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こころのマネジメント: ひとりのメールが職場を変える 単行本 – 1999/9/1
- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日1999/9/1
- ISBN-104492553630
- ISBN-13978-4492553633
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
職場のメンバー一人ひとりが,自ら思いつくままに書いたエッセーを毎週月曜日に電子メールで発信,交換する。そうした「ウィークリー・メッセージ」が,お互いを理解し合い,学び,啓発し合う,新しい企業文化を生み出す。そして,それは「個々が自由に自発的に動いているだけで,自然に全体の秩序が生まれる」という「創発型マネジメント」につながっていく。
現代のビジネス・ピープルにとって電子メールは,なくてはならないツールとなっている。本書では,業務の連絡や仕事の意見交換などといった実務にメールを使うのではなく,各自が思いを交換し合うことで,「ノミニケーション」に代表される従来型のコミュニケーションとは違う,新たな職場のコミュニケーションの創造を提案する。著者は自らの職場での実践を交えながら,日本型ナレッジ・マネジメントへの試みともいえる「ウィークリー・メッセージ」の効用を説く。 (ブックレビュー社)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (1999/9/1)
- 発売日 : 1999/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 219ページ
- ISBN-10 : 4492553630
- ISBN-13 : 978-4492553633
- カスタマーレビュー:
著者について
多摩大学大学院名誉教授。田坂塾 塾長。2005年米国Japan SocietyよりUS-Japan Innovatorsに選ばれる。2008年世界経済フォーラム(ダボス会議)Global Agenda Councilメンバーに就任。2010年世界賢人会議・ブダペストクラブ日本代表に就任。2011年東日本大震災に伴い、内閣官房参与に就任。シンクタンク・ソフィアバンク・President。詩人。思想家。著書は、国内外で、100冊余。
◇公式サイトhttp://hiroshitasaka.jp/
◇田坂塾 http://hiroshitasaka.jp/tasakajuku/
◇田坂広志チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCuM5UFGWYmH_mh79V2yh_pw
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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良書です。
言いたいことは一点のみでそれを本にしたので少しくどい気がしますが、裏を返せばその重要性がよく理解できたといえます。
でも、内容的には相変わらず心に効いてきます。同じ職場をともにするメンバーで、公私に関わらずメール交換を行い、相互理解、一体感を醸成しようという考えは、性善説的なマネジメントであり、この手法がうまくいく職場は、センセイが誇るように(もちろん嫌味でなく)、素晴らしい職場なのだと思います。
ところで、いまの私の職場ではいきなりこれは無理です…言い出す人が田坂センセイのような素晴らしい人物でないと無用な反感を買うような気もしますが…。昔だったら盲目的にまねしていたように思いますが、10年経って私自身がピュアな感覚を失ってしまったのかも。その意味でも、同じテイストの著作を世に問い続ける田坂センセイの感性を尊敬いたします。
しかし、本書の場合は結びつく相手は、比較的近く、課や部レベルを想定している。そのなかで、おのおのが日々思うことを必ずメールで全員に送信することによって、次第に職場の雰囲気が変わり、コミュニケーションのレベルが深くなる効能を述べている。
ただし、忙しいとこのようなメールを書くこと、読むことを面倒がる人が多いのは事実だ。まずは上司からひたすら発信することにより、次第に和が広がることを希求している。自分でも同世代以下に実践したことはあるが、長続きしなかった。実践はなかなか難しいものだ。
本書はSNSが登場する前に執筆されているので、著者がSNSについてどう思うか聞いてみたい。
著者が「深い縁あって同じ職場に集まった仲間のことをもう少しだけ深く知りたい」という思いからはじめたウィークリー・メッセージという手段によって、相手を知る、相互理解するという管理職の役割として不可欠な効果を生み出していくプロセスが惜しみなく語られています。また、わかっているようでわかっていない部下との、そして職場内の「こころの生態系」を感じ取るのに優れた手段であることも、実体験から伝わってくるものがありました。
職場に停滞感を感じている管理職、部下とのコミュニケーションに手詰まり感を抱えてしまっている管理職には、目から鱗の多くの示唆を提供してくれます。
私の尊敬する著者の一人です。
多くの戦略論の著書に触れてきました。
どの書も突き詰めた理論の中に「暖かさ」を感じていました。
こころのマネジメントとは、「職場のメンバーの職業人としての成長と、人間としての成長を支持することだ」
と定義しています。
週に一度、同じ職場の仲間とメーリングリストでエッセイを交換しあうことで「こころ」を理解しあう事が可能になる。
ウイークリーメッセージを名づけられたこのメーリングリストは月曜日の朝、職場の数十人のメンバーから届いているそうです。
これならすぐに自分の会社でも出来そうですね。
ただし、三つのルールを守る必要がありますけどね。
第一はプライベートな事でも自由に書いてよい。
第二は他のメンバーに対する誹謗、中傷、冷笑はしない。
第三は交換したメッセージを決して職場以外のメンバーに伝えない。
すぐにでもはじめてみたいですね。
わっていわゆるノミニケーションが通用しないなど、従業員の気質が若手を中心に昔とは変わった今、職場内のコミュニケーションの新たなツールとして職場内メーリングリストが存在する。直截的な効用を求めずに始めた方がうまくいくが、うまくいき出すと職場の生産性も上がる、とそんなお話である。
新しい試みとしてウィークリーメッセージがある、ということに新鮮さを感じる反面、本のボリュームに比して内容は少ないので、お得感や読み応えの面ではやや不満足を感じた。内容としても、私にとっては「ああそういうのがあるんだ。面白そうね。やってみてもいいかな」といった程度でした。
組織づくりのお手伝いを仕事としています。
この本は、経営者・リーダー・マネジャー・人材教育担当者・組織変革に関わる方、
そして人のこころを大切に思い 尚かつ その関わり方に悩んでいる方々にお奨めしたい
本です。また、チームの力がうまく活かされていないという職場では、この本について
分かち合うことにより「お互いに理解し合う心」をはぐくむことができるでしょう。
読み始めの頃は「本当にそんなウマい話があるのか・・・」と半信半疑でした。
本当に続けられるのか?
全員が人のエッセイに興味を持ち、見続けることができるのか?
書くことが苦手な人のモチベーションを上げられるのか?
が、読み進めるにつれて『これはやってみよう!』という気持ちが湧き出てきました。
しかも、たった週に一回、一通のメールをみんなが送るだけで!!!!
よくよく考えてみると、今までの生きてきている経験の中で少なからずとも、ウィー
クリー・メッセージと同じような事はしてきているのです。(例えば、私の場合は日報
や週報など)
しかし、これだけでは「お互いに理解し合う」ことは実際には難しいことです。
この問題を解決するためのエッセンスが”ウィークリー・メッセージ”という仕組みの中
に詰め込まれていると感じました。
チームや組織を変えるとき、ついつい大上段に構えてしまいがちです。しかし、スタ
ートはちょっとしたキッカケさえあれば、あとは継続するのみだと思います。実は、そ
のスタート時点で「何をしたら良いのか・・・」というのが、一番の問題となります。
もし悩んでいてなかなか前に進めないようでしたら、”ウィークリー・メッセージ”から
ためしてみるのも良いと思います。
最後に私が、この本を通して共感したことです。
『人は自分が見えている部分だけで評価してしまうが、実はその人自身の“らしさ”は
見えない部分に隠されている。それを見つける方法がエッセイ(その人の「もの語り」)を
聞くことである。』