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18歳からの格差論 単行本 – 2016/6/16
井手 英策
(著)
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日本の格差の有り様と原因に独自の角度から光を当て、「必要原理」にもとづく大胆な財政戦略を提唱する井手英策教授が、若い人たちのためにデータを駆使して訴えるまったく新しい啓蒙書。
【主な内容】
1「格差是正」に心が動かない僕たち
■格差を是正したいですか?
■税への抵抗が強い社会は、誰かのための負担をきらう「つめたい社会」
■貧困にあえぐ人びとを「見て見ぬふりする社会」を僕たちは生きている
■格差社会を作り出したのは誰?
2日本人の不安の根っこにせまる
「3つの罠」、そして「分断社会
■社会全体を覆っている「弱者へのつめたいまなざし」
■中間層が貧しくなり、弱者へのやさしさが失われた
■「自己責任社会」では、「成長の行きづまり」が「生活の行きづまり」になる
■お年寄りの利益が優先されるという「罠」――深刻な世代間対立が生まれている
■中間層が弱者を批判し、人びとが政府をののしり、お年寄りと若者が鋭く対立する
3分断社会・日本「失われた20年」、何がいけなかったのか?
■分断社会・日本
■池田勇人首相の思想――自分で働き、自分の足で立つことこそが重要
■小さな政府、貧弱な社会サービスこそ、高い貯蓄率を生んだ大きな原因
■低成長時代にえらばれた「勤労国家」が社会経済の変動に対応できなくなった
■規制緩和、グローバル化、人件費削減が加速
■賃金が下がりつづけ、デフレ経済に突入――家計貯蓄率もほぼゼロに
■勤労国家が破たん、生活のよりどころが見いだせない社会に
4中高所得層も納得して格差是正ができる「必要の政治」とは?
■「救いの手」は救済であると同時に、確実に、そして深く、人間を傷つける
■人間を信じられず、成長できない社会を望みますか?
■発想の大転換、思い切って中高所得層も受益者にする
■「必要の政治」によって格差是正を結果に変える
■理屈で説明のできない理不尽さとは、僕たちは闘わなければならない
5人間の違いではなく、人間の共通性に想いをはせてみませんか?
■「必要の政治」は「お金なんかで
人間を評価しない」という哲学
■「必要の政治」とは、受益感を高めながら租税抵抗を緩和するという戦略
■「バラマキだ! 」と批判し思考を停止させる、そんな政治を終わらせる
■財政再建の理屈が優先され、増税の意味を知る貴重なチャンスを逃す
■分断線を消す、そして、自分の生き方を自分で決められる社会へ
【主な内容】
1「格差是正」に心が動かない僕たち
■格差を是正したいですか?
■税への抵抗が強い社会は、誰かのための負担をきらう「つめたい社会」
■貧困にあえぐ人びとを「見て見ぬふりする社会」を僕たちは生きている
■格差社会を作り出したのは誰?
2日本人の不安の根っこにせまる
「3つの罠」、そして「分断社会
■社会全体を覆っている「弱者へのつめたいまなざし」
■中間層が貧しくなり、弱者へのやさしさが失われた
■「自己責任社会」では、「成長の行きづまり」が「生活の行きづまり」になる
■お年寄りの利益が優先されるという「罠」――深刻な世代間対立が生まれている
■中間層が弱者を批判し、人びとが政府をののしり、お年寄りと若者が鋭く対立する
3分断社会・日本「失われた20年」、何がいけなかったのか?
■分断社会・日本
■池田勇人首相の思想――自分で働き、自分の足で立つことこそが重要
■小さな政府、貧弱な社会サービスこそ、高い貯蓄率を生んだ大きな原因
■低成長時代にえらばれた「勤労国家」が社会経済の変動に対応できなくなった
■規制緩和、グローバル化、人件費削減が加速
■賃金が下がりつづけ、デフレ経済に突入――家計貯蓄率もほぼゼロに
■勤労国家が破たん、生活のよりどころが見いだせない社会に
4中高所得層も納得して格差是正ができる「必要の政治」とは?
■「救いの手」は救済であると同時に、確実に、そして深く、人間を傷つける
■人間を信じられず、成長できない社会を望みますか?
■発想の大転換、思い切って中高所得層も受益者にする
■「必要の政治」によって格差是正を結果に変える
■理屈で説明のできない理不尽さとは、僕たちは闘わなければならない
5人間の違いではなく、人間の共通性に想いをはせてみませんか?
■「必要の政治」は「お金なんかで
人間を評価しない」という哲学
■「必要の政治」とは、受益感を高めながら租税抵抗を緩和するという戦略
■「バラマキだ! 」と批判し思考を停止させる、そんな政治を終わらせる
■財政再建の理屈が優先され、増税の意味を知る貴重なチャンスを逃す
■分断線を消す、そして、自分の生き方を自分で決められる社会へ
- 本の長さ114ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2016/6/16
- 寸法15.5 x 1.5 x 21.7 cm
- ISBN-104492223711
- ISBN-13978-4492223710
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商品の説明
著者について
井手 英策(イデ エイサク)
慶應義塾大学経済学部教授
1972年生まれ。2000年に東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学し、日本銀行金融研究所に勤務。その後、東北学院大学、横浜国立大学を経て、現在、慶應義塾大学経済学部教授。朝日新聞論壇委員。専門は財政社会学、財政金融史。大学の講義では、財政社会学を担当している。
慶應義塾大学経済学部教授
1972年生まれ。2000年に東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学し、日本銀行金融研究所に勤務。その後、東北学院大学、横浜国立大学を経て、現在、慶應義塾大学経済学部教授。朝日新聞論壇委員。専門は財政社会学、財政金融史。大学の講義では、財政社会学を担当している。
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5 星
やっぱし、『分断社会を終わらせる』の要約版でした。
分かりやすい!!!所得制限を弱めて貧しい人にも所得の多い人にも分け隔てなくサービスを提供。負担率は一定額とする。弱者を生まない、誰も後ろめたさを感じなくていい。中高所得層も受益者にできれば、社会のメンバー全員にとって何が必要で、何が大切かを考えることが意味を持つようになる。お年寄りと若者の利益をセットで考える。必要の政治では、身近な政府である地方自治体が主人公となる。人間が必要とする福祉、医療、教育といったサービスを提供しているのは地方自治体。貧しい人や障がいを持つ人たちへのお金の支援は国がやるべきであって、所得や資産の多い人、大企業への課税もしっかりやるべき。
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2022年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
汚れや折れたりなどもなく、綺麗な状態ですぐ持ってきてくれて助かりました。
2017年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトル通り18歳、高校生や大学1年生の進路を決めようとしている方に適用だと思います。今の日本経済の大まかな流れを平易な言葉で説明してくれる良書。これをきっかけに色んな政策を調べるとより深まると思います。裏を返せば、特定の法律などは挙げられてないので本書だけで得られる理解は弱いと思います。
2017年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
分かりやすい!!!
所得制限を弱めて貧しい人にも所得の多い人にも分け隔てなくサービスを提供。
負担率は一定額とする。
弱者を生まない、誰も後ろめたさを感じなくていい。
中高所得層も受益者にできれば、社会のメンバー全員にとって何が必要で、何が大切かを考えることが意味を持つようになる。お年寄りと若者の利益をセットで考える。
必要の政治では、身近な政府である地方自治体が主人公となる。人間が必要とする福祉、医療、教育といったサービスを提供しているのは地方自治体。
貧しい人や障がいを持つ人たちへのお金の支援は国がやるべきであって、所得や資産の多い人、大企業への課税もしっかりやるべき。
所得制限を弱めて貧しい人にも所得の多い人にも分け隔てなくサービスを提供。
負担率は一定額とする。
弱者を生まない、誰も後ろめたさを感じなくていい。
中高所得層も受益者にできれば、社会のメンバー全員にとって何が必要で、何が大切かを考えることが意味を持つようになる。お年寄りと若者の利益をセットで考える。
必要の政治では、身近な政府である地方自治体が主人公となる。人間が必要とする福祉、医療、教育といったサービスを提供しているのは地方自治体。
貧しい人や障がいを持つ人たちへのお金の支援は国がやるべきであって、所得や資産の多い人、大企業への課税もしっかりやるべき。

分かりやすい!!!
所得制限を弱めて貧しい人にも所得の多い人にも分け隔てなくサービスを提供。
負担率は一定額とする。
弱者を生まない、誰も後ろめたさを感じなくていい。
中高所得層も受益者にできれば、社会のメンバー全員にとって何が必要で、何が大切かを考えることが意味を持つようになる。お年寄りと若者の利益をセットで考える。
必要の政治では、身近な政府である地方自治体が主人公となる。人間が必要とする福祉、医療、教育といったサービスを提供しているのは地方自治体。
貧しい人や障がいを持つ人たちへのお金の支援は国がやるべきであって、所得や資産の多い人、大企業への課税もしっかりやるべき。
所得制限を弱めて貧しい人にも所得の多い人にも分け隔てなくサービスを提供。
負担率は一定額とする。
弱者を生まない、誰も後ろめたさを感じなくていい。
中高所得層も受益者にできれば、社会のメンバー全員にとって何が必要で、何が大切かを考えることが意味を持つようになる。お年寄りと若者の利益をセットで考える。
必要の政治では、身近な政府である地方自治体が主人公となる。人間が必要とする福祉、医療、教育といったサービスを提供しているのは地方自治体。
貧しい人や障がいを持つ人たちへのお金の支援は国がやるべきであって、所得や資産の多い人、大企業への課税もしっかりやるべき。
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2016年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本社会に閉塞感の打開に対する理論が出てきたか。前原誠司の考え方が本理論で変わってきたそうである。期待したい。他の方のレビューにもありますが1000円は高いと思う。
2016年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我々は自分の足で立ち、自分やまわりの親しい者と生きており、個性を重視し過ぎるあまり
「他者との共通性」「他者への利他」
を忘却してしまった「冷たい社会」に生きている。
この言い様のない閉塞感、苦しさは、自分だけよければ良いというエゴイズム、我々自身が産み出した「恐るべき怪物」なのである。
そろそろこの辺りで我々は社会における
「利他の思想」「利他学」
を真剣に学ぶべき時が来ているように思える。
そしてそれは個性の追求と人間の共通性のふたつの視点から出発せねばならないだろう
「他者との共通性」「他者への利他」
を忘却してしまった「冷たい社会」に生きている。
この言い様のない閉塞感、苦しさは、自分だけよければ良いというエゴイズム、我々自身が産み出した「恐るべき怪物」なのである。
そろそろこの辺りで我々は社会における
「利他の思想」「利他学」
を真剣に学ぶべき時が来ているように思える。
そしてそれは個性の追求と人間の共通性のふたつの視点から出発せねばならないだろう
2017年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者に興味を持ち購入したが、主張に対して、同意しかねる点が幾つもあった。
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働く人の中で公務員が占める割合は先進国で最低水準です。少ない人がうまく運営している「小さくて効率的な政府」だということは殆ど知られていません。
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という記載あるが、何の根拠もなく、突然言われても戸惑うばかりで、受け入れられない。
このような記載がとても多い。貧困にあえぐ人々を見て見ぬふりをする社会を僕たちは生きている、と言われても????と思う。
比較する国が欧米だけだが、欧米と日本が先進国、その他の地域は新興国という考え方はもはや成立していない。
GDP世界2位は中国であり、昨今の世界経済はアジアが中心である。
視野が広いようで視野が狭い気がしてしまった。
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働く人の中で公務員が占める割合は先進国で最低水準です。少ない人がうまく運営している「小さくて効率的な政府」だということは殆ど知られていません。
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という記載あるが、何の根拠もなく、突然言われても戸惑うばかりで、受け入れられない。
このような記載がとても多い。貧困にあえぐ人々を見て見ぬふりをする社会を僕たちは生きている、と言われても????と思う。
比較する国が欧米だけだが、欧米と日本が先進国、その他の地域は新興国という考え方はもはや成立していない。
GDP世界2位は中国であり、昨今の世界経済はアジアが中心である。
視野が広いようで視野が狭い気がしてしまった。
2016年9月1日に日本でレビュー済み
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世の中から理不尽なことを少しでも減らすため、人々の共通のニーズを満たすことを財政政策の目標であるとはっきりさせようという著者の論旨は明快。読みやすく、あっという間に読めてしまう字数も少ない本であり、経済政策の方向性はどうあるべきかを整理して考えたい人々にとって大変役立つ本だと思う。
たとえば、かつて民主党政権は子育て支援のための「子ども手当」を創設し、所得の多寡にかかわらずすべての子どもを対象にしたが、自民党が政権に復帰して高額所得者は支給の対象としない「所得制限のある児童手当」に制度を変更した。著者の考えは「所得制限のない制度の方が優れている」というものだが、本書に目を通すとその理由がわかりやすく、はっきり説明されている。
著者が、必要な施策を実行するための増税として、どうやら「消費税」に重点を置き、減税を続けてきた所得税などの税率を元に戻すことは後回しらしいことには、ぼく自身には異論があるが、しかし、消費税増税分を大方は借金の穴埋めにしているような今のやり方はやめて「消費税の増税分は、全て社会保障の充実に使うべきだ」という著者の意見については全面的に賛成だ。
地元選出の民主党1年生代議士に「この本に賛成するかどうかはともかく、頭を整理するのに役立つと思いますよ」と一読を勧めたところ、「何人もの人からぜひ、と薦められています。著者の井手英策さんは前原代議士のブレーンだそうですね」とのことだった。このレビューを書いている16年9月の民進党党首選告示の前段階で前原候補に支持表明する有力国会議員の弁を聞くところ、中味としては井手さんの考え方への支持表明に聞こえるものが複数あった。
たとえば、かつて民主党政権は子育て支援のための「子ども手当」を創設し、所得の多寡にかかわらずすべての子どもを対象にしたが、自民党が政権に復帰して高額所得者は支給の対象としない「所得制限のある児童手当」に制度を変更した。著者の考えは「所得制限のない制度の方が優れている」というものだが、本書に目を通すとその理由がわかりやすく、はっきり説明されている。
著者が、必要な施策を実行するための増税として、どうやら「消費税」に重点を置き、減税を続けてきた所得税などの税率を元に戻すことは後回しらしいことには、ぼく自身には異論があるが、しかし、消費税増税分を大方は借金の穴埋めにしているような今のやり方はやめて「消費税の増税分は、全て社会保障の充実に使うべきだ」という著者の意見については全面的に賛成だ。
地元選出の民主党1年生代議士に「この本に賛成するかどうかはともかく、頭を整理するのに役立つと思いますよ」と一読を勧めたところ、「何人もの人からぜひ、と薦められています。著者の井手英策さんは前原代議士のブレーンだそうですね」とのことだった。このレビューを書いている16年9月の民進党党首選告示の前段階で前原候補に支持表明する有力国会議員の弁を聞くところ、中味としては井手さんの考え方への支持表明に聞こえるものが複数あった。
2016年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リベラルが経済的弱者を救えと主張すると、中間層や富裕層が格差是正への反発を強め、社会の対立が強まる。「働きもしないのにただ飯を食わせるのか」と保守派が批判する。だが著者には「発想の大転換」による妙案があると言う。
発想の大転換とは、貧しい人だけでなく、中高所得者を含む社会のメンバー全員を受益者(得をする人)にすることだという。貧しい人にも税を負担させ、中高所得層を豊かにする。しかもその方法でも、格差を縮めることができるという。
もし実現可能ならノーベル賞ものだ。しかし具体例を見ると、狐につままれたような気分になる。Aさんの初めの所得が200万円、Bさんが2000万円。税率が同じ20%として税引後の所得がAさん160万円、Bさん1600万円。
税収計440万円のうち40万円は財政再建に回し、2人に各200万円サービスを給付する。最終的な暮らしの水準はAさん360万円、Bさん1800万円。以上。Bさんの所得は初めの2000万円より減っている。どこが得なのか。
もしかすると著者は、税引後所得の1600万円と最後の1800万円を比べて、Bさんは得をしたと言いたいのだろうか。理解不能だ。リベラルの楽園で話される言葉は、「損は得である」というオーウェル的な二重言語に違いない。
発想の大転換とは、貧しい人だけでなく、中高所得者を含む社会のメンバー全員を受益者(得をする人)にすることだという。貧しい人にも税を負担させ、中高所得層を豊かにする。しかもその方法でも、格差を縮めることができるという。
もし実現可能ならノーベル賞ものだ。しかし具体例を見ると、狐につままれたような気分になる。Aさんの初めの所得が200万円、Bさんが2000万円。税率が同じ20%として税引後の所得がAさん160万円、Bさん1600万円。
税収計440万円のうち40万円は財政再建に回し、2人に各200万円サービスを給付する。最終的な暮らしの水準はAさん360万円、Bさん1800万円。以上。Bさんの所得は初めの2000万円より減っている。どこが得なのか。
もしかすると著者は、税引後所得の1600万円と最後の1800万円を比べて、Bさんは得をしたと言いたいのだろうか。理解不能だ。リベラルの楽園で話される言葉は、「損は得である」というオーウェル的な二重言語に違いない。