無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
マクロ経済学はどこまで進んだか: トップエコノミスト12人へのインタビュー 単行本 – 2001/9/1
- 本の長さ347ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2001/9/1
- ISBN-104492312927
- ISBN-13978-4492312926
商品の説明
商品説明
いずれも、マクロ経済学の発展を担ってきた世界最高峰の研究者であり、その発言は、今日までのマクロ経済学の歩みとその到達点を記すものになっている。約5年をかけ、インタビューを往復書簡で補うかたちで仕上げられており、彼らのここ数年の動向も伝えている。
2人の著者は経済学への造けいも深く、ケインズの「一般理論」を軸にした巧妙な質問で、それぞれの学者の立場を鮮明にしている。ルーカスが、「一般理論は、主流派の経済学者たちに対して、なんの有益な参考ももたらしませんでした」と批判すれば、モジリアーニは、「ルーカスの合理的期待のほうが、理解しがたい経済理論を混乱させた」と断じたりしている。新しい古典派と、新しいケインズ学派の対立点、同じ学派内の微妙な差異などが明確になり、ここにマクロ経済学諸派の相関図が浮かび上がってくる。また、「ケインズが生きていたらノーベル賞をとっていたか?」という質問により、ケインズの業績への評価だけでなく、12人の中にケインズがどういう形で宿っているのかを如実に浮かび上がらせたりもしている。
一方、自然率の仮説、実物的景気循環論、合理的期待、あるいは成長、貨幣、失業の問題など、主要な理論や根本的命題をいかに扱うかを論じている点は、マクロ経済学の核心を理解するのに役立つはずだ。アメリカの経済政策へのスタンスを問うた部分も興味深い。インフレ・ターゲットの功罪など、日本の経済政策を示唆するテーマも多数見つかるだろう。
12人の肉声には、生きた経済学の知性が躍動している。経済学の教科書にはない魅力が本書にはある。マクロ経済学に興味をもつ人、すべてにおすすめしたい1冊だ。(棚上 勉)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2001/9/1)
- 発売日 : 2001/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 347ページ
- ISBN-10 : 4492312927
- ISBN-13 : 978-4492312926
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,276,991位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 313位マクロ経済学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
しているということである。
すなわち主流派である経済学方法論の流れと、
主流派の方法論に批判的な流れを対比するような構成になっている。
そのあたりが類書と違い面白い