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なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか? 単行本 – 2007/8/1

3.8 5つ星のうち3.8 17個の評価

コモディティ化する戦略、疲弊する現場。経営の「青い鳥」はどこにいるのか?戦略主義、現場主義の限界を乗り越え、社内の閉塞を打ち破る「正しい失敗」のすすめ
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商品の説明

著者からのコメント

前の2冊に比べ、本書は少し「あく」そして「独断」の強い内容になっていると思います。またいろいろな方々からフィードバックをいただければよいと考えております。

原稿を書き上げてから最近まで、本書で考えたことと関連する言葉とであいました。いくつかをここにあげさせていただきます。

「マーケティング・コンサルタントや新聞記者が新しい現象をつかまえて論評していることというのは、間違いやウソが多いんです。でも多くの人はそれに惑わされる。特にマーケットの予測なんてほとんど外れてますよ。大体、五分先の株価や為替動向が読めないのに、何で一年後の予測が出来るんだと言いたい。だから私は現象の把握はあくまで事実に基づいて行おうと心掛けています。」(吉野家 安部修仁社長、畑村洋太郎『決定学の法則』より)

「データは過去についてしか存在しない。だから私が最近考えているのは、ケーススタディではもっと未来にも応用できるものの見方やセオリーを教えると同時に、その限界も議論しなくてはならないということだ。」(C.クリステンセン Harvard Business School教授、Academy of Management 2007/8/6)

「二十年以上碁を打ってきて、こんなことに気がつかないなんてどうかしていた。勝つためには自分の打った手を信じきる、ひたすら信じきるしかないんじゃないかと思う。当たり前のことなんだけれど、これが意外にできないといつも感じるんです。それもトップの人たちとやるときには特に。打った手が信じられなくなると、相手の手を信用するようになってしまう。」(依田紀基十段、島朗『純粋なるもの』より)

著者について

テキサス大学サンアントニオ校 アソシエイトプロフェッサー(テニュア取得)

東京大学法学部卒
ダートマス大学エイモス・タックスクール経営学修士(MBA)
テキサスA&M大学経営学博士(Ph.D.)

8年間の戦略コンサルタント(コーポレイトディレクション、プリンシパル)経験をへてアカデミアへ。専門分野はM&Aを含む経営戦略立案・実行とそれに伴う意思決定、意思変更。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2007/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 219ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4492501770
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492501771
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 17個の評価

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5つのうち3.8つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これは売れない本だと思います。

巷に戦略本やMBA本がひしめく中、戦略にクエスチョンマークを提起するこの本は
あまり興味を惹かないでしょう。しかし、いい視点を持っている本であると思います。

著者は、BCGから独立した方が設立したCDIでコンサルタントだった方。
戦略領域のコンサルティングに深く従事した方です。

戦略というもので何でも出来るという考え方を
 ・戦略のコモディティ化
 ・「正しい戦略」という幻想
という2つの指摘で喝破しています。

戦略というものを扱うような仕事をされている方(戦略コンサルタント、企業の
経営企画の方など)と、戦略を扱う仕事を目指されている方(コンサル志望者、
MBAの方)とは戦略というものの重要性の認識が異なるのではないかと思います。

前者の方には、腑に落ちる本だと思いますし、後者には戦略が万能ではないことを
気付ける本になるのではないかと思います。

ただし、この戦略の限界から、後半実際の実践の仕方などが記されているのですが
そこらへんはあまり面白くありませんでした。じゃあ、どうすればいいんだ、という
質問に応えるような内容にはなっていますが、当たり前のことに感じる内容かも
しれません。

序盤の戦略に関する論述は、戦略ということを知っている方には、刺激的に
感じられるのではないかと思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月25日に日本でレビュー済み
正しい戦略やMBAで言われている
戦略が一般化して、差別化要因ではなくなってきているというのが著者の意見だ。

そうすると、差別化要因は、試行錯誤ややってみなければわからないというのが著者の主張。

何事も行き過ぎは反動を生むと感じた。
大企業で戦略思考にかたより過ぎの方にはオススメだ。
2011年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦略なき仕事をしているからうまくいかなかった。
なんて話はよくいわれる。混迷する日本人は戦略という言葉に惑わされているようだ。

著者は「正しい戦略を正しく実行するのが大切」なんてことは蜃気楼だと言い切る。
「戦略の原点」「戦略と実行」と著者の本をいくつか読んだが、この本の内容が最も実践的だと感じた。
もう一つの前提は「すごいイノべーション」なんてことはそう簡単にあるものではないということである。
シュンペーターの「イノベーションとはまったく新しいものではなく、既存のものの新しい組み合わせだ」という趣旨にのっとり、従業員の英知をいかに成果に結びつけるかの具体的な方法が書いてある。
非常に参考になった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年9月11日に日本でレビュー済み
「いかに論理的に正しい戦略でも、成功するとは限らない」
「むしろ論理的に正しいほど、どの企業も採用するため戦略がコモディティ化してしまい差別化できない」
「だから、『やってみなければ分からない戦略』こそ重要」
「そのためには、アイデアを数多く出すことととにかく実行してみることを促す環境づくりが大事」
本書の論旨は、ほとんどこの4行で言い尽くされております。
なるほどまったくその通りだと思いますし、大変共感もできるのですが、「それだけでこの一冊?」という思いが強く残りました。
何よりも他書からの引用があまりにも多く(引用しているのは素晴らしい本ばかりなのですが)、著者が自分の言葉で語りたいことって何なの?と感じてしまいます。(ちなみに、本書を読んで引用されている名著の数々を読んだ気になってはいけません。それぞれにはもっともっと大事なことが書いてあります)
タイトルと装丁、値段から判断して「外さないだろう」と思い手にとったのですが、そのイメージと実際のクオリティとのギャップが大きかったため(私の期待が大き過ぎたのでしょうが)、厳し目の評価とさせていただきました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年9月4日に日本でレビュー済み
前著「戦略の原点」でもそうでしたが、キレイで穏やかな文章でさらっと書かれていましたので、そのせいかついつい読み流してしまい初回読後はいまいち感が残ってしまいました。 しかし、何故か不思議ともう一度読んで見ようか思う本であり、私の持っている経営戦略本のなかでもつい手にとってみたくなるような、そんな感じの本でした。
じっくりと何度か読めば改めて経営戦略を考え直さなければならない点、読者への重要なアドバイスの意味するところが、気付かされ、じんわりと理解できるようになりました。結局のところ本書の内容が最も現実的で実践的であるかもしれません。なかなか良い本です。 ところで著者である清水勝彦氏はどんな方でしょうか。通常、読後に著者を検索し私の想うイメージかどうかウェブで検索して顔写真を見たりしますが、清水勝彦氏に関してはありませんでした。もし読者の方で清水勝彦氏を拝見できるウェブでもあれば是非教えて欲しいです。 
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月25日に日本でレビュー済み
「戦略のコモディティ化」という表現は言いえて妙だと思います。
本書の指摘する通り、3C分析などの戦略策定ツールが一般的になった今日においては、それらの価値が減少しつつあるのは事実だと思います(もちろん同じ分析を行っても人によってはより深い洞察を得られることもあるとは思いますが)。さらに外部環境の変化が激しい状況下にあっては、3C分析における顧客・競合に関する分析には限界があり、よって自社の経営資源(個人と組織)に目を向けて、「試行錯誤」を繰り返すようなプロセスを実行すべきであると指摘されています。
本書はある意味コンサルティング業の限界を指摘している部分もあるかと思いますが、ではなぜ戦略系と言われるコンサルティング会社はいまだに淘汰されることなく活躍し続けているのでしょうか。それは言うまでもなく成果を挙げているからだと思われますが、では現代のような「戦略がコモディティ化した」世の中にあって、コンサルティング会社ができること(成果を挙げていること)は一体何なのでしょうか。疑問は尽きません・・・。
2014年10月4日に日本でレビュー済み
 未来の予測は理論では不可能。だから、「正しい戦略」というのは幻想である。仮に「正しい戦略」があっても
大きく変化する時代の中では、その賞味期限は極めて短い。

 インターネットの普及によって、企業は戦略についての知識を得やすくなっている。多くの企業が同じように
情報を享受できるなら、戦略はコモディティ化していく。コンサルタントを雇う意味も薄れてくる。

 論理も専門家も余り当てにならないのなら、「やってみる」しかない。個人のアィディアを醸成し、ローコストで
実行する環境を企業内につくる。そして、やってみた結果を「測る」こと。ただし、それには、時間とコストが
かかるので、測らないでよいものは測らないようにする。「やってみる」という実験の結果は、「測る」ことで、
自ずと明確になってくる。

 このような本書の論旨には、「正しい戦略」を提示しない限り、先に進むことを許されない組織に長く身を置いた
ものとして、とても納得する。