活動という目的意識を持った留学の成果が存分に発揮されている。
著者が述べている、優れた知識のインプットと、プロセス、そしてアウトプットが、本書で体現されており、説得力が増している。
自分の将来について深く考える機会をくれた本である。