著者はノーベル経済学賞を受賞し、日本でクルーグマンと並んで注目される経済学者。
段階を積み重ねて経済理論を説明しているので非常にわかりやすいです。なぜ、ケインジアンは賃金の下方硬直性があると考えるのか?人々のインフレ期待が失業率に影響を与えるのか?など「なぜ」なのかを考える姿勢が身についていくのが実感できます。
ただ、いくつか注意点を挙げると、経済成長論についてはあまりページが割かれていません。従って、経済成長について学ばれたい方は別の教科書を手にとる必要があります。
また、全体的にデータが古いです。データが90年代どまりということが多いので、最新のデータを交えて勉強されたい方は『クルーグマン マクロ経済学』等他の書をあたるのが良いのではないでしょうか。
もちろん、本書が数多くある経済学テキストの中でも特に優れているのは確かです。
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スティグリッツマクロ経済学 第3版 単行本 – 2007/9/1
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- ISBN-104492313826
- ISBN-13978-4492313824
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2007/9/1
- 言語日本語
- 本の長さ814ページ
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登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2007/9/1)
- 発売日 : 2007/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 814ページ
- ISBN-10 : 4492313826
- ISBN-13 : 978-4492313824
- Amazon 売れ筋ランキング: - 91,057位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 63位マクロ経済学 (本)
- - 4,313位経営学・キャリア・MBA
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月14日に日本でレビュー済み
めっちゃいい本だと思います(こんな長いレビューを書いてしまうほど)。
どんな人にとっていいかというと特に、「経済学者はこんなイメージでマクロ経済を考えているのか〜」
ということを直感的に知りたい”硬派な人”向けだと思います。←研究者、役人、投資関係者、調査部門の人...とか?
というのも、
1. この本は公務員試験対策や期末試験対策に適していません。
(←IS-LMモデルやソローモデルの説明が少ししかないかなり変わったテキストです。)
2. そして恐らく院試験対策にも適当ではありません(←数理モデルの本ではないので)。
3. 自習もしやすいかどうかも怪しいので"大学の授業の自習書"としては微妙です。
4. 結論を流し読みして覚える本でもありません(←むしろ議論の設定が読みどころです)。
5. マンキューやバローのようにスタイリッシュでもなければ、
クルーグマンのように文章が面白い(=気取ってる?)わけでもありません。
むしろ、世間で話題になっているマクロ経済問題を考える糸口(骨太な土台)にしたり、より上級の数理的な本を
読む前に持っておきたいイメージを持つために使う本だと思います。
つまり、モデル操作や経済学史(経済学論争史)といった抽象的な問題ではなく、マクロ経済学的な思考方法
(=現実から抽象への上手な変換)を地道に身につけるための本です。
この本の異色な性質はスティグリッツのミクロ経済学の方でも当てはまります。
その上でこの本の良い特徴を5つにまとめると、
1. まず現実の制度や歴史的な事実を大雑把に(定性的に)踏まえる。
アメリカの教科書らしく、具体例の提示がこれでもかというほどなされます。
モデルの設定では「いかに現実的な設定をしているか? いかに害のない単純化か?」が重視され、
モデルの結論は「こんなに少ない因子で明瞭に事実の定性的な面を説明できた」というものです。
この豊富なケース・スタディーのおかげで理論でのメカニズムを鮮明にイメージしやすくなります。
2. ミクロ的基礎を重視する。
この本ではミクロ的基礎を前提に最終財市場、資本市場、労働市場の一般均衡モデルを扱います。
なので各市場における家計・企業の行動原理を明示しています。
例えば、資本市場の均衡を説明するときに、家計の異時点間の消費行動を「代替効果と所得効果」
に分解して、貯蓄曲線の傾き具合を説明しています。
3. 短期モデルが中心だが、長期の視野を考慮している。
この本は成長論のパートは少ないです。しかし、ただの近視眼的分析というわけではなく
ミクロ的な一般均衡モデルでまず長期の潜在的GDPを分析した後に、
そこからの乖離として短期の分析に入るいう自然な順番で分析がなされます(この順番でなければ
そもそも不可解ですが)。
そして、早い段階で、「財政赤字」、「リカードの等価定理」などの長期的視野の話題や、
「熟練労働への偏向的技術変化」、「信用制約」といった構造的な問題が登場します。
なので、「単に需要制約が...」の議論ではなく、将来に渡る資源制約を考慮しての短期的分析の枠組みです。
4. 比較静学での豊富な図による説明
比較静学では、各市場での均衡の図を並べて、ある市場での外生的なショックが、
他の市場の需要曲線と供給曲線にどう波及するかを説明します。
なので、IS-LM分析でよくなされるようなただ国民所得や利子率といったマクロ変数が
どういう方向に変化するか?というよりは、各市場でどう経済主体の行動が変化したか
という一般均衡的な視点を重視します。
5. 数式を使わずに図と言葉による記述。
良くも悪くもこの本に数式は基本的にでてきません。ですので、簡潔的でも完結的でもないです。
なので何となく分かったという気はいつまでも拭えません(自力でモデルを修正できる気がしません)。
さらに実証分析にも載せにくい面もあると思います。
しかし、その分柔軟に突如として重要なミクロ的要素が取り上げられて、
どんなメカニズムが重要かが直感的に分かるよう説明されています。なのでイメージを持つには良いと思います。
この本の内容(←従来の標準的なテキストではない)に比較的近くて、この本の後に続く
より上級の数理的なものを選ぶとしたら、数理的な度合いの低い順に、
ブランシャール(1999)「ブランシャール マクロ経済学上・下」 ←AS-ADモデル+ミクロ要素
バロー(2010)「バロー マクロ経済学」 ←スティグリッツの基本部分を数式で表したらこんな感じ?
竹田陽介・小巻泰之(2006)「マクロ経済学をつかむ」 ←重複世代型のAS-ADモデル
二神孝一・堀敬一 (2009)「マクロ経済学」 ←成長論が非常に充実
齊藤誠・岩本康志・太田聰一・柴田章久(2010)「マクロ経済学」←金融、貨幣の分析、動学分析が非常に充実
とはいえ、どれも特色が結構違いますが......(どれもお薦めの良書です)
どんな人にとっていいかというと特に、「経済学者はこんなイメージでマクロ経済を考えているのか〜」
ということを直感的に知りたい”硬派な人”向けだと思います。←研究者、役人、投資関係者、調査部門の人...とか?
というのも、
1. この本は公務員試験対策や期末試験対策に適していません。
(←IS-LMモデルやソローモデルの説明が少ししかないかなり変わったテキストです。)
2. そして恐らく院試験対策にも適当ではありません(←数理モデルの本ではないので)。
3. 自習もしやすいかどうかも怪しいので"大学の授業の自習書"としては微妙です。
4. 結論を流し読みして覚える本でもありません(←むしろ議論の設定が読みどころです)。
5. マンキューやバローのようにスタイリッシュでもなければ、
クルーグマンのように文章が面白い(=気取ってる?)わけでもありません。
むしろ、世間で話題になっているマクロ経済問題を考える糸口(骨太な土台)にしたり、より上級の数理的な本を
読む前に持っておきたいイメージを持つために使う本だと思います。
つまり、モデル操作や経済学史(経済学論争史)といった抽象的な問題ではなく、マクロ経済学的な思考方法
(=現実から抽象への上手な変換)を地道に身につけるための本です。
この本の異色な性質はスティグリッツのミクロ経済学の方でも当てはまります。
その上でこの本の良い特徴を5つにまとめると、
1. まず現実の制度や歴史的な事実を大雑把に(定性的に)踏まえる。
アメリカの教科書らしく、具体例の提示がこれでもかというほどなされます。
モデルの設定では「いかに現実的な設定をしているか? いかに害のない単純化か?」が重視され、
モデルの結論は「こんなに少ない因子で明瞭に事実の定性的な面を説明できた」というものです。
この豊富なケース・スタディーのおかげで理論でのメカニズムを鮮明にイメージしやすくなります。
2. ミクロ的基礎を重視する。
この本ではミクロ的基礎を前提に最終財市場、資本市場、労働市場の一般均衡モデルを扱います。
なので各市場における家計・企業の行動原理を明示しています。
例えば、資本市場の均衡を説明するときに、家計の異時点間の消費行動を「代替効果と所得効果」
に分解して、貯蓄曲線の傾き具合を説明しています。
3. 短期モデルが中心だが、長期の視野を考慮している。
この本は成長論のパートは少ないです。しかし、ただの近視眼的分析というわけではなく
ミクロ的な一般均衡モデルでまず長期の潜在的GDPを分析した後に、
そこからの乖離として短期の分析に入るいう自然な順番で分析がなされます(この順番でなければ
そもそも不可解ですが)。
そして、早い段階で、「財政赤字」、「リカードの等価定理」などの長期的視野の話題や、
「熟練労働への偏向的技術変化」、「信用制約」といった構造的な問題が登場します。
なので、「単に需要制約が...」の議論ではなく、将来に渡る資源制約を考慮しての短期的分析の枠組みです。
4. 比較静学での豊富な図による説明
比較静学では、各市場での均衡の図を並べて、ある市場での外生的なショックが、
他の市場の需要曲線と供給曲線にどう波及するかを説明します。
なので、IS-LM分析でよくなされるようなただ国民所得や利子率といったマクロ変数が
どういう方向に変化するか?というよりは、各市場でどう経済主体の行動が変化したか
という一般均衡的な視点を重視します。
5. 数式を使わずに図と言葉による記述。
良くも悪くもこの本に数式は基本的にでてきません。ですので、簡潔的でも完結的でもないです。
なので何となく分かったという気はいつまでも拭えません(自力でモデルを修正できる気がしません)。
さらに実証分析にも載せにくい面もあると思います。
しかし、その分柔軟に突如として重要なミクロ的要素が取り上げられて、
どんなメカニズムが重要かが直感的に分かるよう説明されています。なのでイメージを持つには良いと思います。
この本の内容(←従来の標準的なテキストではない)に比較的近くて、この本の後に続く
より上級の数理的なものを選ぶとしたら、数理的な度合いの低い順に、
ブランシャール(1999)「ブランシャール マクロ経済学上・下」 ←AS-ADモデル+ミクロ要素
バロー(2010)「バロー マクロ経済学」 ←スティグリッツの基本部分を数式で表したらこんな感じ?
竹田陽介・小巻泰之(2006)「マクロ経済学をつかむ」 ←重複世代型のAS-ADモデル
二神孝一・堀敬一 (2009)「マクロ経済学」 ←成長論が非常に充実
齊藤誠・岩本康志・太田聰一・柴田章久(2010)「マクロ経済学」←金融、貨幣の分析、動学分析が非常に充実
とはいえ、どれも特色が結構違いますが......(どれもお薦めの良書です)