筆者は、原点に成長のためにはインセンティブが必要。
途上国では汚職がはびこっている。日本でも少なからず政治の汚職はあるから
途上国政府の汚職の度合いは想像以上だと思う。
ドナーは援助金を自分の懐にしまってしまうような政治家の国ではなく、
経済成長、促進するようなインセンティブをもっている国に支援するべき。
あたりかまわず支援しても、多額の援助金は無駄になるだけ。
ここに激しく同意。
この本の前、貧困の終焉という本を読んだが、ドナーからレシピエントにここ30年間
多額のaidが流れたが、一向に世界の貧困はなくならない。
浪費されている。
どうして、世銀やIMFはエリートのエリートがいるのに、先進国からの
ODAを上手くつかいこなせていないのか。
貧しい国では、乏しい公共サービス、初等教育、ハイパーインフレ、高い為替レートの闇市場プレミアム、
汚職政治が当たり前。
これの改善が必要。
日本は単一民族で、言語も一つだから発展しやすい。が、そんな国は珍しく
世界には5000の民族がいるが国は150しかない。
内線、民族浄化につながる。
先進国が植民地時代に勝手に地図上の利便性のみで国を分割してしまったから、
違う民族、文化、宗教、言語の人々が同じ土地に住む事になってしまった。
先進国のエゴのせいではないか
汚職の章は興味深かったが、が、結局汚職をなくす、まぁ減らすには
どうしたらよいのか。
実際タイに行ったときに、警察官にお金を渡しているシーンを見て、衝撃を
受けたが、貧しい国ではお金で解決できる国がたくさんある!!
印象的だったのはパキスタンや、貧しい国は識字率や初等教育レベルが低いが、
これは意図的にその国のエリートが、下層の人々が力を付けて反抗したり、
民主化を防ぐためにわざとそういう政策を選んでいる。
なるほどねぇ〜。
世界の至る国では、そんな独裁が許されているのか。
"多くの貧しい国が豊かになりますよう(p.412)"
解決策は、途上国政府、援助ドナー、国民それぞれが成長のためのインセンティブを
つくり出すことだ(p.410)。
外部からの影響だけでは発展は難しい、
先進国自身が発展したい、発展しようという意思を持つこと
確かに、難しくて読みにくい章もあったが、
開発学の勉強にはいい本だと思う
次は、援助なんかいらないというアフリカ人の本を読む予定。
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エコノミスト 南の貧困と闘う 単行本 – 2003/7/1
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- ISBN-104492443045
- ISBN-13978-4492443040
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2003/7/1
- 言語日本語
- 本の長さ462ページ
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内容(「MARC」データベースより)
なぜ貧困はなくならないのか。援助も投資も教育も人口抑制も、そして債務救済も、貧困から抜け出す万能薬ではない。世銀での実務経験を活かして、一大テーマに取り組んだ魅力的な書。
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2003/7/1)
- 発売日 : 2003/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 462ページ
- ISBN-10 : 4492443045
- ISBN-13 : 978-4492443040
- Amazon 売れ筋ランキング: - 775,350位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2005年3月12日に日本でレビュー済み
開発とは、いかにその人が幸せになるかの第一歩。
訳者の話をかつて聞きましたが、そう力強く語っていました。訳者からこの書籍に辿り着いた一人です。その幸せとは何なのかが難しいのですが・・・。
開発経済学者は、開発の現場で尊敬もされますが、「実体を見ていない」と言われることもあります。でもこの書籍では、援助の現場で、泥臭く失敗し、何かを見い出し、何かもっといいことを!と考えている著者を感じます。援助に携わっている若い方にもぜひ読んでもらいたいです。
開発、っていう言葉ももう古いんでしょうね。
訳者の話をかつて聞きましたが、そう力強く語っていました。訳者からこの書籍に辿り着いた一人です。その幸せとは何なのかが難しいのですが・・・。
開発経済学者は、開発の現場で尊敬もされますが、「実体を見ていない」と言われることもあります。でもこの書籍では、援助の現場で、泥臭く失敗し、何かを見い出し、何かもっといいことを!と考えている著者を感じます。援助に携わっている若い方にもぜひ読んでもらいたいです。
開発、っていう言葉ももう古いんでしょうね。
2022年10月8日に日本でレビュー済み
浅薄・不毛な経済論争とは一線を画した開発経済学の書籍だと思います。
人が持つインセンティブという本質的な要素を中心に置き、
市場経済が持つ効用と限界、またその不確実性を前提とし、
市場経済に大きな影響を及ぼす政治や行政の様々な介入の功罪を深く洞察し、
貧困国の経緯と現状を充分に理解したうえで、問題の整理と解決の方向性を提示しています。
ジェフリー・サックスが「貧困の終焉」で提唱した処方箋が、ともすれば更なるバラ撒きになる懸念を孕んでいるのに対し、
本書はこれまでのバラ撒きの失敗(バラ撒くことの是非ではなく、バラ撒きかたの是非)を踏まえたものであることから、
より実効性が高いものであると思います。
なお、本書の内容は貧困国の救済に限らず、先進国の更なる経済発展への処方としてもかなり役に立つと思います。
2008/3/14読了
人が持つインセンティブという本質的な要素を中心に置き、
市場経済が持つ効用と限界、またその不確実性を前提とし、
市場経済に大きな影響を及ぼす政治や行政の様々な介入の功罪を深く洞察し、
貧困国の経緯と現状を充分に理解したうえで、問題の整理と解決の方向性を提示しています。
ジェフリー・サックスが「貧困の終焉」で提唱した処方箋が、ともすれば更なるバラ撒きになる懸念を孕んでいるのに対し、
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なお、本書の内容は貧困国の救済に限らず、先進国の更なる経済発展への処方としてもかなり役に立つと思います。
2008/3/14読了
2006年4月10日に日本でレビュー済み
なぜ途上国の多くが未だに貧困から抜け出せないのか。開発援助に関心を持つ方であれば、必ずこの疑問を抱くと思います。そして開発援助に精通する識者の著書を多数読んでも、残念ながら納得のいく答えはあまり得られません。しかし、本書は今までに私が多数読んだ援助関係の著書の中で、明らかに際立っています。それは恐らく、著者が経済学に精通し、途上国のあらゆる諸問題に対する経済学的アプローチを欠かさないからでしょう。援助関係の著書には、経済学の基礎理論を無視したものが非常に多い。「経済成長か貧困克服か」という不毛極まりない二元論はその典型でしょう。しかし本書は、経済学の理論と途上国の実態双方に対する深い理解を兼ね備えた元世銀のエコノミストが著していることもあり、従来の書籍にはない貴重な内容を含んでいます。
経済学と聞くと数式が頻繁に出てくる難しい内容を想起しがちですが、本書に記された経済学的アプローチは少しも難しい内容ではなく、経済学の基礎知識を全く持ち合わせていない私でも容易に理解できました。構造調整融資、債務放棄、教育の普及等の従来の処方箋がなぜ間違っているのか、種々のデータと経済学の基礎理論を元に、初心者にも十分理解できるほどの丁寧な説明が為されており、ページの長さが少しも苦になりません。投資やコンドームに対する援助のように、素人の私の目にも完全に破綻していると映る処方箋が、未だに援助で幅を利かせていることが良く理解できます。
「多くの貧しい国が豊かになりますように」。これは著者のみならず、援助に携わる全ての人の願いですが、経済学の基本原理をきちんと踏まえなければ、諸問題や援助の経済的意味を把握できず、この願いを叶えることもできない。仕事であれ、ボランティアであれ、開発援助に関わる全ての人にとって、本書は必読書の部類に入ると思います。
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「多くの貧しい国が豊かになりますように」。これは著者のみならず、援助に携わる全ての人の願いですが、経済学の基本原理をきちんと踏まえなければ、諸問題や援助の経済的意味を把握できず、この願いを叶えることもできない。仕事であれ、ボランティアであれ、開発援助に関わる全ての人にとって、本書は必読書の部類に入ると思います。
2004年4月17日に日本でレビュー済み
十八歳の無知な私でも読みきることができました。
前半は、ドーマーやソローなど開発経済における過去の理論への批判から始まり、中盤はいままで行われてきた様々な政策がいかに失敗し、なぜそれらが成長への決定要因とならなかったかを明らかにしていきます。そして、貧困国ではなぜ将来へ投資するインセンティブが起こりずらいかなど貧困国に起こっている悪循環について言及していきます。後半では途上国政府がしばしば直面する汚職や、高インフレ、闇市場プレミアム、為替レートの固定、インフラへの不投資などの政策がいかに成長へのマイナスのインセンティブを生み出すかを解説します。初心者を置いていくような解説をしないのでまさに途上国開発を考える人の入門書と言えるのではないでしょうか
ただ、他の人のレビューにもあったように、訳が堅い。その分疲れます。
経済をかじった事があるひとや英語に自信のある人は、原著を薦めます。
「The Elusive Quest For Growth」
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