言わずとしれた、チャンドラー氏の名著です。
上巻では、ビジネスにおいて、小規模的・家族的な組織が主流であった時代から、
どのようにして近代的な大企業が成立していったのかについて記述されています。
個人的に特におもしろかった項目は次の2点。
・企業規模の拡大を促進した要因
・規模の拡大に伴い必要となった組織体系の変化
企業の本格的な大規模化は、鉄道業界を皮切りに発生していますが、
その主要因が規模の経済性ではなかったことなど、いい意味で期待を裏切られます。
ページ数が多いことはもちろんですが、考えさせられる内容が多いため、
読むのにはそれなりの時間が必要だと思います。
さぁ、下巻を読もう・・・・。
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経営者の時代 上―アメリカ産業における近代企業の成立 単行本 – 1979/9/1
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1840-1920年代を中心に、アメリカにおける近代企業の成立・発展の歴史を詳細に研究し、市場の“見えざる手"の機能が経営者の“見える手"に代わられたことを示す。
【目次】
日本語版への序文
感謝の言葉
序論 ザ・ビジブル・ハンド
第一部 生産と流通の伝統的過程
第一章 商業における伝統的企業
第二章 生産部門における伝統的企業
第二部 交通と通信における革命
第三章 鉄道-最初の近代企業(一八五〇年代-一八六〇年代)
第四章 鉄道間の協調と競争(一八七〇年代-一八八〇年代)
第五章 鉄道システムの建設(一八八〇年代-一九〇〇年代)
第六章 インフラストラクチャーの完成
第三部 流通と生産における革命
第七章 大量流通
第八章 大量生産
【目次】
日本語版への序文
感謝の言葉
序論 ザ・ビジブル・ハンド
第一部 生産と流通の伝統的過程
第一章 商業における伝統的企業
第二章 生産部門における伝統的企業
第二部 交通と通信における革命
第三章 鉄道-最初の近代企業(一八五〇年代-一八六〇年代)
第四章 鉄道間の協調と競争(一八七〇年代-一八八〇年代)
第五章 鉄道システムの建設(一八八〇年代-一九〇〇年代)
第六章 インフラストラクチャーの完成
第三部 流通と生産における革命
第七章 大量流通
第八章 大量生産
- ISBN-104492520368
- ISBN-13978-4492520369
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日1979/9/1
- 言語日本語
- 本の長さ493ページ
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登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (1979/9/1)
- 発売日 : 1979/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 493ページ
- ISBN-10 : 4492520368
- ISBN-13 : 978-4492520369
- Amazon 売れ筋ランキング: - 516,374位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 329位企業動向
- - 31,696位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2008年8月2日に日本でレビュー済み
少しタイトルは過激すぎたかもしれませんが…
念のために、これは『Visible hand』の翻訳で上下巻に分かれています。
基本的に良く知られている経営史は下巻のほうかもしれません。
上巻の方は主に伝統的な生産、販売といった経営方法から、大量生産による経営が始まるまでが書かれています。分量も多く、正確に把握できていませんが、大体1790年代から1880年代についてです。なので経営学という視点で読むと上巻からは多くの未知なる知識を得ることができます。
ご存知の方も多いと思われますが、ChandlerはDuPont家の人間であり、アメリカ経営史の中心人物との交流も深かったであろう人物です。
それ故その豊富な一次資料はそんなものどこで手に入れたのか?というぐらい貴重なものばかり。今日では到底真似できない研究であるといえます。
彼以上の経営史の研究家は後にも先にもいないでしょう。それだけでも読む価値はあると思います。
経営の歴史と言う、資料が少ない(企業秘密が多い)ものをこれだけ集めた大作、経営になんらかの形で携わる人だけでなく、アメリカ史に興味があるのなら、是非目を通していただきたい本である。
とは言っても上下巻に分かれている上、どちらも高く、また分量も多い。
故に、アメリカの発展、経営学を学ぶ方には強く薦めるが、それ以外の方は上に書いた頃の歴史に興味がなければ無理はしなくてもいいかもしれない。
しかし、歴史の価値も考えれば、可能であれば是非読んでもらいたい本である。
念のために、これは『Visible hand』の翻訳で上下巻に分かれています。
基本的に良く知られている経営史は下巻のほうかもしれません。
上巻の方は主に伝統的な生産、販売といった経営方法から、大量生産による経営が始まるまでが書かれています。分量も多く、正確に把握できていませんが、大体1790年代から1880年代についてです。なので経営学という視点で読むと上巻からは多くの未知なる知識を得ることができます。
ご存知の方も多いと思われますが、ChandlerはDuPont家の人間であり、アメリカ経営史の中心人物との交流も深かったであろう人物です。
それ故その豊富な一次資料はそんなものどこで手に入れたのか?というぐらい貴重なものばかり。今日では到底真似できない研究であるといえます。
彼以上の経営史の研究家は後にも先にもいないでしょう。それだけでも読む価値はあると思います。
経営の歴史と言う、資料が少ない(企業秘密が多い)ものをこれだけ集めた大作、経営になんらかの形で携わる人だけでなく、アメリカ史に興味があるのなら、是非目を通していただきたい本である。
とは言っても上下巻に分かれている上、どちらも高く、また分量も多い。
故に、アメリカの発展、経営学を学ぶ方には強く薦めるが、それ以外の方は上に書いた頃の歴史に興味がなければ無理はしなくてもいいかもしれない。
しかし、歴史の価値も考えれば、可能であれば是非読んでもらいたい本である。
2004年7月17日に日本でレビュー済み
彼の著書は、経済史として有名であるが、
経済社会学の中にも重要文献として上げられている。
経済学、経営学を勉強する大学生、修士の学生は読むべき本である。
経済社会学の中にも重要文献として上げられている。
経済学、経営学を勉強する大学生、修士の学生は読むべき本である。
2003年12月9日に日本でレビュー済み
チャンドラーのVisible Handの翻訳です。
いかにしてアメリカにおいて大企業がでてきたのかが、
明快な論理によって明らかにされています。
いかにしてアメリカにおいて大企業がでてきたのかが、
明快な論理によって明らかにされています。