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アリとキリギリスの日本経済入門 単行本 – 2003/12/5

3.6 5つ星のうち3.6 4個の評価

商品の説明

商品説明

おなじみのアリとキリギリスの童話絵本で、日本経済を簡明に説き明かそうとする試みである。ストーリーの舞台は「昆虫村」。会社でコツコツと働くアリ、土地に手を出して失敗するキリギリス、商店や工場を経営するカブトムシ、銀行役のコガネムシ、銀行にお金を貸す「虫王銀行」をとりしきるコガネムシの長老たち…という配役で、バブルの形成と崩壊、貸し渋りと金融危機、ムダな公共投資と財政危機、リストラや就職難といった十数年間をスケッチしている。

複雑にみえる経済も、本書にかかれば明快である。たとえばデフレは、金融危機を起こした昆虫村が「こうしてみると、村じゅう、お金を手離したくない人ばかりです」という状況になり、「だれもがお金を手離したくないので、世の中にお金が出まわりません。こうして知らず知らずのうちに、みんながお金には稀少価値があると信じるようになっていたというわけです」となる。

ほかに、貸し渋る銀行の背景やインフレ目標の議論などのアウトラインも一目瞭然である。世の経済談義についていけないという人には役立つはずだ。また、基本的なお金の流れもわかりやすいので、経済のしくみに疎いという人には参考になるだろう。

ただ、なによりも日本の十数年の経験を瞬時に見渡せるのが便利である。そこで、各分野で失われた信用の大きさや、日本人がもはや将来を担保にできる「アリ」ではいられないことに思いをめぐらせることができそうだ。カラフルな絵が楽しいので、息抜きに眺めるのもいい。(棚上 勉)

内容(「MARC」データベースより)

「今なぜ不況なのか」から「どうすれば景気が回復するか」まで、今の不況がズバリわかる大人のための経済童話。「アリとキリギリス」を題材にとり、オールカラーでわかりやすく解説する。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2003/12/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/12/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 95ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4492394192
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492394199
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 4個の評価

著者について

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土居 丈朗
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どい たけろう

慶應義塾大学経済学部教授。専門は財政学、公共経済学、政治経済学。

1970年生。1993年大阪大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。慶應義塾大学経済学部専任講師、同准教授、カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員などを経て、2009年4月から現職。『地方債改革の経済学』(日本経済新聞出版社、2007年)で第50回日経・経済図書文化賞、第29回サントリー学芸賞を受賞。2008~2009年に読売新聞読書委員。

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上位レビュー、対象国: 日本

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