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小室直樹の資本主義原論 単行本 – 1997/2/1
小室 直樹
(著)
社会・人文科学百般に通じた著者が日本の「資本主義」に縦横のメスを入れ、その本質は封建的・官僚制的・資本主義的混合体だと喝破。腐敗官僚制の害毒を警告する。
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日1997/2/1
- ISBN-104492392394
- ISBN-13978-4492392393
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
日本を腐敗官僚どもにまかせるのはもうやめよう。日本の舵取りたる経済官僚が少しも経済と経済学を理解していないことが明白となった今、あなた自身がエコノミストになる他はない。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (1997/2/1)
- 発売日 : 1997/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 4492392394
- ISBN-13 : 978-4492392393
- Amazon 売れ筋ランキング: - 285,485位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19,835位投資・金融・会社経営 (本)
- - 30,247位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資本主義って。現代日本では解りづらいと思い続けていました。この本が日本の経済構造を上手く説明してくれました。鵺(ぬえ)という妖怪に例えて。キメラでもイイと思っています。前期的資本(流通から利潤を得る。わかりやすい例は日本の米騒動。特徴は値段が一定にならない。)、資本主義(生産過程から利潤を得る。欧州、米国、不平等条約改正時の明治政府。これらの国にしか見られない現象。)、1940年体制(官僚が市場介入する戦時統制経済。)。この3つが混ざり合っている。詳細まで書けませんが、ご興味のある方は是非とも。
2017年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父のリクエストで購入。正直、中古しか存在しないことが分かっていたの期待はしていませんでしたが、かなり美品でしたので父は大変喜んでおります。ありとうございます!!!
2023年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速な発送ありがとうございました。
2013年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資本主義社会は、キリスト教国家で成立する。日本は社会主義国で、官僚によって支配されている。等々、目からうろこの話が続きました。
2011年5月2日に日本でレビュー済み
小室直樹氏の著作は、「数学嫌いな人のための数学」というのをごく最近読んで、その中でも資本主義のことや経済学のことを少し書いていたのだが、この「資本主義原論」という著書を見かけたので早速読んでみた。
前に読んだ著書でもそうだったが、この人の議論はその該博な知識で広い分野をつなげ、関わらせていく話法が読んでいて面白く、ここでも資本主義の分析に際しては決して経済学だけでなく、社会学や法学、キリスト教とその比較対象としての仏教や儒教のロジックなど、多面的に対象を論じていく。経済学の前提として資本主義の体制を置いているわけなので、その話の進め方は理に適っていると思う。特に資本主義的所有、前期的資本と産業資本、日本における経済体制の本質、の三つについての部分は本書の白眉になっていると思う。
一方において、第二章の「経済理論は非現実ではないー自由市場の本質」での議論は、書かれた1998年から2011年の現在に至るまでの出来事で否定されている。財の同質性・需要者/供給者の多数性・完全情報・参入と退出の自由という四つの条件が情報ネットワーク革命で克服されつつあるという主張は、残念ながら立証されなかったというのが正しいと思う。経済理論は非現実的ではない、現実を経済理論に近づけなければ、という主張は、ギリシア神話にある、ベッドに合わせて人の足を切り落とす所業のようだ。
とは言いつつも、資本主義の特質を定木にして日本社会の特質を測り、そこから日本の官僚制への批判をあらわす論調については同感せざるを得ない。、占有を所有とみなしてしまう心情のために横領・着服が後を絶たないことや、伝統主義的行動様式によって無責任の連鎖が続く仕組みは実に頷ける指摘だ。ここでの官僚制は、公務員だけをさしているのではなく、マスコミを含む大企業をもさしていると見たほうがいいと思う。
大体においてとても納得できた一冊。
前に読んだ著書でもそうだったが、この人の議論はその該博な知識で広い分野をつなげ、関わらせていく話法が読んでいて面白く、ここでも資本主義の分析に際しては決して経済学だけでなく、社会学や法学、キリスト教とその比較対象としての仏教や儒教のロジックなど、多面的に対象を論じていく。経済学の前提として資本主義の体制を置いているわけなので、その話の進め方は理に適っていると思う。特に資本主義的所有、前期的資本と産業資本、日本における経済体制の本質、の三つについての部分は本書の白眉になっていると思う。
一方において、第二章の「経済理論は非現実ではないー自由市場の本質」での議論は、書かれた1998年から2011年の現在に至るまでの出来事で否定されている。財の同質性・需要者/供給者の多数性・完全情報・参入と退出の自由という四つの条件が情報ネットワーク革命で克服されつつあるという主張は、残念ながら立証されなかったというのが正しいと思う。経済理論は非現実的ではない、現実を経済理論に近づけなければ、という主張は、ギリシア神話にある、ベッドに合わせて人の足を切り落とす所業のようだ。
とは言いつつも、資本主義の特質を定木にして日本社会の特質を測り、そこから日本の官僚制への批判をあらわす論調については同感せざるを得ない。、占有を所有とみなしてしまう心情のために横領・着服が後を絶たないことや、伝統主義的行動様式によって無責任の連鎖が続く仕組みは実に頷ける指摘だ。ここでの官僚制は、公務員だけをさしているのではなく、マスコミを含む大企業をもさしていると見たほうがいいと思う。
大体においてとても納得できた一冊。
2018年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学識豊富な小室直樹先生の資本主義の解説です。
やはりというや突っ込みが鋭いです。
資本主義の来歴に、キリスト教の予定説、仏教の因果律まで言及して、唸ってしまします。
資本主義の自由市場の淘汰は、弱肉強食、優勝劣敗の過酷な進歩の法則が支配しています。
劣った企業を破産させ、劣った労働者を失業させます。
結果、すぐれた企業と労働者が残って社会を発展させ繁栄させます。
いわば破産と失業が資本主義の原動力です。
しかし、この経済原則はそれぞれの国家、歴史、制度のよって必ずしも通用しません。
自由市場は、完全競争市場で、その条件は、財の同質性、需要者供給者の多数、完全公開の情報、参入退出の自由です。
この前提条件として取引は市場でおこなわれるというルールの普遍性に基づく市場の普遍性があります。
これがないのが社会主義国家の統制経済であり、軍事独裁国家であり、日本のような規制だらけの官僚国家です。
所有権絶対の原則も資本主義ルールでは不可欠ですが、これも歴史的には近代資本主義制度が確立されて以来のものです。
日本の官僚国家制度のもとでは、公の所有物を役人は私的に流用しても悪びれない性情が根深く、絶えない構造的汚職の原因です。
資本主義を確立させ強化し、広げた精神的な要因も重要です。
キリスト教プロテスタントによる聖書の近代語翻訳、印刷機の発明、製紙技術の普及によりキリスト教は急速に普及してきます。
その結果生まれたのが、資本主義、近代法、民主主義です。
欧米では、順調に発展した資本主義ですが、中東、アジア、日本では、それらの諸条件は王政など歴史的諸条件により跛行的な歩みでした。
重要な役割の技術進歩、資本蓄積、商業の発達が不十分でした。
日本は明治維新を迎えても旧来の地主制度は残り、大東亜戦争後にやっとアメリカ占領軍の主導の農地開放によって地主小作制度は廃止されました。
ポール・サミュエルソンは、その著作「経済学」で、現代は資本主義と社会主義の特徴をもった混合経済だと言いました。
日本は、これに加えて封建性色の濃い社会主義的戦時統制経済体制の強い「混雑経済体制」だと小室先生は指摘しています。
資源の乏しい時代には有鈎だった護送船団方式は、現代では健全な経済、消費者利益にとって障害です。
関税がいい例です。
コメは778%、バター360%、こんにゃく2930%です。
もうメチャクチャです。
コメ、バターはJAの利権保護、こんにゃくは歴代総理大臣出身地の群馬県の農家保護のため自由市場が歪められています。
資本主義のエストに忠実に行動した堀江貴文、村上世彰は社会主義的戦時統制経済体制にとって危険視され、弾圧され社会的に葬られました。
アメリカでは彼らは規制勢力と果敢に戦うヒーローだとして称賛されます。
資本主義の命である自由市場の姿はここにありません。
やはりというや突っ込みが鋭いです。
資本主義の来歴に、キリスト教の予定説、仏教の因果律まで言及して、唸ってしまします。
資本主義の自由市場の淘汰は、弱肉強食、優勝劣敗の過酷な進歩の法則が支配しています。
劣った企業を破産させ、劣った労働者を失業させます。
結果、すぐれた企業と労働者が残って社会を発展させ繁栄させます。
いわば破産と失業が資本主義の原動力です。
しかし、この経済原則はそれぞれの国家、歴史、制度のよって必ずしも通用しません。
自由市場は、完全競争市場で、その条件は、財の同質性、需要者供給者の多数、完全公開の情報、参入退出の自由です。
この前提条件として取引は市場でおこなわれるというルールの普遍性に基づく市場の普遍性があります。
これがないのが社会主義国家の統制経済であり、軍事独裁国家であり、日本のような規制だらけの官僚国家です。
所有権絶対の原則も資本主義ルールでは不可欠ですが、これも歴史的には近代資本主義制度が確立されて以来のものです。
日本の官僚国家制度のもとでは、公の所有物を役人は私的に流用しても悪びれない性情が根深く、絶えない構造的汚職の原因です。
資本主義を確立させ強化し、広げた精神的な要因も重要です。
キリスト教プロテスタントによる聖書の近代語翻訳、印刷機の発明、製紙技術の普及によりキリスト教は急速に普及してきます。
その結果生まれたのが、資本主義、近代法、民主主義です。
欧米では、順調に発展した資本主義ですが、中東、アジア、日本では、それらの諸条件は王政など歴史的諸条件により跛行的な歩みでした。
重要な役割の技術進歩、資本蓄積、商業の発達が不十分でした。
日本は明治維新を迎えても旧来の地主制度は残り、大東亜戦争後にやっとアメリカ占領軍の主導の農地開放によって地主小作制度は廃止されました。
ポール・サミュエルソンは、その著作「経済学」で、現代は資本主義と社会主義の特徴をもった混合経済だと言いました。
日本は、これに加えて封建性色の濃い社会主義的戦時統制経済体制の強い「混雑経済体制」だと小室先生は指摘しています。
資源の乏しい時代には有鈎だった護送船団方式は、現代では健全な経済、消費者利益にとって障害です。
関税がいい例です。
コメは778%、バター360%、こんにゃく2930%です。
もうメチャクチャです。
コメ、バターはJAの利権保護、こんにゃくは歴代総理大臣出身地の群馬県の農家保護のため自由市場が歪められています。
資本主義のエストに忠実に行動した堀江貴文、村上世彰は社会主義的戦時統制経済体制にとって危険視され、弾圧され社会的に葬られました。
アメリカでは彼らは規制勢力と果敢に戦うヒーローだとして称賛されます。
資本主義の命である自由市場の姿はここにありません。
2000年12月27日に日本でレビュー済み
教授:「市場の重要な機能を述べよ」
僕 :「失業と倒産」
教授は別の答えが欲しかったみたいですけどね(笑)
僕が中学の終わり初めて手にした経済学の本。
大学で経済学を勉強しても中々身に付けることができない。
経済学的なモノの考え方を身に付けることができる一冊。
中学のときの僕でも読めたくらい理解しやすく書かれているので、
経済学に興味のある どんな方にでもオススメできます。
しかも今読み返しても全然色あせない内容の新鮮さと深さ。
さあ、この本を読んでエコノミストになりませんか?
中学の終わりに この一冊に出会えたことを感謝して
僕 :「失業と倒産」
教授は別の答えが欲しかったみたいですけどね(笑)
僕が中学の終わり初めて手にした経済学の本。
大学で経済学を勉強しても中々身に付けることができない。
経済学的なモノの考え方を身に付けることができる一冊。
中学のときの僕でも読めたくらい理解しやすく書かれているので、
経済学に興味のある どんな方にでもオススメできます。
しかも今読み返しても全然色あせない内容の新鮮さと深さ。
さあ、この本を読んでエコノミストになりませんか?
中学の終わりに この一冊に出会えたことを感謝して
2015年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
価格の割には特に目立った傷みや汚れも少なく、お買い得商品でした。満足しています。