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ヤンセンファーマ 驚異のビジョン経営 単行本(ソフトカバー) – 2008/8/22
関口 康
(著)
- 本の長さ209ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2008/8/22
- ISBN-104492501703
- ISBN-13978-4492501702
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2008/8/22)
- 発売日 : 2008/8/22
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 209ページ
- ISBN-10 : 4492501703
- ISBN-13 : 978-4492501702
- Amazon 売れ筋ランキング: - 944,332位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,286位ビジネス人物伝 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
外資系医薬品メーカーを第一希望として就活中の娘に、買ってあげました。これからの企業の在り方、存在意義、企業で働くことの意義について参考になったと思います。これから社会へ巣立つ方々に推薦します。
2012年1月6日に日本でレビュー済み
『ヤンセンファーマ 驚異のビジョン経営――持続する成長を生み出す科学的マネジメントの「型」とは』(関口康著、東洋経済新報社)は、文字どおり驚異的な本である。ヤンセンファーマが業界平均を大きく上回る急成長を何年も続けていた時、その秘密を知りたいと願った。2006年に売上高を落とした時は、さすがのヤンセンファーマも力尽きたのかと懸念した。このように、同社は私の関心の的であったが、成長を持続させ続けた社長・関口康の手に成る本書の登場によって、長年の疑問がすべて氷解したのである。
関口が唱える「ビジョン経営」とは、「良い会社」の実現のために、良い企業風土を育み、日常業務を通して業務改革を推進し、人が成長していくことで会社も持続的に成長していく経営体制を意味している。自分がどのように成長したいのか、どのように会社に貢献したいのかという思いや志を実現するために、今、自分と自分が働く部署は何をしなければならないのかを不断に考える。その結果として、超一流の「良い会社」、持続的に成長する会社が実現できる、というのが関口の揺るがぬ信念なのだ。これは言うは易く、行うは難しである。10年間に亘り自ら実践し、目を瞠るような業績を上げてきたエヴィデンスの前には、何人(なんぴと)といえども頷かざるを得ないだろう。
この業績をもたらした秘密は、MRの生産性の向上にあった。●既に自社製品を多く処方しているドクターではなく、競合品の処方が多いドクターに集中してディテールすること、●MR全員が統一されたメッセージをドクターに伝えること、●データに基づいたコーチングを上司と部下で徹底的に行うこと(Plan・Do・Seeの社内各層での徹底)――という改革実現が売り上げ倍増に結びついたのである。
関口が唱える「ビジョン経営」とは、「良い会社」の実現のために、良い企業風土を育み、日常業務を通して業務改革を推進し、人が成長していくことで会社も持続的に成長していく経営体制を意味している。自分がどのように成長したいのか、どのように会社に貢献したいのかという思いや志を実現するために、今、自分と自分が働く部署は何をしなければならないのかを不断に考える。その結果として、超一流の「良い会社」、持続的に成長する会社が実現できる、というのが関口の揺るがぬ信念なのだ。これは言うは易く、行うは難しである。10年間に亘り自ら実践し、目を瞠るような業績を上げてきたエヴィデンスの前には、何人(なんぴと)といえども頷かざるを得ないだろう。
この業績をもたらした秘密は、MRの生産性の向上にあった。●既に自社製品を多く処方しているドクターではなく、競合品の処方が多いドクターに集中してディテールすること、●MR全員が統一されたメッセージをドクターに伝えること、●データに基づいたコーチングを上司と部下で徹底的に行うこと(Plan・Do・Seeの社内各層での徹底)――という改革実現が売り上げ倍増に結びついたのである。
2010年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
意地悪なわけではないが、常に勘ぐってしまうのは、経営者が実にうまく経営を成し遂げたのか、たまたまその時期に競争力のある商品が導入され、その好機をうまく活用したのかどちらなのだろうかということである。
売上を倍増させたという関口さんの経営手腕に異を唱える人はいないと思う。しかしながら、貧弱で競争力のない商品を抱える中、奮闘したという本をいずれ探し当てたいものだと思っている。市場の大きさが変わらなければ、大躍進を遂げている企業があるということは、シェアを大幅に失っているという企業もあるということであり、その経営を担うことになったら一体どうするのかということが今もずっと考えていることである。
5年以上の活動内容の総括ということになっており、折角のそれぞれの素晴らしい活動が、なんとなく掘り下げが浅く薄っぺらに感じるという読後感を持ってしまいました。
医療関係の経営の本であれば、 戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫) がおすすめ。明日にでも活かせる知識がいっぱいある。
参考になった個所は以下の通り、
→J&Jのグループ各社は、分権経営の考えに基づき大幅な権限移譲を受け、各々の市場・顧客のニーズに応じて最適かつ独自の事業を行うことが積極的に推進されている。
→コミュニケーションが本当にきっちりできれば、モチベーションを高め人を成長させることができると考えているので、私は全MCメンバーと一対一の面談を年4回行っています。
管理職、経営陣、経営トップこそ、常に双方向のコミュニケーションを意識しいなければ「裸の王様」になりかねません。
相手にとって厳しい話、重要な話は、なるべく一対一でするようにしています。
→組織の中で昇進するためにも、先輩、同僚、後輩との間で良い人間関係を作っておくことが重要です。
まず相手の話をよく聞くことです。相手の立場に立って相手の話を聞くことで、本音を聞くことができます。
→社員の人に権限を委譲し仕事を任せ、リーダーシップを発揮してもらって成果を上げ、一方でコーチングにより成長を促し、組織を強化していくことが必要になるのです。
→改革されたプロセスを実行して成果を挙げていくには、能力のある「人材」が必要です。
改革プロジェクトのロードマップを示し、「なぜ変わらないといけないのか」を繰り返し説明しました。
→まず営業改革を優先させ、社員が成功体験を積み重ね、研究開発部門と営業部門が車の両輪のように機能していかない限り、将来にわたって「具体的成果」を生み出すことはできない
売上を倍増させたという関口さんの経営手腕に異を唱える人はいないと思う。しかしながら、貧弱で競争力のない商品を抱える中、奮闘したという本をいずれ探し当てたいものだと思っている。市場の大きさが変わらなければ、大躍進を遂げている企業があるということは、シェアを大幅に失っているという企業もあるということであり、その経営を担うことになったら一体どうするのかということが今もずっと考えていることである。
5年以上の活動内容の総括ということになっており、折角のそれぞれの素晴らしい活動が、なんとなく掘り下げが浅く薄っぺらに感じるという読後感を持ってしまいました。
医療関係の経営の本であれば、 戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫) がおすすめ。明日にでも活かせる知識がいっぱいある。
参考になった個所は以下の通り、
→J&Jのグループ各社は、分権経営の考えに基づき大幅な権限移譲を受け、各々の市場・顧客のニーズに応じて最適かつ独自の事業を行うことが積極的に推進されている。
→コミュニケーションが本当にきっちりできれば、モチベーションを高め人を成長させることができると考えているので、私は全MCメンバーと一対一の面談を年4回行っています。
管理職、経営陣、経営トップこそ、常に双方向のコミュニケーションを意識しいなければ「裸の王様」になりかねません。
相手にとって厳しい話、重要な話は、なるべく一対一でするようにしています。
→組織の中で昇進するためにも、先輩、同僚、後輩との間で良い人間関係を作っておくことが重要です。
まず相手の話をよく聞くことです。相手の立場に立って相手の話を聞くことで、本音を聞くことができます。
→社員の人に権限を委譲し仕事を任せ、リーダーシップを発揮してもらって成果を上げ、一方でコーチングにより成長を促し、組織を強化していくことが必要になるのです。
→改革されたプロセスを実行して成果を挙げていくには、能力のある「人材」が必要です。
改革プロジェクトのロードマップを示し、「なぜ変わらないといけないのか」を繰り返し説明しました。
→まず営業改革を優先させ、社員が成功体験を積み重ね、研究開発部門と営業部門が車の両輪のように機能していかない限り、将来にわたって「具体的成果」を生み出すことはできない
2008年10月22日に日本でレビュー済み
高校の同級生(女の子)が働いている会社です。
数年前に会った時、すごく生き生きしているので、どんな会社か気になっていました。
読んでびっくり、彼女と一緒に急成長している会社だったのですね。
6年間平均成長年20%、売り上げが3.5倍にもなっているのです。
その成長を率いた社長の経営論が本書です。
「経営は学校で教えることができる」や「営業は科学である」「経営は科学である」などの著者の経験に基づいた経営哲学から本書は始まります。
その後、製薬会社、医療関連会社ならではの専門的な話を挟んで、テーマは普遍的な企業の成長戦略について移っていきます。
ヤンセンファーマの社長、関口氏は今、
「ビジョンを語り、戦略とプロセス、人材を整備し、社員のモチベーションを高め、人を活かして成長軌道に乗せ、目指すべき企業の将来像「良い会社」に最短距離で近づくという当たり前の経営を進化させ浸透させようとしています。」
それを実現するためには「目指すべき会社の将来像、つまりビジョンがはっきりしていて、それに基づく共通の価値観や企業文化が社員の間で共有されていること」が必要なのです。
素晴らしい経営哲学をありがとうございました。
たぶんすごく謙虚な方だと思います。
読みやすいように凝縮して凝縮して書いていただいたと思うのですが、逆に精読してしまい読み応え十二分でした。
「薬を売る」という商売だからこそ標準化できることも多いかもしれませんが、とはいえ著者のカイゼン努力は凄いと思います。普遍的です。
その他、製薬会社ならではの専門分野のビジネスの話もおもしろかったですよ。
数年前に会った時、すごく生き生きしているので、どんな会社か気になっていました。
読んでびっくり、彼女と一緒に急成長している会社だったのですね。
6年間平均成長年20%、売り上げが3.5倍にもなっているのです。
その成長を率いた社長の経営論が本書です。
「経営は学校で教えることができる」や「営業は科学である」「経営は科学である」などの著者の経験に基づいた経営哲学から本書は始まります。
その後、製薬会社、医療関連会社ならではの専門的な話を挟んで、テーマは普遍的な企業の成長戦略について移っていきます。
ヤンセンファーマの社長、関口氏は今、
「ビジョンを語り、戦略とプロセス、人材を整備し、社員のモチベーションを高め、人を活かして成長軌道に乗せ、目指すべき企業の将来像「良い会社」に最短距離で近づくという当たり前の経営を進化させ浸透させようとしています。」
それを実現するためには「目指すべき会社の将来像、つまりビジョンがはっきりしていて、それに基づく共通の価値観や企業文化が社員の間で共有されていること」が必要なのです。
素晴らしい経営哲学をありがとうございました。
たぶんすごく謙虚な方だと思います。
読みやすいように凝縮して凝縮して書いていただいたと思うのですが、逆に精読してしまい読み応え十二分でした。
「薬を売る」という商売だからこそ標準化できることも多いかもしれませんが、とはいえ著者のカイゼン努力は凄いと思います。普遍的です。
その他、製薬会社ならではの専門分野のビジネスの話もおもしろかったですよ。
2009年11月8日に日本でレビュー済み
ヤンセンファーマの社長だった著者が行った経営再建策を書いるのだが、劇的に変化を遂げており、
少し脚色すれば小説にでもなりそうなほどである。
様々な改革の基盤となっているのは、本著のタイトルにもなっている「ビジョン」なのだが、
科学的営業の確立、製品開発フローの標準化など業務改革も行っており、その手腕の凄さを感じ
させられた。
むろん、ビジョンについても社員一人ひとりが当事者となれるよう仕掛けが施されているし、
一度作ったビジョンを聖域とせず常に改めていくという姿勢にも非常に共感できた。
ビジョンや理念を掲げてもなかなか社員に浸透していない企業も少なくないと思うが、そういった
企業の経営者にはぜひ読んでもらいたい一冊である。
少し脚色すれば小説にでもなりそうなほどである。
様々な改革の基盤となっているのは、本著のタイトルにもなっている「ビジョン」なのだが、
科学的営業の確立、製品開発フローの標準化など業務改革も行っており、その手腕の凄さを感じ
させられた。
むろん、ビジョンについても社員一人ひとりが当事者となれるよう仕掛けが施されているし、
一度作ったビジョンを聖域とせず常に改めていくという姿勢にも非常に共感できた。
ビジョンや理念を掲げてもなかなか社員に浸透していない企業も少なくないと思うが、そういった
企業の経営者にはぜひ読んでもらいたい一冊である。
2010年8月8日に日本でレビュー済み
開発から営業までバリュー・チェーンを横断して、経営を科学して事業を伸ばした好事例をまとめた一冊。
本書で扱われている改革内容を大枠で捉えると、以下の三点にまとめられる。
(1) クレドを原点とした企業風土改革とそれを維持する組織づくりを行う
(2) 営業を科学的に管理し戦略的に売上を伸ばしていく
(3) 開発プロセスを標準化し効率的なプロジェクトマネジメントを可能にする
一番面白かったのは、(2)の営業を科学するの章。本書の舞台となっているヤンセンファーマ日本法人が日本市場におけるヤンセンのマーケティング・カンパニーであることに鑑みればこれは自然。営業活動を論理的に因数分解していき、分かりやすい形でそれをモニタリングするツールを生み出し、一つ一つ丁寧に管理・推進していく戦略的な営業は、業界問わず参考になると思う。
(1)の企業風土改革は、その原動力の大半がJ&Jの素晴らしいクレドにあるとの印象を受けた。このクレドのように組織を貫く価値観が分かりやすく明文化されたものがなければ、どのような施策を打っても小手先のものに終わってしまうのだろう。改革プロセスの中で一番心に残ったのは、ビジョン策定段階で社員を徹底的に巻き込んだところ。時間も労力もかかるだろうが、こういう一番基本的なところでのコミュニケーションを疎かにしてはいけないのだと思わされた。
(3)の開発プロセス改革については、プロジェクトマネジメントの改善という表面的なテーマに終わることなく、人材育成まで踏み込んで描かれている点に好印象を抱いたが、内容の深さという点ではいまいち。営業や開発というバリュー・チェーンの一部を切り取っても、常に「戦略」「プロセス」「人材」という三方向から取り組むべきというアプローチはとても勉強になった。
医薬品業界に強い興味を持って手に取る読者(私自身を含む)には、そのバリューチェーンにおいて大変重要な役を担う開発に関する掘り下げ不足に不満を感じるかもしれないが、業界問わず一般的に経営に興味ある人々には面白く読める一冊だろう。
本書で扱われている改革内容を大枠で捉えると、以下の三点にまとめられる。
(1) クレドを原点とした企業風土改革とそれを維持する組織づくりを行う
(2) 営業を科学的に管理し戦略的に売上を伸ばしていく
(3) 開発プロセスを標準化し効率的なプロジェクトマネジメントを可能にする
一番面白かったのは、(2)の営業を科学するの章。本書の舞台となっているヤンセンファーマ日本法人が日本市場におけるヤンセンのマーケティング・カンパニーであることに鑑みればこれは自然。営業活動を論理的に因数分解していき、分かりやすい形でそれをモニタリングするツールを生み出し、一つ一つ丁寧に管理・推進していく戦略的な営業は、業界問わず参考になると思う。
(1)の企業風土改革は、その原動力の大半がJ&Jの素晴らしいクレドにあるとの印象を受けた。このクレドのように組織を貫く価値観が分かりやすく明文化されたものがなければ、どのような施策を打っても小手先のものに終わってしまうのだろう。改革プロセスの中で一番心に残ったのは、ビジョン策定段階で社員を徹底的に巻き込んだところ。時間も労力もかかるだろうが、こういう一番基本的なところでのコミュニケーションを疎かにしてはいけないのだと思わされた。
(3)の開発プロセス改革については、プロジェクトマネジメントの改善という表面的なテーマに終わることなく、人材育成まで踏み込んで描かれている点に好印象を抱いたが、内容の深さという点ではいまいち。営業や開発というバリュー・チェーンの一部を切り取っても、常に「戦略」「プロセス」「人材」という三方向から取り組むべきというアプローチはとても勉強になった。
医薬品業界に強い興味を持って手に取る読者(私自身を含む)には、そのバリューチェーンにおいて大変重要な役を担う開発に関する掘り下げ不足に不満を感じるかもしれないが、業界問わず一般的に経営に興味ある人々には面白く読める一冊だろう。
2008年11月9日に日本でレビュー済み
製薬業界の中で成長を続けるヤンセンファーマ。
その経営と成長の思想がクレドーとビジョン。
J&Jの経営哲学であるクレドー(我が信条)を、ヤンセンの日々の企業活動にあうように落とし込まれたのがビジョンです。
各企業では、このようなビジョン的なものは経営陣だけが作成する場合が多く、一般社員からは現実に即していいない理念として認識される場合が多いです。。一方で、ヤンセンファーマでは、一般社員からの経営陣までの「わいがや」で、ボトムアップされできたものという点が、ビジョンが現場社員から経営陣まで理解され、現実に即した成長につなげる理念になってることが分かります。しかも評価体型までビジョンにそって出来ているという点で、非常に一貫性がありました。経営者やそれに近い立場の方にはより参考になるかもしれません。
文体は、解説書のような本ですので、読みモノとして読んではいけません。
その経営と成長の思想がクレドーとビジョン。
J&Jの経営哲学であるクレドー(我が信条)を、ヤンセンの日々の企業活動にあうように落とし込まれたのがビジョンです。
各企業では、このようなビジョン的なものは経営陣だけが作成する場合が多く、一般社員からは現実に即していいない理念として認識される場合が多いです。。一方で、ヤンセンファーマでは、一般社員からの経営陣までの「わいがや」で、ボトムアップされできたものという点が、ビジョンが現場社員から経営陣まで理解され、現実に即した成長につなげる理念になってることが分かります。しかも評価体型までビジョンにそって出来ているという点で、非常に一貫性がありました。経営者やそれに近い立場の方にはより参考になるかもしれません。
文体は、解説書のような本ですので、読みモノとして読んではいけません。
2012年1月18日に日本でレビュー済み
グループ企業であるJ&Jのクレドをベースに作成された「ビジョン」に基づいた経営によって、8年間で売上高4倍になったと言うヤンセンファーマの足跡が詳細に書かれています。しかしその作成過程の紹介にとどまらず、「人が成長できる会社が成長する会社」と言う言葉に代表されるように、筆者のこれまでの経験に基づくコミュニケーション論やリーダーシップのあり方まで描かれていて、単なる成功ドキュメントや経営指南書とは一味違ったる。クレドについてもっと勉強したくなった一冊です。