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21世紀の不平等 単行本 – 2015/12/11

4.2 5つ星のうち4.2 41個の評価

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全世界待望! ピケティの師の書、ついに刊行!

不平等研究の権威が、現代社会の根本を問い直す。思想の大転換を迫る書。
格差をあきらめない 15の方法がここにある。

世界16カ国で刊行の話題の書
フィナンシャル・タイムズ「2015年ベストブック」
エコノミスト「2015年ブックオブザイヤー」

【推薦の言葉】 「ウィットに富んで、エレガントで深遠なこの本を是非読んでほしい。」トマ・ピケティ(パリ経済学校教授)

「アトキンソンは、多くの点で現代の不平等研究の父だが、すばらしい新著を発表した。」ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)

「好き嫌いにかかわらず、これは野心的な本だ。」ティム・ハーフォード(ジャーナリスト)

「不平等研究の新しい基本書。日本の格差対策にも本書の15の提案は必読だ。」大竹文雄(大阪大学社会経済研究所教授)

「格差問題は、1本の数式で書けるほど簡単か? 大胆に本質を見ようとするピケティに対し、細やかに全体を見ようとするアトキンソンが格差の本質に迫る! 」山形浩生(翻訳家)
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商品の説明

著者について

アントニー・アトキンソン(アントニー・アトキンソン)
オックスフォード大学ナフィールドカレッジ元学長。現在、オックスフォード大学フェロー。所得分配論の第一人者であり、国際経済学会、欧州経済学会、計量経済学会、王立経済学会会長を歴任。所得と財産の分配の歴史的トレンド研究という新しい分野を切り開いた。論文・著書多数。

山形 浩生(ヤマガタ ヒロオ)
翻訳家。1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務する一方で、科学、文化、経済、コンピュータなどの幅広い分野で翻訳・執筆活動を行っている。著書・翻訳書多数。訳書に『それでも金融はすばらしい』(2013年)、『アイデンティティ経済学』(2011年)、『アニマルスピリット』(2009年、以上、東洋経済新報社)のほか、最近の訳書に『21世紀の資本』(みすず書房、2014年)『自己が心にやってくる』(早川書房、2013年)、『自由と尊厳を超えて』(春風社、2013年)など。

森本 正史(モリモト マサフミ)
翻訳家。訳書に、『99%の反乱』(バジリコ、2012年)、『21世紀の資本』(みすず書房、2014年、以上共訳)ほか。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2015/12/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/12/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 464ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4492314709
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492314708
  • 寸法 ‏ : ‎ 15.6 x 3.3 x 21.6 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 41個の評価

著者について

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Anthony B. Atkinson
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
格差・不平等に関する経済本です。
タイトルがピケティを連想させますが、実際、ピケティによる序文(訳者によると書評を転用したもの)が収録されています。

内容は三部構成です。
・「第Ⅰ部:診断」→現状分析
・「第Ⅱ部:行動のための提案」→対策案の検討
・「第Ⅲ部:できるんだろうか?」→考えられる反論に対する論駁
という形になっており、非常にオーソドックスな構成という印象を受けました。

ピケディ「21世紀の資本」は現状を示すデータの紹介が中心でしたが、
本書は具体的な対策案が15の提案と5つのアイディアという形で提示されています。
これらの提案の一部はモデルを使った効果とコストの推計結果も示されており非常に丁寧。
対策はイギリスをターゲットにしていますが、他の国でも応用が利きそうです。

数字は出てきても数式はほとんど出てこない本ですが、需要と供給や市場の失敗など、
経済学の基本概念は押さえていないと読み辛いところはあるでしょう。
そこをクリアできれば格差解消に向けて多くの示唆を得られる本だと思います。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一世を風靡したピゲティの著作”21世紀の資本”。これは確かに価値ある本です。でも、格差・不平等問題の現在のアウトラインと処方箋にはどのようなものがあるかを1冊である程度つかんでみたいという方には、この本をお勧めします。分量も本文自体は比較的コンパクトです。

短絡的に言えば、アトキンソンのスタートさせた研究方法を継承し、コンピューターを含んだ研究環境改善などの恩恵も存分に活用しながらまとめ上げたのがピゲティですが、師同様、処方箋についてはややぼやかし気味だった(数字化された実態のまとめ上げに分量を費やしていた)とも言えます。

近代以降資本主義の暗部にスポットを当て、歴史・思想・政治などの各分野でこれまでも多くの良書が著されてきたわけですが、所得分配論の第一人者として、晩年に差し掛かったということも意識してか、アトキンソンも自らの具体的提言をまとめてくれました。

考えれば考えるほど、不本意ながら、現在の社会・システムが崩壊し、いったん無に帰さない限り、不平等と格差は広がる一方になるととらえざるを得ない感がありますが、何かの方策を取って、そのスピードを落とさせ、緩和し、少なくても感覚的精神的負担を下げてあげる必要があると思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月8日に日本でレビュー済み
広い意味でピケティ本だということが訳者はしがきで述べられている。ピケティの累進課税以外にどのようなことができるかを、英国という文脈で提案したというのが骨子。
議論の成り立ちは目次を見るのがいいだろう。
序文:平等な社会に向けた現実的なビジョン――トマ・ピケティ
訳者はしがき
謝辞
はじめに
第I部 診断
第1章 議論の基礎
第2章 歴史から学ぶ
第3章 不平等の経済学
第II部 行動のための提案
第4章 技術変化と対抗力
第5章 雇用と将来の賃金
第6章 資本の共有
第7章 累進課税
第8章 万人に社会保障を
第III部 できるんだろうか?
第9章 パイの縮小?
第10章 グローバル化のせいで何もできないか?
第11章 予算は足りるだろうか?
この先の方向性
用語集
というわけで、実際的な手引きという性格が強い。
それでは具体的な15の提案とはどのようなものかというと、
1.イノベーション雇用を増やすようにする技術施策
2.公的政策決定に際してバランスの取れた国民の参加
3.失業防止目標設定と雇用保障
4.最低賃金の切り上げを含む国民報酬政策
5.小額貯蓄への金利保証
6.成人時に一定の資本給付
7.ソヴリン・ウェルス・ファンド運用と投資による国保有の純資産価値増大
8.個人所得税の累進性の強化
9.最低所得層への勤労所得割引
10.相続・贈与額を生涯資本受給税で課税
11.固定資産税率の累進化
12.児童手当の拡充と課税化
13.参加型所得制度の導入,全EUでの導入も
14.社会保険制度の拡充
15.貧困国への海外援助,国民総所得の1%
という風に、極めて具体的だ。最後の「楽観論の根拠」という節で、「21世紀は高齢化、気候変動、世界的な不均衡の面で課題をもたらすのも事実だ。だがこうした問題への解決策は私たちの手中にある。今日増えた豊かさを使ってこうした課題に取り組み、リソースはもつと不平等の少ない形で分け合うべきだと認めるなら、楽観論を抱く理由は十分にあるだろう。」と述べている。
我々もそう思うし、日本でもこれらがまじめに検討されるようになってほしい。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 著者が年始に亡くなったので、重版され追悼の帯でも付いているかなと思ったが、初版でなおかつ初版の帯のままだった。
 不平等についてなら、アトキンソンよりはセンの方がまだましかもしれない。政治的な民主化を根底的な条件としそれを促す不平等論の道徳科学、大きな道徳哲学になっていない。民主化がなければ民主化に繋がらなければ不平等の克服はないのか、アジアの開発独裁の経験も含めてこれは議論になる。センならば、それは真の克服ではないと云うだろう。
 新味の話はほとんどなく、経済の議論に限ってもはっきり言って浅すぎるのである。
 グローバル課税についての議論もさらっとあるものの、新書などで最新の状況を確認した方がよい。一般間接税は明確に撤回されているものの、金融税の取り方は市場の安定と成長を目的としてもっと精密に議論でき実現できるはずだ。
 冷戦が終結するまで、共産主義、社会主義の傾きを持つ考え方にはある種の警戒(右派に反共の傾き)があったと思われるにも関わらず数字上、不平等は改善傾向にあった。それは非人間的な非効率で悲惨な結果になった共産圏に比して戦後の世界的な復興経済で相対的にそうなっただけかもしれないものの、冷戦崩壊後マルキシズムの枷と云うか箍と云うか、それが外れたように悪化してきたのもまた事実だろう。これもまた逆に先進国経済の成長が鈍化しただけのことかもしれないが。
 もう一度総括し直すと、たかが景気に左右されているだけで皮肉にも理念(上部構造)は関係ないとしたら、左派は役不足、力量不足、努力不足と言われても仕方がない。遅きに失したとは云え、もう一度これを偏見なく見直さねばならない。経済がうまくいかなくなったから格差が拡大しただけで、経済を回復させられるならさらに格差が拡大してもよい(いずれそれで格差も気にならなくなる)というさらに酷い愚念にこれが取って代わられる前に、逆に反転して格差が酷過ぎれば経済もうまくいかず格差が縮小し安定して一体感のある社会や国家になっていく、ある場合には戻していく過程でこそ経済をよくしていかねばならない、そういう考えれば当たり前の、他の動物にはない人間的な基本理念にコンセンサスを得ることによってこれを実現せねばならないだろう。この、なっていくか戻していくかくらいで左派と右派が分かれるくらいにしなければなるまい。
 それくらいの思想的転覆にアトキンソンやセンの議論を深めて展開していくべきだろう。
 なお、2020年まで本書の印税は、慈善団体のオックスファム、ツール・フォー・セルフ・リライアンス、エマオUK、クエーカー・ハウジング・トラストに寄付されるそうである(謝辞より)。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不平等は、格差としてもよい。イギリスの経済政策まで述べている。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年2月12日に日本でレビュー済み
まず、おおよそ過去100年のデータを踏まえて、富の偏在(結果の不平等)度合をジニ係数やトップ1%の人が国富全体に占める割合の推移を見て、近時、不平等が拡がっている状況とその原因を分析しています。

そして、その解決策として、ざっくりと要約すると次の15の方法を提案し、英国での実証をもとに、各々について効果と問題点の検証を行っています。

-イノベーションの効果が広く行き渡る施策
-公的政策決定に際して横断的な国民の参加
-失業目標設定と雇用保障
-最低賃金の切り上げ
-小額貯蓄への金利保証
-成人時に一定の資金給付
-ソヴリン・ウェルス・ファンド創設と事業投資
-個人所得税の累進性の強化
-最低所得層への個人所得税の軽減策
-相続・贈与額を生涯授受額で課税
-固定資産税率の累進化
-児童手当の拡充と課税化
-参加型所得制度の導入
-社会保険制度の拡充
-貧困国への海外援助

日本でも未実施のものもあります。また一方で、日本のように人口減少・子育て世代の貧困化という大きな問題を抱えた国の特殊事情もあります。著者も、実際には、プリンは食べてみないとわからない(政策は実行してみないとわからない)と認めています。

日本もいつのまにか、その共同体幻想とは裏腹に、貧困層が2~3千万人にも上ると言われるようになっています。これからは、厳しい財政状況下で、本腰を入れて貧困層対策をやっていかないといけない時代になっています。その意味では、大変示唆に富む本だと思います。

深い経済学の知識は不要です(数式は足し算が一箇所だけ)が、需要供給曲線などは出てきますので、マクロ経済学の入門書くらいは読んだことがある方が判りやすいと思います。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年1月6日に日本でレビュー済み
筆者は、一般的には結果の平等より機会の平等が重視される傾向にあるが、結果の「不」平等が機会の「不」平等につながりかねないこと、現状の格差は社会的正義という観点から許容できないこと、などの理由から、格差についての分析を行ったうえで、15の格差是正策を提案。その後、予想される批判に対する反論に紙幅が割かれる。
経済学者の間では、格差や分配を周縁的な問題とみなす向きも少なくないなかで、著名な経済学者である筆者が格差是正を訴えたことは意義があり、提案そのものも、基本的に経済学的なロジックに基づいたものであるため、概ね納得あるいは理解できるものが多い。さらに、完全競争市場のもとでの均衡が効率的になるという厚生経済学の第一定理の条件が現実世界では成立しておらず、すでに政府介入があるなかで公平性を追求することが必ずしも効率性を毀損するわけではないこと(むしろ、賃金引き上げによって労働者の生産性が上がることもあり得る)などは重要な指摘であろう。
ただし、翻訳は直訳に近く、累進課税の章などやや専門的な部分を中心に違和感を覚える、あるいは、意味が通らない点があったのが残念。
45人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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