入門書としてはいいと思います。
契約理論は比較的新しい分野ですが
いろいろなことに応用が利くんですね。
参考になりました。
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契約と組織の経済学 単行本 – 2000/3/1
柳川 範之
(著)
ミクロ経済学の最新動向は価格メカニズムを中心とした分析から、契約、取引、組織に注目した分析に移っている。本書は、この最新テーマをやさしく解説。
- ISBN-104492312722
- ISBN-13978-4492312728
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2000/3/1
- 言語日本語
- 本の長さ224ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
最近注目されている契約や組織の問題に焦点を当て、抽象的・非現実的と思われがちなミクロ経済学がどのように現実問題に「使える」かを解説。最先端の理論を、できるだけ数式を用いずにやさしく説明する。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2000/3/1)
- 発売日 : 2000/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4492312722
- ISBN-13 : 978-4492312728
- Amazon 売れ筋ランキング: - 368,274位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,801位経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不完備契約理論をざっと眺めたいと手に取りました。
良心的にわかりやすく書こうとされていると思います。
が、決してわかりやすくはない気がします。。もちろん十分わかりますが。。。
結局不完備契約のモチベーションは、契約は条件状況を網羅できないというところからですよね?
個人的にはその辺とコースの定理の不成立がごっちゃになってちょっと整理に時間かかりました。
でもそもそもコースの定理は定理じゃないし、取引費用なくても成立しないですよねえという昔からの疑問は解消されないままでした。
でも良い本だと思います。
良心的にわかりやすく書こうとされていると思います。
が、決してわかりやすくはない気がします。。もちろん十分わかりますが。。。
結局不完備契約のモチベーションは、契約は条件状況を網羅できないというところからですよね?
個人的にはその辺とコースの定理の不成立がごっちゃになってちょっと整理に時間かかりました。
でもそもそもコースの定理は定理じゃないし、取引費用なくても成立しないですよねえという昔からの疑問は解消されないままでした。
でも良い本だと思います。
2017年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
四則演算は顔を出すものの、ほぼ読むだけ。説明もわかりやすい。契約理論の導入で立ち止まることなく、先に進むための一冊。
柳川氏は少年時代、父親のブラジル転勤に同行し、高校に行かず大検に合格。慶應義塾大学の経済学部通信課程を卒業後、学者を志し東京大学大学院へ進んだ。こうした経歴を活かし、独学を薦める啓蒙活動も行っている。
このような人であれば、教えるのも上手いのかもしれない、というだけの理由で拝読した。幸いにも期待に応えて頂けた。読者として感謝したい。
柳川氏は少年時代、父親のブラジル転勤に同行し、高校に行かず大検に合格。慶應義塾大学の経済学部通信課程を卒業後、学者を志し東京大学大学院へ進んだ。こうした経歴を活かし、独学を薦める啓蒙活動も行っている。
このような人であれば、教えるのも上手いのかもしれない、というだけの理由で拝読した。幸いにも期待に応えて頂けた。読者として感謝したい。
2008年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図表を巧みに用いてつつ、分り易い文章でも説明している。そのため、読者がふとした機会に頭のなかでビジュアルに論理を追いかけることが出来る。良書。買う価値あり。
2008年3月8日に日本でレビュー済み
最先端の経済理論を実態に近い例で示した本
14例の世の中によくありそうなモデルを設定し,最新の経済理論を
援用して解を求める方式で経済理論を説明しています.
最後の2章以外,ほとんど数式が出ず,数式で挫折していた
読者もわかりやすく書かれています.また数式も
基本的な微分程度ですので,そんなには敷居は高くないです.
また,このような世の中にありそうなモデルを用いての
解説はこの本ぐらいしかないのでとてもありがたいです.
この本は,経済理論をわかりやすいモデルで解説していますが,
逆に経済理論を実際のモデルに当てはめて使えるかどうかは
別問題であると著者も述べています.特に不完備契約を中心に
扱っていますので,不完備契約とは別の解になりがちな
行動経済学なども理論を援用する際は注意が必要です.
学者が書いているので電車の中で斜め読みはさすがに難しいですが
よく難しい内容をここまでわかりやすく解説してくれたと思います.
14例の世の中によくありそうなモデルを設定し,最新の経済理論を
援用して解を求める方式で経済理論を説明しています.
最後の2章以外,ほとんど数式が出ず,数式で挫折していた
読者もわかりやすく書かれています.また数式も
基本的な微分程度ですので,そんなには敷居は高くないです.
また,このような世の中にありそうなモデルを用いての
解説はこの本ぐらいしかないのでとてもありがたいです.
この本は,経済理論をわかりやすいモデルで解説していますが,
逆に経済理論を実際のモデルに当てはめて使えるかどうかは
別問題であると著者も述べています.特に不完備契約を中心に
扱っていますので,不完備契約とは別の解になりがちな
行動経済学なども理論を援用する際は注意が必要です.
学者が書いているので電車の中で斜め読みはさすがに難しいですが
よく難しい内容をここまでわかりやすく解説してくれたと思います.
2004年2月5日に日本でレビュー済み
決してレベルは低くはない、
題名の通り契約と組織について高度な内容の書かれている
良書である。
著者は難しい(と思われている)ことを
わかりやすく書くことには
日本の学者としては相当高い能力を持っていると考えられるが
本書もその能力が十分に発揮されている。
これまでの日本企業の経営での問題点、
今後のコーポレートガバナンスをどのように進めていくか、
ボリュームは標準的な本でありながらも、
相当なインプリケーションを含んだ良書である。
題名の通り契約と組織について高度な内容の書かれている
良書である。
著者は難しい(と思われている)ことを
わかりやすく書くことには
日本の学者としては相当高い能力を持っていると考えられるが
本書もその能力が十分に発揮されている。
これまでの日本企業の経営での問題点、
今後のコーポレートガバナンスをどのように進めていくか、
ボリュームは標準的な本でありながらも、
相当なインプリケーションを含んだ良書である。
2003年1月16日に日本でレビュー済み
本書は不完備契約理論を中心に、近年発展してきた現実の経済問題の分析に欠かせないツールを解説した入門書である。起こりうる全ての事象をあらかじめ明記してはいない現実の契約は、当事者のインセンティブにどのように影響するのか。損失を出しても補填を受けられるような組織の取る行動は。公的企業や金融問題といった近年重要度を増しているテーマを取り上げながら、最近の理論を紹介する。簡単な微分が分かれば十分理解できる。